2010年05月31日

金刀比羅宮まで行って、鉄の茶瓶を買う

「ええ鉄の茶瓶あったで」と金刀比羅旅行から帰った家人が言う。
金刀比羅宮門前商店街にある骨董店で見たというのだ。いろいろ話を聞いているとなかなか
面白そうだ。それで、早速見に行って見る事にした。
今は殆ど全部を高速を通って行ける。だから片道3時間くらいで行けるだろう。
しかし高速代はえらい高いので、日曜に行って安くすませよう。それならば早く行かなければ
ならない。
明石海峡大橋までは順調だった。殆ど渋滞がない。
天気は快晴。
「それにしても大きい橋やなあ」海峡の景色が気持ちよい。船がゆったりと海峡を渡っている。
一気に淡路島を抜けると、今度は鳴門大橋だ。
今日は渦が見えているのだろうか。観光バスが多いが渋滞するほどではない。
しかし、段々眠くなってきた。実は昨夜あまり眠れなかったのだ。
そのまま高松道に入る。ここからは一車線になる事が多い。
工事中なのか事故を防ぐためなのか、2車線で気持ちよく走っていると、急に一車線になって
しまう。
まあ、ゆっくり行かないとしょうがないが、それにしても眠たい。
海岸の高速道路は右にうねって左にうねって少し上がって少しさがって走っていると気持ちが
いいし、景色もよい。海の上に瀬戸内海の小さな島が遠くに見えて、近くには小高い山が
出てきては消えていく。
前に、金刀比羅宮まで、伊東若冲の画を見に行った時は、よくわからなかったので高松で高速
を降りた。そこから結構長く走った記憶がある。
今回はナビがたよりだが、まだ「降りろ」とは言わない。きっとかなり近くまでいくのだろう。
やっと、「降りろ」と言い始めた。降りるとすぐ善通寺が見えて来た。
「お大師さんの土地やなあ」といいながら先に進む。
すぐに金刀比羅宮まで来てしまった。今日はお参りではないから、短時間区切りの安い駐車場
を探す。日曜だからか参詣客が多い。参詣道は人だらけだ。
それでも骨董屋はすぐそばだ。
昔から人が集まる著名な土地柄だからだろう、骨董屋さんにも面白いものが沢山ある。
特に矢立が目についたのはやはり旅する人が置いて行ったのだろう。
つぎつぎ目移りして見ていても全然飽きない。
しかし、狙いは鉄の茶瓶だ。一息に茶瓶の飛び着いたら足元を見られるかもしれんので、他の
ものを見ていたのだが、実は気があせる。
「これいくら?」、「○○です」、「もうちょっと負けてや」
「かなり錆びてるで」
「こっちはいくら?」、「△△です」
「こっちも状態悪いで、併せていくら?」、「□□では?」
「□△にしてや」、「□○にしかなりませんよ」、「うーんじゃあ間をとって、□×でお願い」
ということで負けて貰ってごきげんだ。
近くで讃岐うどんを食ってちゃっちゃと帰るとしよう。
しかし、これを綺麗に仕上げるのが大変やなあ。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。
タグ:すぐれもの
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2010年05月30日

ご近所に史跡あり

いつもウォーキングしているコースはいつもの景色が目に入るだけだから、殆ど意識していない。
いつものように住宅街を抜けて行くと学校があって、小学生が集団登校している。
当番のお母さんや老人方が路の要所、要所に立って交通指導をしている。
学校のそばまでくると校長先生も門の前にたっていることがある。
昔なら、子供たちが集団でいると悪さをしたりがさがさしたりして統制がつかないものだったが
今の子はおとなしい。でもあれだけ子供たちの事件、事故があるとしかたないだろうなあと
思いつつ通り過ぎる。ガソリンスタンドの処を右に曲がると、ちょうどコースの半分に近づく
直線だ。交通量の多い路だが、両側に田圃があって長閑でもある。
そこを真っ直ぐ歩いていると左側路の向こうにお寺が見えている。
いつもなら、「お寺が見えた」と考えもせずに行き過ぎてしまうところだが、この日はまだ4月で
桜が残っていた。
「ちょっと桜を見て見よう」と路を渡った。ここも通学路だ子供たちが集まっている。
子供たちを渡しているあいだに渡ってしまった。
気持ちのよい青空で時々さっと風が吹いて花を散らしている。気持ちの良い日だ。
寺の門の前に来ると、看板がある。
「へえ、昔の城跡やったんか」
城といっても館を要塞がわりにしてたんやろと思いながら読んでみたら、城が峰という要害の地に
堀をめぐらした城塞だったとある。城岸寺城というそうだ。
「かっこええやんか」別名大饗(オアイ)城というと書いてある。
「それでこのへんを大饗というんか」と納得した。
やはり、河内の地であるからには楠正成公のゆかりの一族が築いたのだ。
堺は、西の方では利休等の頃の町衆文化の名残があるし、真ん中のあたりでは仁徳天皇陵とか
行基の土塔があったり、家原寺があったりして有名な史跡は沢山ある。
しかし、こんなめだたないのがあるのも面白いなあと思って見ていた。
「やっぱり桜はきれいやなあ」
でもさっさとウォーキングを終わらさないといけない。
いや別にさっさとする必要な実はなにもない。
もう少しだけ先に進んで、コンビニの向かい側の信号を右に曲がるとちょうど中間点だ。
そこから100mほど進むと又住宅街に戻る。いつもの町のなかだ。
見ているようで見ていない景色の中を後半分歩いて家に帰る。

