2009年11月30日

四川省、楽山大仏、峨眉山、蜀の桟道の旅−01

上海、楊州飯店に全員集合
さて、今回の旅は地震の後の成都に向かう旅だ。果たして十分に復旧しているの
だろうか。
成都を起点に、楽山大仏、峨眉山を1日で回る。
2日目は、正反対の広元という処に行き、蜀の桟道の名残があると言う、剣門関、
千佛崖、明月峡を目指すのだ。
どちらも往復数百キロのすさまじいともいえる旅だが、まあなんとかなるだろう。
それで、一応上海に殆どの人が集合と言う事で、皆で昼飯を食う事にした。
「楊州飯店」は有名なレストランだ。場所もいいし、高級といえる店だから、
中国になじみが少ない人にも違和感がないだろう。
「何時集合?」、「2時になりそうやなあ」、「2時やと、店がしまるんとちゃう?」
「2時までに入ったら大丈夫やで」、「ほんなら先にいっとくわ」
で、1時半頃行くからと予約の電話を入れた。「その時間やったら予約いりません」
ということなので安心して行ったら、席がない。やっと禁煙席に1テーブル空きが
あって、無事座れた。やはり、2時までに注文を終えて、勘定も終えていれば
遅くなっても大丈夫という事だ。
全部で7人集合で、今は3人だが、チャッチャと皆の分を注文しないといけない。
ここは楊州チャーハンで有名な楊州料理の店だ。薄味で比較的あっさりした
穏やかな料理を食わせるだろう。
楊州というのは上海から新幹線で2時間くらいの街で、長江交通の要所だ。
昔からの都会なので味も洗練されていて、蘇州を中心とした江蘇料理の一種だと
思われる。
私は、辛ーいへんてこな料理じゃないと意欲がわかないので、注文は友人にお願い
した。
人数が多いので沢山必要だ。
大人数の時は沢山の種類の料理の味を試せるので楽しい。
次々の料理が運ばれてくるがどれもおいしい。
しかし、上品な店なので一品一品が少ない目だ。それで結局かなりたくさん
頼んでしまうことになった。

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2時過ぎにやっと全員集合。
乾杯!
お腹が大きくなったら、頑張って旅に出よう。

「楊州飯店」
楊州料理
上海市福建中路345号
電話 63225266
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2009年11月29日

桜の紅葉も風情がある

だんだん紅葉が綺麗になってきた。
最近は、奈良に行ったり、京都に行ったりする機会が多いので、紅葉の名所に
までは行かないまでも、それなりに美しい紅葉を見る事が多い。
それで気がついたのだが、紅葉といってもいろいろある。
もみじやかえで、いちょうなど紅くなったり、黄色になったりその中間だったり
いろいろな紅葉の花があるが、良く見ると、桜の花も色が変わっている。
真っ赤にはならないが、それに近い色になるものもあるし、もっと微妙な
面白い色になっているものもある。
桜の紅葉も味があるではないかと思った次第だ。
桜の花は華やかで明るく楽しむというイメージがあるが、夜桜はどこか恐ろしい。
桜の下には死体が埋もれているという話もある。
それなら紅葉はどうだろう。
紅葉には鬼女がつきもののようだ。
謡曲に「紅葉狩り」という段がある。
昔、平維茂と言う人が、山奥に紅葉の興趣を求めて分け入ったら、不思議な事に
そんな山奥に紅葉狩りの宴をしている女がいる。
どこのどなたと聞いても答えない。
それで、なんとなく一緒に興を過ごしていたら・・
・・・・・
あら浅ましや我ながら、無明の酒の酔い心、まどろむ隙もなき内に、あらたなりける
夢の告げと、
驚く枕に雷火みだれ、天地もひびき風、遠近の、たづきも知らぬ山中に、
覚束なしや恐ろしや、
不思議や今までありつる女、とりどり化生の姿を現し、或いは巌に火焔を放ち、
又は虚空に焔を降らし、咸陽宮の烟の中に、7尺の屏風の上に猶、あまりて其のたけ
1丈の鬼神の、角はかほく眼は日月、面を向くべきやうぞなき・・・・
なんと鬼に化けてせまってきたのだ。
維茂少しもさわがず・・・とっておさえたそうだ。
美しいモノには魔物が潜んでいるということですね。
みなさん気をつけましょう。

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2009年11月28日

京都、青蓮院、青不動を見に行く

この秋はあちこちの寺院で御開帳が多い。毎年なのかもしれないが、いつもは行けないので
気にしていなかったのが、今は行ける事がおおいのでチェックすることも多くなったのだろう。
すると、京都の青蓮院で青不動の御開帳があるという。
三大不動というのがあって、赤不動は高野山にあるという。絶対に行って見た事があるはず
だが、いろんな記憶のなかに溶け混じっているので、それだけ取りだして思い出すことが
できない。
黄不動は滋賀の三井寺にあるそうだ。ここも行った事はあるので見ているはずだが記憶にない。
しかし、普通は絶対に公開しない秘仏をこの度特別に公開するという。
折角の機会だから、この青不動を見てみようと思った。
場所も三条の駅からそれほど遠くない。
ちょっとした坂を上がると門がある。
人は多いが行列ができているという程ではない。
チケットを買う。1000円だ。普段を500円だが特別拝観だから1000円。
500円は願い事を書いてお不動さんにお願いする代金になるという意味もあるそうだ。
折角の御開帳ということで、しつらえられた巡路に従って歩く。それなりに展示はされているが
入場料程のことはない。
すぐに青不動にたどりつく。
まずお札を供えなくては。
何て書いたかは内緒です。
実は赤も黄も青不動も全部画に書かれた不動明王だ。
信仰の対象としての価値はすごいものだろうけど、画として見たかいがあったかどうかは
又別物だ。
院の案内にも、見物に来るのではなくて、拝みに来ていただきたいとある。
信仰心をもたずに行ってはいけないのだ。
それなら、まあ、庭を見て帰るか。
簡素な庭にも、紅葉が訪れていて、風情がある。
ゆっくりお喋りしながら回っているいる人達の間をすり抜けすり抜けして、手っ取り早く
秋を感じさせていただいた。