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2010年05月29日

近江牛を食べに近江八幡に行く

前に琵琶湖の南の方、寿長生の郷に行った話をしたことがある。その時に、丁度昼時に
なったので、折角琵琶湖まできたんやから近江牛を食べようと言う事になった。
「近江牛やったら近江八幡においしいすき焼き屋がある」ということで、
「じゃあ、近江八幡に行こ」ということにしたが、行った事はない。
「多分琵琶湖の東の方やったから大津まで行ったらちょっと先やろ」くらいに安易に考え
て、それでも一応カーナビをセットした。大津まで来ても様子がおかしい。ナビは
「高速に乗れ」と言ってる。「おかしいやつやなあ」と思いながらも高速に乗った。
するとどんどん先に行く。降り口がきても降りる気配がない。
「このままやと彦根まで行きそうやなあ」と言うが、良く考えると彦根の近くでも
不思議はない。やっと「降りろ」の指示がでた。「ほんまかいな」と思いつつもしばらく
走ると琵琶湖が見えて来た。湖に沿って湖東を走っているようだ。
「これで安心」ちょっと寒いが天気はいい。高速を降りてからずっと前をゆっくり
走っている車がいるが、最近は無理な追い越しをしないし、あまり気にしない事にしている。
「ゆっくり行こう」、県外ナンバーだし、きっと同じところに行きそうだ。
大分近づいてきたような気配だ。駅もある。私のナビはちょっとおばかなところがあるから
遠回りして近づいて行く。
「先にバームクーヘンの店に行くよ」、「あそこのバームクーヘンはおいしい」と家人が
言っている。ナビは「到着しました」と言っているが、店は見えない。仕方ないから店に
電話すると、ほんのわずか行きたりなかったのだ。いきなり大混雑が見えた。
近江八幡神宮の目の前だった。
「約1時間待ちです」、「えっ、待たんなんのかいな」
大阪なら待たないでいってしまうが、折角遠くまできたからしかたない。
けど、なかなかおいしいバームクーヘンだった。

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しかし、目の前にそびえたつ大きな神社には参らずに、
「すき焼きは、この近くのはずやで」
又、おばかなナビの案内でぐるっとまわったが実は元来た路に戻ったら、次の角が其の店
だったのだ。
「ここも並んでる」、しばらくすると、「2階にどうぞ」と呼ばれた。
肉も野菜もおいしそうだ。
じゅうじゅうと煙があがる。
「???」肉は柔らかいし味はいいけど、味付けが?なのだ。
「砂糖が足らんのかな?」、もうこのへんは関西の味付けとは違うのかもしれない。
値段はリーズナブルだし、肉も野菜もおいしかったけど、味付けがちょっとだけ合わなかった。
仕方ないとは言えちょっとがっかりだった。

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店名 まるたけ近江西川
ジャンル すきやき、しゃぶしゃぶ、ステーキ
住所 近江八幡市仲屋町中16
電話 0748-32-2336
営業時間 11:15:30 17:00-21:00
定休日 火曜日(土、日、祝は通し営業)
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2010年05月28日

新潟、塩沢の酒、鶴齢

かなり長く日本酒を飲んでいなかった。
新潟の酒が1本だけ残っている。名前を見ると、「鶴齢」とある。ちょっと感じの良いラベルだ。
酒はいつも常温で飲む。味はどうだ。
「うまい」
久しぶりに美味しい日本酒を飲んだ気がする。
甘口すぎないし、辛口に思わせるために無理をしているところもない。
自然な味わいがいい。あとくちもいい。えぐみが残らない。
それでいて淡白ではない。しっかりと酒の味がある。
こういうきちんとした酒にはなかなか巡り会えないのだ。
青木酒造創業1717年とある。
鈴木牧之「北越雪譜」の地で生まれた酒だ。
この本の書きだしはこんなだという。
「われの住む魚沼郡は日本第一に雪の深く降るなり・・・」
美味しい酒ができそうな感じだ。
ついついいくらでも飲んでしまいそうだ。
大分酔っ払ってきた。ご機嫌だ。

では、この酒に陸遊の売花翁の詩をささげよう。

君見ずや 会稽城南の売花の翁
花を以って糧と為すこと 蜜蜂の如し
朝に一株の紫を売り
暮に一枝の紅を売る
屋は破れて 青天を見
盎中 米 常に空し
花を売りて銭を得れば 酒家に送り
酒を取り 尽くる時 還た花を売る
春春 花の開くこと 豈に極まり有らんや
日日 我の酔うこと 終に涯無し
亦た知らず 天子の殿前 白麻を宣するを
亦た知らず 相公の門前 堤沙を築くを
客来たりて与に語るも 答うる能わず
但だ見る 酔髪 面を覆いて垂るること髿髿(ササ)たるを
岩波文庫、「陸遊詩選」一海知義編より

紫の花を売っては酒に換え、紅の花を売っては酒に換える。
春の花に終わりがないように、私の酔いもきりがない。
いいですなあ。飲んだくれ人生は。

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毎週金曜は酒や茶に関する話です。
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2010年05月27日

映画、「倫敦から来た男」

この映画を見てからもかなり時間がたってしまった。
それよりずっと前に映画館で、この映画のポスターを見て面白そうだなと思った。
しかも、原作はジョルジュ・シムノンだ。メグレ警視シリーズだけでなくて、確か
「仕立屋の恋」という映画の原作もジョルジュ・シムノンの原作だったような記憶がちらっとあって、
ああいう作品も書く人の本なら「先に原作を読んどこう」という気になった。
なかなか面白かった。
シュールで不条理の世界のようであった。
フランスの田舎の港町。対岸にイギリスがある。毎日イギリスから船がつく。
何もない無味乾燥の日々。船の出入りの為に桟橋を開け閉めする男がいる。
ある日のこと、船が到着した。あやしい男がいる。税関に見つからないよう鞄を陸になげた。
やがて、受け取った男と投げた男が合流した。諍いが始まる。1人が海に落とされた。鞄も落ちた。
そこから事件が始まる。見ていた男が鞄を海から拾い上げると大金が入っている。
何もない街で何かが動き始めた。
被害者は見つからない。犯人も見つからない。
この金はどうなる。
イギリスから刑事がくる。事件の関係者もくる。フランス語と英語、微妙に通じない。
・・・・
こういう作品をどんな映画にするのだろう。
非常に興味があった。
霧の中にたたずむひっそりとした薄暗い港町。
シュールな感じがしてきた。
セリフは殆どない。
事実だけが淡々と写されて行く。
事件に巻き込まれたおとこがずるずると時間を引きずって行く。
・・・・
たいていの場合、原作を読んだあとはつまらない映画と感じるものだが、これは違っていた。
感覚的なものが非常によく表現されていると思った。

昔、この港町の対岸になるのかどうかわからないが、イギリスの田舎の港町に行った事がある。
引退した老人ばかりのひっそりとした港町。
なんとなくこんな感じであったかもしれない。
パブでビターなビールを1パイント飲みながらシュールな感覚に浸ってみたい。

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毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。

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2010年05月26日

「みやこ」のカレーそば

大分前に、「みやこ」といううどん屋を紹介したことがある。
この店にはそれからも何度も行っている。京都には画を習いに行くのでその時に便利だという
理由もあるし、うどんが好きだから美味しい所に行きたいと言うのが一番だ。
毎回同じもの食べているとさずがに飽きてくるので、今日は違うものを頼もう。
「カレーうどん下さい」、「というか、うどんじゃなくて黄色い中華そばつかったやつ」
「カレーそばですね」
ここで食べていると、ときどき、「黄色いそば」のカレーそば下さい。とか
「中華のカレーそば下さい」とか注文している人がいるのでちょっと気になっていたのだ。
「ここは中国人の客が多いさかい、彼らに合わせたんかなあ」
「楽しみやなあ」しかし、なかなか来ない。
別の客が入ってきた。そっちでも、「カレーそば下さい」と注文してる。
「なかなか人気なんやなあ」
「すみません。相席いいですか?」
「全然問題ないですよ」隣にも新しい客がきた。
「カレーそば、辛いの」、「この人もや」
「わしの方が先やで」
やっぱりなかなか来ない。「順番まちごうてんのちゃう?」
やっと来た。「カレーそばは時間がかかるんですよ」と言われた。
よく混ぜて面に馴染ませる。
「うん。旨い」中国で麺を食うという感じがしてきた。
麺がほどよく伸びてカレーに良く馴染んでいる。ラーメンとは別の食べ物だ。もちろんうどん
とも違う。
カレーうどんで、カレー味のおいしさは分かっていたが、こういう麺の食感もいいものだ。
こういう発想で、中国テイストの麺を作ったらどうだろう。
「腰があってアルデンテで」とかラーメン通みたいな難しい事言わないでベタな中国風で
麺料理を作ってみたら面白いかもしれない。
それにしても、又、新しい楽しみができた。
カレーはカロリーが高すぎるので、カロリーを気にいている身では、あんまりしょっちゅう
食べられないけどね。

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再掲
店名 「みやこ」
ジャンル うどん
住所 京都市東山区三条通大橋東2丁目79番地
電話 075-771-4095
営業時間 am11:00-pm4:00 pm5:30-pm8:00
定休日 火曜日
メニュー 英語メニューあり(新たな発見)
言語 日本語、中国語、英語?
おすすめ 今回はカレーそば

毎週水曜は食べ物に関する話です。
タグ:B級グルメ
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2010年05月25日

最近夢中で読んだ本の話、崎谷満、萩耿介

崎谷満、「DNAでたどる日本人10万年の旅」
素晴らしい本だ。大感動だった。
論文のような本だが、「すごい、すごい」とつぶやきながら一気に読んでしまった。
日本人のDNAについての本だ。人類と言うのは、アフリカのどこかで発生した、もともと
一つのDNAから始まると言う。それが3つにわかれ世界中に広がって行ったという事らしい。
そして、先住した民族のDNAは後から移住してきた民族に滅ぼされ、そのDNAもなくっていく
というのが普通だと言う。
ところが日本の場合は違っていて、現在でも複数のDNAが残っているという。
北方から、アジア大陸から、南方から民族が移動してきて、旧石器時代をつくり、稲作の時代
を作ったとしても、決して元からいた民族を滅ぼしつくす事はなくて、共存していたのだという。
良い話ではないか。
だから、せっかく共存をつづけてきた、それぞれの民族の文化の根源的なものが、蝦夷などのように
少数民族においやられ消えていこうとしているのは大きな問題であり、むしろ大自然と共存して
生きて行く知恵を持つその文化の方にこれからの時代は学ぶべきものは多いのではないかと言う事だ。
どんな事についても右肩上がりにしか考えられない。
より多く、より高く、より○○が生きる目的の全てになりかねない我々又は私への大きな警鐘
なのだと受け取った。

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萩耿介、「松林図屏風」
長谷川蕭白展が来るというので、興味もあったし、事前学習の意味で読んだ本だ。
長谷川等伯と言う人がどういう時代を生きたのか。
狩野派全盛のなかでどうやって一派を築き得たのか。
桃山時代末期、武士たちの戦いの時代でもあり、秀吉の絢爛豪華な時代でもあった。
絵師達の生きざまも強烈であったろう。
その中で長男久蔵との確執とその死が何をもたらしたのか。
そして、「この世ならぬ画ができた」、それが松林図屏風だという。
智積院の楓図は展示されていたが、久蔵の「桜図」はなかったので、見に行ってみようかなあ。