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2009年11月27日

酒屋の看板

先日、人気の店で飯を食うために並んでいて、ふと見上げたら酒屋の看板があった。
良く見ると隣が酒屋だったのだ。

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酒の小売販売の認可制度がゆるくなったので酒を売る店が増えた。
スーパーやコンビニでも売っている。
その分、昔からの酒屋が減ったように気がする。生き残るには厳しい時代なのだ。
ずいぶん昔は酒は量り売りだった。徳利を持って酒を買いに行くという話が
時々出てくる。
しかし、酒屋で看板を見ることは殆どなくなった。昔は酒屋といわず、いろいろな店が
看板をあげていたもので、その名残をときたま見かけることがある。

堺のこの看板の店も、昔の名所案内に出てくる位だから、そういう時代からあるのだろう。
新泉、アサヒビール、金露とある。アサヒビールだけが今も残っているが、金露というのも
つぶれたそうだし、新泉といえば堺の地酒だったそうだが、もう今はない。
こういうのがあったら飲んでみたいものだ。

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前に犬山に行った時は、古い造り酒屋が残っていて、味のある看板を出していた。

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私の田舎の地酒、「黒ウシ」も昔からの造り酒屋、「名手酒造」が出しているものだ。
こんど帰ったらどんな看板を出しているのか見てみよう。

中国では、こういう看板を出しているのは殆ど見た事がない。
老舗では「老字号」の称号と店名の金属板が貼ってあるところがあるが、他は、扁額だったり
対聯でかざったりしているかもしれないが、それは殆ど飲み屋だろう。
酒販売店の老字号ってあまり見ない気がするなあ。
むしろ、田舎の村に酒屋があって、その印に酒旗があがっているというのが、むかしからの
おきまりだ。昔だから、酒屋件一杯飲み屋だったのだろう。
詩にも画にもよく出てくる。
例えば、
杜牧の有名な江南春絶句
千里鶯啼拷f紅,
水村山郭酒旗風。
南朝四百八十寺,
多少樓臺烟雨中。
春の小雨に煙る郊外の村里の緑滴る中に、はためく酒旗が目に浮かぶようだ。

こんな詩もある。 
韋莊という人の題酒家
酒拷ヤ紅客愛詩,
落花春岸酒家旗。
尋思避世爲逋客,
不醉長醒也是癡。
酒は緑、花は紅、客は詩を愛す
自分だけ酔わずにしらっとしてるわけにはいかんじゃないですかと言う事かな?

毎週金曜は酒や茶に関する話です
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2009年11月26日

チャールス・ミンガス、「直立猿人」

録音は1956年1月30日とある。今から50年以上前だ。
そのころは、ジャズがいろいろな方向に形作られていく、そういう黎明の時代だったの
かもしれない。次々と新しいスタイルが模索され、生まれて行った時代だったように
思える。
そういう創造の喜びというのか、雄たけびというのか、瑞々しい力が漲っているような
感じがする。
その名も「直立猿人」
第1楽章 進化
第2楽章 優越感
第3楽章 衰退
第4楽章 滅亡
それなりの規則があるようで、実はフリーだ。
しかしフリーのようで整合がある。
いろんな楽器が適当に唸っているようでいて、それでも壊れてしまわない。
ミンガスのベースが力強く魂に響いてくるかのようだ。
ジャズの世界でこういう熱い時代というのはもうなくなってしまったのだろうか?
新しいジャズの世界を一度さぐってみないといけないなあ。
このレコード、どの曲も出来が良い。
元気をもらえる曲達だ。
1. 直立猿人
2. 霧深き日
3. ジャッキーの肖像
4. ラヴ・チャント
あんまり昔はよかったって言葉を使いたくないが、ジャズの世界は絶対、昔が
よかった。

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毎週木曜は、映画、音楽、書画に関する話です。
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2009年11月25日