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2010年05月24日

有田焼の筆筒

おとといのブログに書いたように、有田に行った。
その時に、「今年は何を買おうかなあ」といろいろ物色していた。
なかなかバシッとくるものがない。
「まあまあかな」というものばかりだ。まあ、高いモノを物色しないからしかたないと
いえばしかたない。
そのうち、筆筒が目についた。
「あれええな」とすぐ思った。
しかし、まだ来たばかりだ。これからいろいろ回らないといけない。そのうちいいのに
巡り会うかもしれない。
「これ、とりあえずおいといて」ということで陶器市を回ってきた。
結局、これとあと1点だけ買って帰った。
「今年は少ないな」
丁度筆が3、4本入る大きさだ。最近ちょっと欲しくなっていた。
画を画く時、濡れたままで、そのままおいておくのはまずい。
しかし、いちいちぶら下げるのも面倒だ。ちょっと立てておけれたらいいなあと思って
いたところだったのだ。
「ちょうどええの買ったよ」とご機嫌だ。
気分がいいので画を画こうと思い、墨を磨った。
筆を濡らして一気に画く。
貴州に旅行に行った時、少数民族の村にいったが、その時見た牛の事を想い出したのだ。
その横の対聯もいい。
「牛が勢い良くて、豚がまるまるとしていれば、農業は盛んだ」とでもいうのだろう。
もう片方がよくわからないので、この雰囲気に合わせて陸遊を詩から書いてみた。
こういうやつだ。

晩秋の農家
我が年七十に近く
世と長く相忘る
筋力幸いに勉む可く
衰を扶けて耕桑を業とす
身 老農の間に雑わる
何ぞ能く風霜を避けんや
夜半起きて牛に飯すれば
北斗 大荒に垂る
岩波文庫、「陸遊詩選」一海知義編より

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この筆筒なかなか好い感じだ。大事にしよう。
毎週月曜はこだわりのモノの話です。
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2010年05月23日

奈良平城京跡を遊ぶ

「せんとくん1dayフリーチケットってあるんやて」
「京都の地下鉄乗って、近鉄乗って、奈良まで行って、奈良ー西大寺は乗り放題や」
「大阪も同じ1300円やで、1300年祭にかけてるんやね」
「これやったら大分得やなあ」
去年、犬山に遊びに行って、中国から来た書の老師と犬山城を訪れた。
「あの老師が又日本に来てるんや。こんど京都へ来るそうや」と画の老師が言う。
「じゃあ、奈良でも案内しましょうか?」ということで、友人と画の老師、書の老師の
4人で奈良に行く事にした。
最初は「大遣唐使展」だ。天気がいいし、連休最終日だから人が多い。かなり並ぶ事を覚悟
して急ぎ足で歩く。鹿が寄って来るがかまっている暇はない。列が見えた。
「えらい少ないなあ」あと10分程で開館だから、それを待つ人の分だけの行列だ。
「ラッキーやね」
これならゆっくり見れる。
中国人の老師二人と日本人の弟子二人、見るものは違うようでもあり、同じ様でもある。
1300年前の日中交流の姿をみて喜んでいる我々は現代の日中交流者だ。
なかなかいいではないか。
ゆっくり見ていると、もう昼近い。
それで昼飯に行ったが、その話は今は省略。
ちょっと飛んで、次は、「平城京跡に行きましょう」
今は、平城京遷都1300年祭ということで奈良の街は大賑わいだ。
大極殿も復刻された。普通はこういうわざとらしい復刻モノは好きではないのだが、
中国だとこんな復刻はあたりまえだ。平城京全てを復刻しかねない。
それでやっぱり、中国人のお二人は「見たいね」と言ってくれる。
実際は、有名なところは行った事があるからしようことなしに言ってくれたのかもしれない
けど、とにかく西大寺まで行こう。
「歩いて行く? バスで行く?」西大寺からはどちらでも大差はない。
「暑いからバスにしよ」
さすが今人気の場所だ。バスも満員だ。立ち席はしょうがない。
先日放映の「大仏開眼」の影響もあるのだろう。遣唐使船も人が一杯。
「記念館見学は4時のちけっとしかないよ」というほどだ。そこからは朱雀門を通って
さらにずーと歩いて踏切を渡る。
「どれくらいあるやろ」
「500mくらいかなあ」
暑い中結構つらい。しかも踏切がしょっちゅう閉まる。順番は逆かもしれんが、史跡の
ド真ん中を結果的に幹線電車が走っている。
「さすがに大きくて立派やなあ」と老師方は喜んでくれている。
「あの天井画は方角にまつわる動物を画にしたもんですよね」というと、
「画いたのは上村敦之という日本画家だよ」と流石に老師は詳しい。
外は炎天下で太極拳やら演舞やらいろんなイベントをやっているが、さすがに見てても
暑い。
「はよ帰ってビール飲みたいなあ」
そろそろひきあげよう。

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2010年05月22日

有田の陶器市

「私はね、あの当時はロシアにいたんですよ。外交官の妻として」
「あの杉原 千畝さんの話は知ってるでしょう。あんな立場」
「でも、私たちはいろんな制約が多くて、あんな行動はできなかった」
柔和でおだやかな笑顔、ゆったりとした方だが、話している内容はすごいものだ。
「ただものではない」
有田の14代今泉今右衛門さんのお母さんだそうだ。
今年の陶器市はラッキーだった。
いつもお世話になっている有田の骨董商の方に案内してもらって、今右衛門記念館に入ったら
丁度おられたので紹介頂いたのだ。
その上、14代今右衛門さんもおられて一緒に写真をとらせてもらった。
すっかりミーハーだ。
昨日までの寒さは嘘のように今日は汗ばむ温かさだ。天気も良い。
なんどもここに来てるのに、まだ陶山神社に行った事がない。
「今年は是非行くぞ」と意気込んでいた。
有田の陶器市が賑わっている通りのちょっと裏側、小高い丘の上にある。
暑いから石段をすこしずつ登る。流石、陶磁器の神様のおられるところだ。鳥居が磁器製だ。
「おっ、狛犬も焼き物やん」
普通は石などで作られているいろんな神社のものが殆ど焼き物でできている。
そういえば、中国の陶磁器の街、「景徳鎮」もいろんなモノが陶磁器できていた。
街の信号も焼き物だった。
「景徳鎮とは姉妹都市の活動をしようとしてたんです」と言う。
「景徳鎮に有田記念館をつくろうと沢山出資したはずなのに、未だにできていない」そうだ。
今の景徳鎮ではそんな事をうまく取りまとめる人がいないのかもしれない。
境内から有田の街が一望できる。
すぐ目の下を、列車が通った。
ぞろぞろと人ばかりが目に入る。
「ピーナッツ、どこに売ってるんやろ」
去年買って帰ったピーナッツがおいしかった。
「今年も買おう」と探してたら、やっぱりあった。
「私たちが自分で煎ってる」とえらい強調してたが、帰って見たら、豆そのものは中国製
だった。まあ、そんな時代やということやね。
味は好いからまあええか。
今度は中国で沢山買ってこよう。

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2010年05月21日

貴州の旅ー33

空港ではセグウエイが活躍していた
あの宅急便屋は気になるが、そろそろ戻ろうかな。
「あっ、おばさん、ねぎ落ちてますよ」
それどころじゃないみたい。

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中国は、こういう移動式野菜屋さんとか、果物屋さんがまだまだ沢山いるので楽しい。
日本でも昔は沢山いたし、今もいない事はないが、非常に少なくなった。
「あれは何だ」1人で訪ねても誰も答えてくれない。
「首都劇場」と書いてあるから、演劇劇場かな?
「どんなんやろ?」
何となく飯を食いながらわーわーやっている中国的な食事風景が目に浮かぶ。
しかし、囲碁も関係するのか?誰の原作やろ。
ちょっと興味があるなあ。
前には、有名な老舎の「茶館」をやっていたはずだ。
「茶館」は機会があったら是非見て見たい。

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さて、うろうろしていたら結構時間がたってしまった。
今回も地下鉄を乗り継いで空港まで行こうと思ったが、時間がなくなってしまった。
本当は荷物が重いので、タクシーでもいいやと思っていたのだ。
やはり平日は早い。1時間もかからずに空港に着いた。
この空港は、チェックインしたあと、電車に乗って移動があるから結構時間がかかる。
その為に早く来たのに、なかなかチェックインさせてくれない。
こちらはいらいらしながら待っていても、むこうは余裕の笑顔だ。やっとチェックインが
終わって急いで中に入る。
「ありゃあ、今度は電車が故障だ」となりの電車に乗り換えだと言う。
どんどん時間が減ってくる。
「イミグレは今回はすいてるな」
「やっと全部おわりや」
とほっとしていると、横を何かがすり抜けて行った。
「・・・?」何かテレビでみたことあるやつやなあ。
「あっ、セグウエーや」
未来のスクーターというか、万能移動車というか、かなりまえに喧伝されていたやつだ。
「おもろそうやなあ」と思っていたが、かなり高いし、公道を走れないので自分で買うのは
無理だと思っていたが、興味はあった。
しかし、あまり世間で活躍してないので忘れてしまっていた。
「こんなとこで活躍してんか」
と愉快になった。
こういうのがどんどん洗練されて、いろんな乗り物が街を走るようになったらええなあと思う。
自動車ばっかりでなくてもええはずや。

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以上長々と貴州旅行の話を続けてきましたが、これにておしまいです。
又、次の旅の話をお楽しみに。
明日からはいつものパターンでお楽しみ下さい。
posted by さかな at 00:00| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月20日

貴州の旅ー32

帰る日の朝
さあ、いよいよ今日で旅は終わりだ。ホテルで朝飯を食ってもしょうがないので散歩がてら
表に出た。昨日タクシーで行ったり来たりしてる時、北の方に「永和大王」があったのを
目の端に記憶していたのだ。
朝から快晴だ気持ちが好い。北の方に歩いて大きな通りを渡ると、隆福寺街というのが見えた。
「ここは前にも来た事があるな」、昔は骨董屋とか古書店が軒を連ねる文化的な界隈だった
そうだが、今は唯の安売り雑貨店が集まった場所だ。

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更に少し北に行くと、「永和大王」が見えた。豆乳と揚げパンのチェーン店だ。
豆乳と揚げパンの朝飯が中国では私のお気に入りの一つだ。
店の前で、欧米人のおばちゃんが1人きて、入るかどうかためらっている。
結局向こうへ行ってしまった。「何でやろ?」
私も外国人だが、ここが目的で来たのだからためらわずに入った。
先にレジで注文して金を払う仕組みだ。番号を書いた札をくれた。
「席で待ってたらええんかなあ」
しばらく座って待ってたが、なかなか来ない。
「厨房のとこにあるカウンターまで行って、待っとかなあかんのかなあ?」
不安になって厨房のところまで行ったが、相手にしてくれない。
結局、席まで持って来てくれた。
豆乳と目玉焼きと揚げパン。これでいい。
揚げパンは「洋条」と言って、「洋条」といえば「煮ても焼いても食えない厭なやつ」と
いう意味があるそうだが、豆乳に漬けて食うと意外とうまい。