京都、洋食の店、「グリル小宝」

岡崎公園はすでに紅葉が美しい。寒くもない秋の日にはこういう散歩が心地よい。
「確か、この辺りやったけど」と歩いていると、まず行列が目についた。
麺屋が集まっているあたりだ。有名なうどん屋、蕎麦屋があって、どの店にも
行列だ。ちゃっちゃと通りすぎて更にしばらく北に向かうと、
「ええー、ここも行列かいな」、数人並んでいる。
一瞬、「やめとこか」と思ったが、今は時間がある身だ。「ちょっとぐらいならええか」
と並んでみた。
並んでいる間にメニューを持ってきて注文を聞いてくれる。
聞いていると、「ここはオムライスがおいしいんで有名やそうやで」、
「私はそれにするわ」、「エビチャーハンもおいしそうや」などと囁きあっている。
「ふむ、ふむ、じゃあ私はオムライスにしよう」と心で決めた。
しばらく待っていると、「お一人さんなら、大テーブルで相席でもいいですか?」と
聞いてくれる。「しめしめ、これを待ってたんや」
「全然問題ないですよ」と中に入る。ラッキーだ。
店は明るくて清潔だ。店員の態度も丁寧だ。「これはB級というよりは、ちゃんとした
レストランやなあ」と思ってたら、ウエイターが水を持ってきてくれた。
他の人には水のお代わりを入れている。「おっ」と思ったら、中国の茶芸のように、
水さしを高々と持ち上げて、下に構えたグラスにかっこよく?注ぎ込んでいる。
「このへんはB級やなあ」とにんまりした。
客の半分以上は900円のオムライスを食べている。400円アップの大盛りの人もいる。
ランチは1800円。オムライス以外はかなり高めやね。
確かにおいしい。卵のじゅるじゅる具合もなかなかやし、ソースもうまい。
それで、出入り橋の「インペリアル」を思い出した。
あっちの方がうまいかもしれない。又行ってみよう。
ソースはオムライスと食べてる時はよかったが、最後に更に残った部分をちょっと
味見したらちょっと?が
他のも食べないと何とも言えないかもしれない。
なかなかいい昼ごはんだった。

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「グリル小宝」
洋食
京都市左京区岡崎北御所町46
075-771-5893
営業時間 11:30〜22:00
定休日 火曜・第4水曜・12/31〜1/3

毎週水曜は食べ物に関する話です。
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2009年11月24日

最近夢中で読んだ本の話、司馬遼太郎、入江泰吉、関信子

司馬遼太郎、「人間の集団について」・ベトナムから考える
ベトナムの人達、特に若者たちで、日本に関心を持っている人は非常に多いと思う。
更に日本と又は日本に来てビジネスをしたい、ビジネスをもっと盛り上げたいと
考えている人も非常に多いと思う。
しかし、残念ながら今、日本の経済は沈滞ぎみなのでそういう人達も頑張るが
空振りに終わっているという事も多くなっている。そういう友人達もいるので
少し残念だ。彼らを見ていると、ちょうど日本の高度成長期になりかけの頃に
よくにていて、若者たちの高揚や意欲が昔のわがことのように思えて応援したく
なるのだ。
この本は、そういう近代ベトナムが始まる直前のサイゴン訪問時に書かれた
本だ。南北に分かれて、東西陣営から溢れる程の武器弾薬をもたされて、
戦争をし続けざるを得なかった哀しい時代をよくとらえている。
ベトナムの人たちの心やさしい人間性はその頃も今も変わっていない。
しかし、戦争が終わって明らかに変わってしまったものがある。良い事も沢山
あるだろうし、もしかしたら失ってしまった大事なものもあるかもしれない。
そういう事をもう一度考えさせてくれる本だった。
勿論、我々の越し方行く末もだけどね。

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入江泰吉、関信子、「仏像のみかた」
中国を旅していると、仏像に出会う事が多い。
日本でも、特に今の季節、どう巡り合わせたのか、特別展示とかがあちことで
あって、普段見れない仏像を拝見する機会がたくさんあるようだ。
それで思ったのだが、漫然と仏像をああそうですかと見てきてしまったが、
実はどういう仏がどういう衣服の着方をしているとか、どういう座り方を
しているとか、どういう印の組み方をしているとかは決まりがあるそうだ。
勿論仏像と仏像の配置の仕方もちゃんとした規則がある。
経典を知り尽くせばおのずとわかるのだろうが、そうまでしなくても
イコノグラフィという形で分類整理されているので、それを知れば、逆に
この目の前の仏像は何と言う菩薩なのか如来なのかがわかるという事なのだ。
わかればどうだという程のことではないが、何故こんな姿でいるのか
何を意味しているのか分かってみると又、味わいも深くなるかもしれない。
そういう本だ。

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毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。
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2009年11月23日

花井山泉の陶板画

水墨画を練習しているが、画題としては山水を描く事が多い。
たまには花鳥なども描きたいと思う事もあるが、中々機会がない。
山水の場合はまず輪郭だ。輪郭を味のある線できちんと描くのが大事だと言われる。
それから、主要な体で言えば骨になる線だ。これも丁寧に味良く描く必要がある。
そして細部を仕上げていく。
多分、花鳥も要領は同じなんだろう。
そういう事を考えていたら、焼き物の絵付けの事を思いついた。
焼き物はいろいろな花や鳥が美しく絵付けされている。
どんな風に画を描いているのかが気になるところだ。
ずっと以前に景徳鎮に行った時は、小学生くらいの子供たちが集まって学校の
ように皆で絵付けの画描きを一生懸命練習していた。技術を残すために小さい頃から
練習するのだそうだ。それに絵付け師と焼師(と言うのかどうか知らないが)は分業
になっていて、絵付け師の方が格が上だと言う。
店を持っているのは絵付け師で、素焼きの焼き物に絵付けをして、再度本焼きするが
その焼くのは皆下請けにだすのだそうだ。
ハンガリーの高級磁器、ヘレンドに行った時は、絵付け師は印刷した下地に色をつけて
いた。純粋な手描きとは言えないのでちょっとがっかりした。
前に、中国映画、「たまゆらの女」の中で素敵な女性の磁器の絵付け師が出てきて、
雲南の建水という処で焼き物を焼いていた。そして、毎週、汽車に乗って重慶の恋人
の詩人に会いに行くという映画だったので、この春、雲南に行ったときにその建水の
街を訪ねてみた。しかし、実際は汽車も通っていないようなところで、磁器なんか
全く作られていなかった。それでも紫沙壺のような陶器では有名なところらしく、
まんざら全くのでたらめでもなさそうだったので、陶器の工場に行ってみたら、
美術の画集の花鳥図を見ながら下絵を描いていた。他の行程ではその下絵に色を付けて
いくのだ。こんな辺鄙なところで焼くものがすべて手描きというのに感心した。
その後、有田の陶器市に行った。最近は鍋島を気に入って安いものだが時々買っている。
今までは、花入れや碗や皿など、よくある陶磁器のものを買っていたが、
形もいいが、描かれた花鳥の美しさもいいものなので、今回は陶板の画を買ってみた。
こういうのはどうなんだろう。いくらなんでも下絵を印刷ということはないだろう。
なかなか優美な筆遣いだ。こういうのをどういう筆の運びで描いているのか見てみたい
ものだ。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。
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2009年11月22日

奈良、興福寺、阿修羅像を見に行く

正倉院展や唐招提寺を見るために奈良に行った後、友人から電話がかかってきた。
「あんなあ、今奈良の興福寺で阿修羅像の特別公開をやってるやろ。次は何時見れるか
わからへん言うぞ。見にいかへんか?実はなあ、一回行ってみたんや。そしてたら
2時間半待ちやった。そんなん待ってられへんしで、他の見て帰ってきたんや。
友達と一緒やったら暇つぶししながら待てると思たんや」
「ええよ、行こか」
ちょうど興味があったところなのでよかった。
しかし、奈良が続くなあ。
当日は、朝から雨だ。昨晩から近畿は大雨の予報がでていて洪水のニュースもある。
「もしかしたら、これで出足が鈍って空いてるで」
「ラッキーやなあ」
と言いつつ並ぶと、約30分で中に入れた。
入れたものの、満員は満員。正倉院以上だ。ゆっくりは見られない。ちびちびちと
列の進むがままに付いて歩き、そのペースで見るのだ。一応側面からも正面からも
また、目の前でも見れるようにぐるぐると迂回しながら巡回路を作ってある。
しかし、良く見ていると高速道路もあるのだ。
人の肩越しに後ろから見るのでもよければ後列を通ればいいということだ。
それならチャッチャといける。
「これでええやん」と思い。早い順路で回ることにした。
今回は仮金堂で総合展示ということで、釈迦三尊を始め四天王、十大弟子、八部衆の
国宝、重文が一堂に展示されている。確かに一見の価値はある。
ここの仏達を見ていて感じたのは、本尊以外はどれも哀しい顔をしている。
そして不安定だ。どっしり立っているというよりは、動きかけて途中で止まったような
形をしていて、直ぐにも動きだしそうだ。そしてお顔は厳しく哀しい。
興福寺のもう一つのお堂、北円堂の仏達がどっしりと座ったり、傲然と立っているのと
えらい違いなのだ。
特に阿修羅は戦いの神というよりは、少年のようなほっそりとした姿で、ここの
ダイナミックで緊張感があってしかも物悲しい空間の中心を造っているかのようだ。
外へ出たら、もう雨は殆ど上がっていた。
うまく時間を使えたから、映画にでも行こう。

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2009年11月21日

唐招提寺へ

前に唐招提寺に来た時は修復中だった。巨大な鴟尾も下に下ろされ目の前で見学する
事ができた。
其の時はベトナムの友人を案内して行ったのだった。
慣れない英語で、中国から請来した鑑真和上の話をするのは結構難しかった。特に
ベトナム人に中国の話をするのは気を使う場合がある。彼らの歴史の中で中国に
侵略されて酷い目にあった過去もあるからだ。日本に好意をもって日本の文化を
楽しみにきているのに中国の話をするのは違和感がある。
でも、古代に日本の話を説明しようとしたら、朝鮮半島や中国を抜きにしては語れない。
実はその関係はベトナムと中国も同じなのだ。
それで適当に喋りながら歩いていたら、すれちがったおばさん達の団体の人に
「あんた日本語うまいねえ、どこの国の人?台湾?」とか聞かれて、
「いや、日本人ですよ。こちらはベトナム人」と答えながらも、
「日本人には見えへんようになったか」とちょっと変に嬉しかったりもした記憶がある。
其の時は、薬師寺は修復が完了していて美しい塔が見れてよかったが、唐招提寺は
全てが囲いの中だったので、完了したら又来ようと思っていた。
その後、中国の揚州に旅行に行く機会があったが、鑑真和上ゆかりの大明寺のそば
まで行きながら時間がなくて参詣することができなかったのは残念だった。
さて、それで最近テレビを見ていたら、唐招提寺の修復が完了して落慶法要があった
事を報道していた。
それなら行ってみないといけない。
古都の秋はいろいろな催しで賑わっている。
正倉院展や興福寺の阿修羅の展示は長時間並ばないといけない。
そのせいか、こちらは全く空いている。
門を入ると、正面に金堂だ。あの鴟尾も屋根の上の乗ってしまうと小さなものだ。
できるだけ東寺の木材を使って修復されたという話なので、全体に派手さはなくて
しっとりと落ち着いている。
中国でいろいろな歴史建造物が修復されて現代に蘇っているが、できたらこういう
方法を採用して欲しいものだ。
奈良の秋が似合う寺に蘇ったと思う。