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食い終わって、今度はまだ店が開いていない隆福寺街の中を通り抜けて散歩をしていたら
大通りの側に人だかりがしている。
「何やろ?」
「ようわからん」良く見ていると、
「もしかしたら宅急便?」
中国では宅急便はどういう仕掛けかよくわからないし、知人から聞いたこともない。
しかし、宅急便屋さんらしきお兄さんを取り囲んで、小さな荷物を渡したり
受け取ったりしている。
「路上やで」
「本当やろか?」
もっとよく見て確かめたかったが、覗きこんだり、しっかり写真をとったりするのは
かなり不自然なのであきらめた。

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2010年05月19日

貴州の旅ー31

昼飯を食って瑠璃廠へ
バタバタと植物園、国士監、二つもこなすともう昼飯時だ。飯を食ったら友人は日本に帰ら
ないといけない。一旦ホテルの近くまで戻って昼飯を食うところを探す。
あんまりお腹はすいてないので、
「麺か餃子程度やなあ」
「あそこに餃子屋があるで」
行った事ない店だったが、まあ適当に入ってみよう。
若者向きのおしゃれっぽい内装の店だ。二階に上る。
「水餃子しかないの?」、「焼き餃子も食べたいんやけど」
「○○というのが大きい焼き餃子です」、「じゃあそれちょうだい」
店員の接客態度がとてもいい。言葉遣いが丁寧だし、動作もきびきびしている。
礼儀も正しい。
「しかし、この皿や茶碗、えらい汚いで」
お洒落で接客も好感度が高いのに、衛生面が「??」
隣の人が店員に文句を言っている。
「ちょっとこれ見てよ」、「すみません・・・」
料理に虫かなんか入っていたようだ。
昨日のパンの中の歯を想い出してぞっとする。
まあ、しかし、それでも、餃子はおいしいかった。
「こういうアンバランスが中国なんかなあ?」

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飯を食ったら、友人は空港へ。
私は銀行へ。口座を開きに行ったのだ。結構ハードであったがうまくいった。
この話は又機会があれば。
それで、いつものように瑠璃廠へ紙を買いにいった。
水墨画の練習用の画仙紙を買うのだ。いつものやつだから簡単だ。
「よいしょ」と肩にしょって歩いていると、
人だかりがしていて、覗くと、道路に水で書を画くパフォーマンスをやっている。
欧米人相手に、「これは、ラブで、これは○○・・・・」
ごきげんなやつだ。
瑠璃廠もすっかり綺麗になったから、こんなこともできるようになったのだ。
それでも路上は綺麗とは言えんけどねえ。

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2010年05月18日

貴州の旅ー30

改装なった国士監へ
タクシーはすぐ見つかった。
誰かが乗って来た帰り車だ。しかし、駐車禁止場所なので本当は乗れない。それでも
あせっているから強引に乗り込んでしまった。
帰りは簡単だった。来る時の渋滞は嘘のようだ。
30分強で北京の中心部に帰ってしまった。
「まだ時間あるなあ。どっか行こか」
「今からやと近場しか行かれへんから、国士監でも行ってみよか」
前に国士監に行った時は工事中だったので殆ど中は見ていない。改装されてどうなったか
興味がある。
北京の中心からやや北東、雍和宮大街の大通りまで来て、雍和宮の向かい側で車は
止まった。この通りはいつ来ても雍和宮に参る人達でごったがえしている。
降りた正面の路地を西に真っ直ぐ入って行くと右側に国士監がある。
隣が孔子廟だ。国士監と孔子廟は対になっている。要するに学問の府と学問の神様が
対になっているということで不思議でもなんでもない。
入って驚いた。
「前来た時と全然ちゃうやん」
建物が新しくなっているだけではない。新たにいろいろな展示室ができているのだ。
中国の歴史の中で、国士監が果たしてきた役割や、科挙の試験の様子などが詳しくわかる
ように膨大な資料が展示されている。
「こんなんどこにあったんやろう」
「やっぱり何でも限りなく膨大にあるんが中国やなあ」と感心した。

「白ポンやで」、「・・・・・」
「発もポンや」、「ほんまかいなあ・・」
「中もポンやで」、「エッ、それ大三元やんか」
「おまえ積み込みしたやろ」、
「そんなんせえへんで」、「運がよかっただけや」
「嘘つけ、そんなんありえへんわ」
麻雀で大三元という役があった。めったにできるものではないが、綺麗な役だった。
科挙の試験では、地方試験である郷試の主席を解元、その上の会試の主席が会元、
最後に首都での最終試験である殿試の主席を状元と呼ぶが、その全てを取った人を
大三元と呼ぶのだそうだ。要するにグランドスラムという事だ。
そんな事を全く知らなくても麻雀はできるので関係はなかったが、まあそんなものだ。
それで、ここでは合格者の表彰があって、状元は一番えらいので控室まであるということだ。

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それより、この界隈は骨董屋が一杯あって、ちょっとおしゃれな骨董屋があるというのを
来る時の機内誌で見ていたので、楽しみに目で探しながら歩いたが、雍和宮の客狙いの仏具
骨董ばかりで見つけられなかった。又、次の楽しみにしよう。
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2010年05月17日