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2009年11月20日

中国酒とは

中国に良く言って、酒を飲んでよっぱらって、「白酒はええわ」といい加減な事を
叫んでいるが、実は白酒については殆ど何もしらないというのがよくわかった。
「高粱などを蒸留した酒で、度数がとても強くて、ちょっと癖があるが、なれると
病みつきになる」という程度だ。
あとは土地土地によってそれぞれ微妙な特色があるぐらいだろうと思っていた。
しかし、実際はとても奥が深そうだ。
花井四郎と言う人の、「黄土に生まれた酒」という本に実に詳しく解説されている。
味と香りで分けると、大きくは次の4つに分類されるようだ。
清香型 上品な香りが主体、味は雑味がなくまろやか
 今のところ一番気に入っている北京の、「二鍋頭」はこれに当たるらしい。
 瓶にそう書いてある。確かにこういう感じであるが、度数56度というパンチも
 又すごい。
醤香型 上品で細やかだが強い醤香、豊潤でふっくらした味
 中国の国家酒と位置付けられている「茅台酒」がこれに当たるという。
 確かに宴会などで飲んだ事があって、美味しいという記憶はあるが
 その後記憶をなくすような飲み方ばかりなので、じっくり味わった事がない。
 やはり一度貴州に行かないといけない。
濃香型 濃厚な老窖香、しなやかでさわやかな甘み
 これは天府の国といわれる四川省の酒が代表だそうだ。
 「五粮液」は何度か飲んだ事があるが、茅台酒と同じで記憶がない。
 「老窖特曲」というのも美味しそうだ。
 水と、気候と醸造法で昔から四川に良い酒ができるのだそうだ。
 今度、四川に行くから是非共、手に入れたいと思っている。
米香型 密香がさっぱりしている、穏やかな甘い味
 おいしかった東北の酒、「道光二五」などはこれにあたるのかな?
 よくわからない。
この本の中に酒の名地、四川省瀘州を謳った詩があった。

張問陶
城下の人家 水上の城
酒楼紅き処 一江明らかなり
杯を啣んで却って愛す瀘州の好きを
十指の寒香 客に給するの橙

四川の酒が楽しみだ。

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毎週金曜は酒や茶に関する話です。
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2009年11月19日

映画、「パイレーツ・ロック」

実に楽しい映画だった。久しぶりに感動した。
60年代、ブリティッシュロックが最盛期の頃の話だ。
イギリスBBC放送では、ロックが1日数十分に制限されていたのに対抗して、
公海上に船を浮かべ、そこから海賊放送をする人たちがいた。
24時間のディスクジョッキー番組だ。
何人もが入れ替わり立ち替わり一日中お喋りパフォーマンスをやるのだ。
実にかっこいい。
それをけしからんと取り締まろうとするお上との戦いの物語だ。
昔のロックが次から次への山のように出てくる。
しかも、なみだあり笑いあり、愛あり、怒りあり、お色気もありの痛快
大活劇でもある。それぞれのシーンで実にぴったりの歌が流れるのだ。
おもわず一緒に歌いたくなる。
そんな楽しい番組を家で寝ながら、街で酒を飲みながら、仕事しながら、恋人と
語らいながら、いろんなところでプラスチックラジオから音楽が流れてくる。
懐かしい形だ。あんなので音楽を聴くって実はかっこいいなあ。
プラスチックラジオといえば、
「わしは日本で初めてプラスチックラジオを設計したんや」という人の部下で
仕事をしたことがある。
いつまでも少年の夢をすてないでまっしぐらに進もうとする人だった。
現実の場でそんな事がつづけられるはずもなく、いろんな軋轢を引き起こして
しまった。今となっては懐かしい思い出だ。
ロック万歳。
ロック野郎達の運命は如何に。
こんなにロックに浸れるのはいいなあ。

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毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。
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2009年11月18日

京橋、てっちゃん鍋、「富鶴」

「ベトナムの人と食事をするんやけど、どこがええやろ」
「ベトナム人は焼肉みたいなのが好きやで、焼肉屋にしたら」
と言う事で京橋の焼肉屋にした。京橋とは言っても繁華街とはかなり離れた裏通りだ。
こんなとこにあるとは思えないようなところにぽつんとある。
「何にしましょう」
「ここはてっちゃん鍋が有名やからそれにしませんか?」
「ベトナムの人は大丈夫」、
「多分全然問題ないですよ」
「では、てっちゃん鍋と焼肉セットにしましょう」
肉が新鮮で野菜もたっぷりあって鍋は美味しそうだ。
焼肉も柔らかい。
おいしいからつい話が盛り上がる。通訳もいるが、下手な英語でも直接話した方が
楽しい。
「これは胃やで、こいつは多分腸や。これはレバー。さっき肝臓の調子が悪いって
言ってたやろ。体の調子が悪い時は、その部位を食べたらええそうやで」
適当にええかげんな話がはずんでいる。
彼らは酒も強い。
普段はルアモイとか呼ばれる強い蒸留酒を飲んでいるので焼酎でも平気だ。
こちらは水割りだが、彼らはロックでぐいぐい飲んでいる。
結構酔っぱらってしまった。
この店は、古い民家風の拵えで、店の外も店内もなかなか味がある雰囲気だ。
それに肉も美味いし、値段も安いの。
良い店を見つけた。
それにしても、又、ベトナムにいって葉っぱが沢山出てくる食事をしたくなった。
焼肉をはっぱに巻くように、料理をなんでもどんどん葉っぱに巻いて食べるのだ。
葉っぱのほろ苦い味を思い出す。

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富鶴
焼肉、てっちゃん鍋
大阪市城東区新喜多1-5-10
06-6933-9245
営業時間 12:00-24:00
休日 年末12/3〜年始1/3

毎週水曜は食に関する話です。
ラベル:B級グルメ
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2009年11月17日

最近夢中で読んだ本の話、ローレンス・ダレル、小野田大蔵

ローレンス・ダレル、「ジュスティーヌ」
もう何十年も前にこの本を読んだ事がある。アレキサンドリア4重奏という副題があって、
4部作になっている。長編だ。しかも難解な本だった。
当時は外国に行った事がない。ましてアラブ世界など見た事も聞いたこともなかった。
しかし、年を経て、それなりに旅をして少しは外の世界を知ることができたし、
深い洞察はないにしても過ぎ越し方を遠い目で眺める分別もできてきたかもしれない。
そして、ソール・ベローの大地中海紀行を読んでいたら、ローレンス・ダレルと
アレクサンドリアの話がでてきた。
懐かしくなってこの本を開いた。
エキサイティングな街とか、デンジャラスな街とかいっそ魔都とか、特別な思い入れで
呼ばれる街は多い。上海とか、香港、シンガポール、バンコク、コルコタなんかがそうなん
かなあ。カイロには行った事があるが、アレキサンドリアには行っていない。
多分独特の雰囲気があるのだろう。不毛の砂漠の側、昔栄えた港町。
繁栄の名残と退廃と怠惰がある。規律の裏に混沌がある。そんなところかもしれない。
独特の香料の香りが匂ってきそうだ。
浅黒い肌の美女、ジュスティーヌ。ひたすら破滅に向かう女。
誠実な女メリッサ。
・・・・・・・・・・・・
彼は哀願するように小さな手を僕にむけて組んで見せる。
「凶報をもたらす者をとがめるな」というしるしだ。
・・・・・・・・・・・・
アラブの世界も興味があるなあ。怖そうやけど。

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小野田大蔵、「現代仙道百科」
風水というものがある。気功とかいうものもある。
天地には気というものがあって、その気というものをうまく体内に取り入れたり
生活の流れをつくるのに用いると不思議な力が自分のものになるということだ。
気をとりいれ、気を貯め、自由自在にコントロールできるようになるには
仙人の術を学んで、修行をして極めないといけない。
山にこもって霞をすい、虫を食べ、仙薬を練って暮さねばならない。
そういう妖しげな秘法を書いた本だと思っていたら、
気を吸い、気を貯め、気を練る方法を科学的に解説した本だった。
それはそれでなかなか面白い。
具体的で説得力もある。
やはり気になるのは他の人から気をもらい、自分の体内に蓄えると言う都合の
良い方法だ。しっかり学んで身につけよう。
ぎっくり腰もなおればいいけどね。

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毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。
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2009年11月16日

中国の白檀香、木檀

「えっ、先生いないの?」、水墨画の練習の日、老師の所に行くと、老師はいない。
まさかと思って電話をすると、「あっ、そうか。すまん。忘れてたよ」
これで怒ってはいけない。日常茶飯事とはいわないが、たまにある。
他の人にもたまにやるようだ。
「これが大陸的おおらかさなんや」と笑ってすませるようにならないと修行が足りない。
問題がないではないが笑ってすまそう。
それで、次の時に行ったら、「こないだはすみません」とあやまってくれて、
「これあげよう」と白檀のお香をくれた。
ありがたく頂いたが、これは中々高価なものだ。
中国で買ったら幾らかはわからないが、先日、京都のお香屋さんを覗いていたら、白檀の
お香があって、何千円もした。
ずっと前には、ベトナムで沈香を買ってきて大事に置いてある。
それに、銀葉や極小の炭なども買って、香道の真似事をしてみようとする時があるが、
それはそれで良い香りが楽しめてとてもいいのだが、かなり面倒だ。
まだよくわからない部分も多いので、滑らかにプロセス化できない。
だから香を焚こうと思ってもついやらない場合も多いのだ。
その点これは楽だ。火をつけて香炉に立てるだけだ。
ちょっと気合いを入れて、集中して画を描きたい時などは、こういう香を焚くと良い。
気持ちが落ち着いて集中しやすくなる。
又、音楽でも聞いてゆっくりリラックスしようと思う時も最適だ。
この香は是非、中国で買いたいものだ。きっと安く買えるだろう。
そう思って、前回、安徽の古鎮に行った時に、老街で探しまわったが、そんな店はなかった。
やっぱり、北京とか上海とかの都会でないとだめなのかもしれない。
大きな寺院の前なんかだったら売っているのだろう。
次回旅行に行った時は必ず探して買ってこようと思う。
香が普段の生活に入ってくると生活が豊かになる。
しかし、高価なのはだめだもんね。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。
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2009年11月15日