貴州の旅ー29

紅楼夢の曹雪芹記念館があった
花は十分開いていないが、あまりにも沢山の桃の木の群れがあるのですこし飽きてきた。
どこをどうまわっても似たような景色だ。
人をかきわけ、かきわけと言うほどではないが、歩いていると池の畔まで来た。
要するに公園のほぼ中央に大きな池があるので右からまわっても左からまわっても
自然に池につくのだ。左かぐるっと回って池の向こう側についたということになる。
池のそばを見ていると、実に美しい柳があった。
「これや」と思わず心の中で叫んだ。
いつも水墨画の練習課題にでてくるやつだ。画の中だけの誇張した形かと思っていたが
「ほんまにこんな姿なんや」
そういうかっこいい柳が池のまわりに並んでいる。
「やっぱり書画の国やなあ」

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と思いつつ、池の向こう側を歩いていると、曹雪芹記念館という看板が目についた。
「あの紅楼夢の曹雪芹やで」とびっくりした。
紅楼夢というのは、日本の源氏物語に当たるのだろうか、中国の国民的大長編小説だ。
王朝時代の優雅な金持ちの生活が克明に描かれている。
石頭物語りとも言われていて、南京が舞台であるかのような設定だが、モデルは北京
だというし、これを執筆していたのも北京だというから記念館があっても不思議はない。
しかし、こんなところにいきなり現れるとは思わなかった。
入ってみたが、超満員でゆっくり見られない。資料もあまり沢山はないようだ。
本格的な記念館は故郷の瀋陽にあるらしいから、ここは雰囲気を味わうためのところ
なのだろう。
どうせなら、あの紅楼夢の舞台になった屋敷というか大庭園も復元して欲しいものだ。

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と、思いつつも、少し焦ってきた。
友人は今日の午後の便に乗って日本に帰らないといけない。
こんなに人が一杯で、そとは大渋滞という状況で帰りのタクシーはつかまるのだろうか。
つかまってもちゃんと帰れるのだろうか。
「そろそろ帰ろう」と出口を目指した。
出口に行く路で、「日本・・・・」と言っているのが聞こえた。
見ると、日本人の彫刻モニュメントがある。
現代作家のようだ。
「こんなとこにも日中友好があるんや」
しかし、急がねば。

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2010年05月16日

貴州の旅ー28

北京、植物園、桃花節
春は日本では桜の季節だが、中国では桃という事になる。しかも北京の桃の花が見事
だと聞いた事がある。
「折角4月に北京に来たからには、桃の花を見に行ってみよう」と思った。
しかし今年は桃の開花が遅いそうだから、もしかしたら空振りになるかもしれない。
それでも、他に日は選べないからとにかく行ってみよう。
北京では、平谷区というところが桃の花では一番有名らしいが、遠そうなので、昼頃
までに帰ってこれなかったら大変だ。
「植物園なら近いやろ」と出発したが、最初は順調だったものの、途中から混み始めた。
えらい渋滞だ。よう考えたら、今日は清明節だった。
「もしかしたらこの辺にお寺かなんかあるの?」と聞くと、もうちょっと行った処に
有名な墓地があるそうだ。それで皆集まってきているのだ。
もうにっちもさっちもいかない。行きも帰りもできないで混んでいる。
じりじりといざっているうちに香山が見えてきた。塔もある。
「そうか香山が近いんか?」次は紅葉の頃に来ないと行けない。
その墓地の渋滞をやっと抜けたと思ったら、今度は植物園の駐車場の入場待ち渋滞だ。
これはタクシーだから関係ないので、適当な位置にきたら大きくかわしてやっと着いた。

李白に次のような詩がある。
山中問答 李白
余に問う 何の意ありて碧山に棲むと
笑って答えず 心自ずから閑なり
桃花流水 杳然として去る
別に天地の人間に非ざる有り
 **学研グラフィックスブック、「奔放の詩人 李白」山口直樹著 より

山中で五柳先生(陶淵明)のようにゆったりと静かに桃の花を楽しみたいものだ。
と思っても、まわりはえらい人ごみだ。

桃もまだ7分咲きだ。しかし、これでも十分美しいともいえる。
もちろん全部満開になったらすごいやろけどまあ悪くはない。
それに、いろんな種類の桃の木がある。
あまり沢山あるので何がなんやらよくわからない。
とにかく、すごいもんだ。

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2010年05月15日

貴州の旅ー27

北京で辛い夜食を
貴陽から北京までは3時間半ほどだ。当たり前だが来た時と同じだけ時間がかかる。
夕方でても着いたら夜中だ。
時間が早すぎる事もあって北京に着いたら何か食べに行こうと、晩飯は食べなかった。
機内でも、できるだけ食べんとこうとがまんしていたが、ついパンに手をだしたら、
「ガリッ」
何とパンの中に入れ歯が入っていたのだ。
歯一本だけだが、繋ぎの金具がついていた。
「うぇっ」
「こんなんあるんか」
興義の街で屋台の入れ歯屋を見たばかりなのでよけい生々しい。
すぐさま吐き出して、後は何も口に入れる気はしない。
想い出して考えるのも気持ち悪い。
もちろん友人も同様だ。
「絶対口直しせなあかん」
それで、深夜でも開いている、「鬼街」に向かった。
あそこなら、大好きな辛いモン屋がいっぱいある。
「どこにしよ」
夜の12時頃でもこのあたりは賑やかだ。
知ったところはないので、適当に探す。そこそこ混んでそうな店を選んで入った。
重慶四川料理の店だ。
「口直しにバイヂュウ飲もう」
「やっぱり北京の二鍋頭やで」
「乾杯」
貴州の旅も無事に終わった。
辛いモンはやっぱりうまい。しかし、ずっと沢山食べてきたのであんまり入らない。
もやし炒めといつもの辣子鶏、香辣蝦。
まあこんなもんか。