正倉院展へ

「ちょっとトイレに行きたいな」という気がしつつも、「まあいいや中に入ってから行こう」
と軽く考えて奈良公園の奈良国立博物館前まで来た。えらい長い列が見える。
「持つんかいな」と思いつつもタイミングを逸したのでそのまま列に並ぶ。
2重3重4重5重に折れ曲がっている。
しかし、その割にはじりじりと動いていく。1時間はかからないで中に入る事ができた。
今回の目玉は何と言っても、光明皇后が王羲之の『楽毅論』を臨書したものだ。
テレビで見た時は竹簡に書かれたもののようにも見えたが、実際は美しい紙に書かれて
いて、王者の風格がある。しかしすごい人なのでなかなかちゃんとは見えない。
そこで秘密兵器登場。予て用意の単眼鏡を取り出す。
遠くからでも細部が良く見える。裸眼で全体を見て、単眼鏡で細部を見てと忙しいが
これだけ人がいるとそうせざるを得ない。
後の目玉の、紫檀木画の中国琵琶や囲碁盤もすばらしいが、今回は小さい刀が沢山展示され
ていた。これらも鞘や柄に細かい細工が施されていて見事なものであった。
やはりこういうものを見る時は単眼鏡が威力を発揮する。
モノを見るより、人の背中を見ている時間の方が多かった気がするがそれも仕方ないだろう。
一通り見終わって、ぐるっと回って常設展の方に行く。
常設展と雖も、いろいろ工夫をこらして展示してある。
今回、目についたのは中国から持ってきた仏像だ。
東京国立博物館にも沢山あったが、北魏とかの仏教が特別盛んだった時代の仏像で
山西省の雲崗石窟や其の周辺、洛陽郊外の龍門石窟やその周辺など行った事がある懐かしい
土地から持ってきた石仏がかなりあった。
「ああ、向こうで見たような良いお顔だなあ」と思いつつ見ていたが、
どうも頭だけ切り出したような仏像が多い。
体の部分が壊れたのか、それとも運びやすいように頭だけ切り出して盗んできて売ったやつ
がいるのか、どうも後者のような気がする。
そういえば、雲崗石窟や龍門石窟、特に龍門石窟では頭のない仏像が非常に多かった。
まさかとは思うが、それが日本人でなければいいなと心が痛む思いだ。
盗掘の果てにモノが流れ流れてここまできたのならそれはそれで仕方ないが、戦争の時に
武力にものをいわせて持ってきたのなら哀しい。
そうでないことを祈ろう。

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2009年11月14日

HSK(漢語水平考試)を受験したけれど

中国語をちょっと勉強して、中国に旅行に行って、ちょっと中国語を喋って良い気に
なっていたりするけど、実際のところどういうレベルなんやろとは思っていた。
それで、HSK(漢語水平考試)というのがあると知って受験してみることにした。
HSKというのは中国の教育部(日本の文部省)が設けた唯一の中国語能力認定試験で
中国留学や各種資格取得、就職などに適用されるという事だ。
特に何かをしようという目標があるわけではないが、中国語を勉強する励みになる
だろうと思った次第だ。
もちろん一番下からなので、「初中等」というレベルを受ける事にした。
3級から8級まである。成績によってそれぞれの等級に割り当てられるのだ。
試験はヒアリング、文法、読解、総合穴埋めの4科目。全部で2時間20分だ。
この歳になって、久しぶりの試験だ。どきどきする。
郊外の大学が会場だ。駅からはかなりの距離だ。歩いて行くと一汗かいた。
学園内は木が沢山あって木陰が涼しそうだ。呼吸を整えよう。
木々はだんだんと紅葉してきていてよい雰囲気になっている。
遠くに生駒山が見える。シルエットが美しい。
午後に開始だが、昼ごはんをあまり食べ過ぎて眠くなってはいけないから
サンドイッチ位にしておこう。
受験生は若い学生が圧倒的に多いが、それでもちょっと年齢のいった人達もいて
安心だ。中には私のようにかなり歳のいったひともいる。
最初はヒアリングから。
いきなりガツンとやられた。難しい。数が多い。
必死に考えるが、答えを迷っているとすぐ次の問題に移ってしまう。
そして、文法、読解、ヒアリングよりはましかもと思ったがやはり難しい。
あせっていると頭痛くなってくる。腰も痛い。
狭い学生用の椅子は結構体にこたえる。足も痛くなってきた。
「こりゃあ体力も必要だ」
それで最後は総合穴埋め。マークシートだけでなく、漢字を書く問題もある。
さて、結果はどうなるか。
初中等の最低レベルにさえ達してないかもしれないね。
こりゃあ勉強せなあかんわと思った次第だ。