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タグ:B級グルメ
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2010年05月14日

貴州の旅ー26

貴陽空港へ
ここから貴陽までは約170kmだという。高速道路だから3時間はかからないだろう。
「ロウケツ染めの工場に行きたい」
「途中、どこでも良いから都合のいいところで寄って」
旅行の最初から言い続けていた。
「それでは、安順というところに帰りに寄りましょう」
ということになった。安順は黄果樹市と貴陽の丁度中間位だ。
貴州は藍染、ろうけつ染めが盛んな土地だと聞いている。是非作っているところを見たい
ものだと思っていた。
孔雀はもういいからちゃっちゃと行こう。
順調に高速道路を飛ばして安順市に着いた。
市内に入ると渋滞している。
ちょっといらいらするが中々前に進まない。良く見ると、辻々に屋台店が出ている。
ゆっくり来たら面白い街かもしれない。
「やっと着いた」と言うが、様子がおかしい。どうみても閉まっている。
「今日は日曜やから閉まってんのか」
しょうがない。どうしようかと思いながら
「工場で作るところが見れんでも、買うだけでもええよ」と言って見たら、
「そんなら、あそこに行こう」
結局、大きな土産物店に連れて行かれた。他の土産物も沢山おいてあるが、ロウケツ染
は大きな部屋の半分程を占めている。
本当は、田舎の家内工場みたいなところに行って、裏庭で染めているところを見たかったし、
そんな処で作った天然素材のモノを買いたかったがしようがない。
ここのは、蝋で下絵の絵付けをするということで絵画的なものが多かった。やはり値段は
高いめだ。私は布地を少し買った。風呂敷のようなものは、手縫いで模様の篝縫いをして
あって、なかなかいいものだと思う。
またいつか詳しく紹介しよう。
買うものをかったら空港に行くだけだ。
貴陽空港は街から近い。貴陽に着いたらすぐ空港だった。

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2010年05月13日

貴州の旅ー25

孔雀づくし
旅の最後は、「陡坡塘瀑布」というところらしい。
「まだ瀧に行くんか?」
「もうええで」
と思う事は思うけど、折角来たからには勿体ないという事もある。とにかくは行って
みよう。
「チケット売り場の門の上、見てみ」
「孔雀みたいなん、おるで」
中に入って驚いた。
「孔雀がうじゃうじゃいてる」
「綺麗やな」
孔雀が羽を広げるのは示威行動?求愛行動?唯の気まぐれ?
何かわからんけど、時々羽を一杯に広げてくれる。
しかもお尻を振るようにしながらゆっくりと一周回ってくれるのだ。
「ファッションショーみたいやね」
「優雅なもんや」
「昨夜食ったのはまさかこれとちゃうわなあ」
「まさかねえ」
しかし、これを見に来たのではない。そのまま公園を抜けて奥に進む。
又川があって、川沿いに路がある。この路を川に沿って暫く遡るのだ。
左手の河原はゆるゆるとしている。
野鴨がそこここに固まっている。良く見ると、餌箱があるので飼っているのだろう。
するとこういうのも晩飯に出て来るはずだ。
鴨の群れをすぎると、水の音が大きくなってきた。
「これは結構豪快やね」
落差は少ないが、横幅がおおきくて水量が多い。
なかなか迫力がある。しかし、あんまりゆっくりしていると帰り道でローケツ染めを
見に行く時間がなくなるのでちゃっちゃと行かねばならない。
孔雀が又羽を広げて、回っているが、さっさと車に乗って出発だ。

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2010年05月12日

貴州の旅ー24

又昼飯や
エスカレーターをゆっくり上っていくと、元の入り口に着いた。
そこから、黄果樹風景区の門まで歩いて行く間に売店が並んでいる。少数民族のお土産屋だ。
興味を持てるものは殆どないので、そのまま通り過ぎるが、胡桃屋が目についた。
美味しかったものは記憶にこびりついている。
「5元分ちょうだい」
「そんなん、ちょっとやで」、「1斤買うてや」
「ちょっと食べるだけやから、そんなに要らへん」
「しゃあないなあ」
少しだけ包んでくれた。
「これ持って行き」
「それ何?」
「胡桃をこじ開けて割るんや」と手でしぐさをしてくれる。
小さな鍵のようなものだ。先はカギとは違って刻みを入れてなくて平べったい。その平たい
部分を胡桃の割れ目に差し込んで、グイっとやると殻が割れるのだ。
「ああ、これええわ」
胡桃の殻を割るのは実は面倒なのだ。歯でがりっとやってもちゃtんと割れない。それで
出来た割れ目に爪を入れて殻をはがそうとするがなかなかうまくいかない。そのうち、実が
バラバラになってしまったりするのだ。昔胡桃割器を買った記憶もあるが、どこかになくして
しまった。中国でいろんな胡桃があっておいしいのでつい買ってしまうが食べるのは実は面倒
だった。しかしこんなにすれば簡単やんか。
そうこうするうちに黄果樹風景区の入り口に戻った。
「ということは又あの飯屋に行く事になるな」
まあ、味は良かったからええけど、「今度は絶対に野鳥は食べへんぞ」
昨日の竹葉菜が忘れられない。

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他に野菜を2種頼んだら、どっちも卵とじの料理だった。
私は卵焼きが好きやから、これでいいのだ。

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あっさりと胡瓜の叩き。これ旨い。
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トマトと豚肉の炒め物、これも美味しい。
トマトの酸味がさっぱりしてる。

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何のスープやったろう?

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豆腐炒めも美味しい。

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東北出身の人達らしいから、東北料理なんかなあ?
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