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2009年11月13日

ダージリン、セカンドフラッシュ

かなり以前、インドのバンガロールに行った時に、ダージリンのセカンドフラッシュを
頂いた事があった。其の時はあまり深く考えなかったのだが、セカンドフラッシュと言う
とその年の新茶で一番いい時期に摘んだ貴重なお茶だあとで聞かされ、「なるほど」と
感心した事がある。セカンドフラッシュというと夏摘みの新茶という事だが、春摘みの
新茶はファーストフラッシュということで、素人の耳には、それならもしかしたら
ファーストフラッシュの方が初もんでええもんかもしれんと思ってしまう。
それで、その次にバンガロールに行った時に丁度春過ぎた頃だったので、一生懸命探して
見た。デパートやら専門の喫茶店やら、それこそ街中走り回ったが、無い。
無いというより何の事かわからないのだ。ダージリンといえばインド北部の高地の農園
でできるものだから、それがそのまま海外に高級茶として輸出されるので、国内で
ファーストやセカンドやら、ダージリンやらなんやらとごたくを並べて売ったり、飲んだり
する事は殆どないのかもしれない。
それでも、ある紅茶の専門店に行くと、ファーストフラッシュがおいてあったので、
いさんで買って帰った。確かにフレッシュな香りがしたが、セカンドフラッシュより
おいしいという事ではなくて、珍しいモノという域をでないものだったと覚えている。
最近、祁門に行って紅茶を買ってきたり、ローラ・チャイルズという人の
「お茶と探偵シリーズ」の本を読んだりして、ちょっと紅茶が気になっている。
それで、「あのセカンドフラッシュどうしやんやろ?」と思いだして探してみた。
もうとっくの昔になくなっているかもしれないと思ったが探すと出て来た。
パッケージはもうない。「もうあかんかな」とも思ったが、匂いを嗅いでみると、まだ
しっかりと香りがする。さすがダージリンだ。
それで淹れてみた。
マスカット臭といわれる香りがしっかりとある。
味もしっかりとしておいしい。
なかなかいいものだ、さすが世界の三大紅茶と言われるだけの事はある。
しかし、今のところ祁門紅茶の方が香りも味も優れていると思っている。
それなら、もっと良いダージリンを求めて、インドの山地まで行かないといけない。

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旅の楽しみが又一つ増えたようだ。
毎週金曜は、酒や茶に関する話です。
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2009年11月12日

ポリーニ/さすらい人幻想曲

最近、水墨画では王石谷が気に入ってそのスタイルを一生懸命練習している。
先日、建仁寺に長谷川等伯の竹林の七賢図を見に行ったときたまたま、
王石谷の画があって感動したので少し練習してみようと思ったのだ。
老師に無理を言ってお手本を描いてもらった。
王石谷はあまりにも正統派なんで、中国では避けられてたんだよ。
しっかり練習はするけど、作品にはその流儀をあまり使わない人が多かったんだ。
しかし、最近は又、評価されているようだね。
という話であった。
こういう繊細で優美な画風は是非とも身につけておきたいものだ。
ひっそりと静かな山の麓に村里があって、遠くにはどこまでも山と自然が広がって
いる。明るい光に照らされて、こういう山里をぶらぶらと徘徊していると、
時間が経つのを忘れてしまいそうだ。
そういう静かな繊細さを画にしようと思うと、こういうレコードを聞くのが
いいかもしれない。
ポリーニが弾くさすらい人のさすらいは、苦悩に打ちひしがれてあてもなくさまよう
というよりは長閑な空気につつまれた田野の中を旅する旅人のようだ。
強い強いタッチでどこまでも明るい光の中に山や丘や遠くの村々を克明に描きつくす
かのようだ。
つい先だっては、日本人の盲目の天才ピアニストが話題になった。
又、何日か前には、中国の天才少年ピアニストのデビューが紹介されていた。
さすが話題になるだけあって実に見事な演奏だ。
それに、それぞれで全くスタイルが違う。
名人と言われ、天才と言われて、同じ曲を弾いても全く違う演奏になるのは
そういうものだと言われればそのとおりだが、すごいものだ。
画を描くのも実に様々な道筋があって、行きつく先もさまざまだ。
何をやっても、極めるには困難ばかりがあるが、肩肘をはらなければ
楽しいものだ。
まあ、ゆっくりとやっていこう。

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毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。
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2009年11月11日

九条のトルコライス

「確かこのへんやったけど?もうちょっと先かな」、思ったより少し遠い。
薄暗くなりつつある商店街の外れ、路地の角にちょっと怪しげな店があった。
「いらっしゃい、メニュー出しますさかい、ちょっと待って」
「壁のが見えるからええよ」頼むものはもう決まっているのだ。
「壁のは1部で、メニューには全部のってますから」
「トルコライスとビール下さい」
「お客さん表で写真とってはりましたなあ」
「うん、ネットでこの店調べてきたんやわ。九条に映画見に来たんで、折角やから
何かおいしもの食べようと思たんや」
「それはありがとう。あの映画館、時々変わった映画やってますなあ」
「いつもやで。でもええ映画やってるよ」
「そうですねえ」
何となく味わい深いご夫婦だ。
トルコライスって意味がわからんけど、多分カレー味で、えらくスパイシーなんで
そんなイメージを考えたのだろう。
チャーハンというよりは柔らかめの炒め御飯で玉葱と豚肉だけのシンプルなものだ。
その上に半熟の目玉焼きが乗っていて、それをつぶしながら食べると言うしかけだ。
食べながら、汗がでる、ビールが欲しくなる、程、スパイスが好く利いている。
それが味の特長といえばそうなるだろう・
B級度抜群の食べ物だ。
お腹が一杯になって、時間も丁度良い。
「おいしかった。いくら?」
「1150円です」、「はい」
「折角来てもろたんやし、20円負けときますわ」
この20円のコミュニケーション、暖かいなあ。
ありがたく頂いときます。

九条の「ゼニヤ」
欧風料理って看板にあるけど、ごく普通の居酒屋メニューは何でもある普通の店です。
大阪市西区九条2丁目28-1
06-6582-2644

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毎週水曜は食べ物に関する話です。
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