2010年06月30日

神戸三宮、インド料理「シャミアナ」

「久しぶりにシャミアナのカレー食いたいなあ」と突然思った。
というのは嘘で、何日か前に友達とシャミアナの話をしたから思いだしたのだ。
思いだしたら食べたくなるのがあそこのカレーだ。
ネットで調べたら日曜もやっている。しめしめ。
「インド人がやってる」店ではないし、インドのカレーそっくりではなくてかなり
オリジナルだが味がよい。
インド人がやっている店でスパイスや味付けは本格かもしれないが、下ごしらえなんかが
丁寧でなかったりする店も多い。
ここのカレーは本物のスパイスを沢山使っていて深い味を出しているので、インド人にも
まけないのだ。
ここで昼ならセット料理がお得だし、それならサモサ付きを選んだらよい。
なぜならここのサモサは美味しいからだ。
ゴリゴリとかモサモサ感ばかりで、揚げ春巻きかいなと思うようなサモサもあるが、ここ
のはカリッとかじると中がスパイシーでかつジューシーだ。
セットではナンはつかなくてカレーはご飯で食べる。しかし、ここのナンはおいしいので
一品追加で頼んでしまった。
インドでもカレーのデザートにはヨーグルトを良く食べたが、ここではシャーベットに
なっている。
食後のチャイもおいしい。
体中がスパイシーになってしまった。
きっと明日はよい○○○が出るのだ。

店内にあるインドの置物や壁飾りなどはマスターがインドから買って帰ったものだそうだ。
なかなかすごい物がおいてあると思った。

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店名、「シャミアナ」
ジャンル カレー
住所 神戸市中央区山本通2-3-14
営業時間 11:00-21:00
定休日 無
メニュー 日本語
言語 日本語

毎週水曜は食に関する話です。
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2010年06月29日

最近夢中で読んだ本の話、堀田善衛

堀田善衛、「定家明月記私抄」、「定家明月記私抄」続編
定家の時代は沢山の貴族が日記を書いていたようだ。
いついつどんな行事が何のためにどこで行われたか。参加したのは誰と誰でそれは
どんなふうに決められたのか。どんな服装でいったのか、服装の色はどうで材料は
何なのかそれはなぜなのか、歩いて行ったのか馬に乗ったのか輿に乗って行ったのか、
共は何人でどういう人たちだったのか。そう言う事を事細かく書き記していたのだ
そうだ。何故かと言えば、何をするにも先例にのっとらなければならないし、勝手な
ことをするわけにはいかないので、行事を担当したり、参列したりするばあい、
解らなければこういう日記を参考にするしかないのだそうだ。自分の日記に書いて
いなければ他人のを借りないといけない。それでも貸して貰えない場合もあると
定家も日記の中で愚痴っている。

・・世上乱逆追討耳ニ満ツト雖モ、之ヲ注セズ。
紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ。・・・・
すごい言葉がでてきた。
世は戦乱の時代だ。平家が出てきて、栄華を極めたかと思うと、源氏が出てきて
滅ぼされる。その間に何度戦があったことか。
都も荒みきっている。
そんな中で、そんなのはやかましいだけだ。しったこっちゃないと怒っているのだ。
その文章すら白氏文集を引いている。
この時代、日本の精神文化が世界でも例を見ないほど洗練の極みに達していた。
それゆえにかどうか男女のモラルなども全く意識の外だったようだ。
さらそれ故にかどうか、戦乱の中、暮らしぶりは没落する一方だ。
一方では武士が刀と規律をひっさげて都を支配しようとしている。
そんな中でかたぶつのようでいて、沢山の妻や子をもうけ、日々の悩みは出世が
遅い事。荘園から金が入らない。
乗って行く馬がない。着て行く着物がない。
日記のあいまからぶつくさぶつくさ口をいっている定家の姿が立ち上がってくるようだ。
和歌の家のオーソリティ、総元締めの権力者のじたばた生活が楽しくうかがえる。
でも、この本のように整理して解説がしてなければ、そのまま読むなんてとても無理
だと思う。

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2010年06月28日

我が家のアルカリイオン浄水器

「あれっ、何かおかしい」
浄水された水がでるノズルがぐらぐらしている。おかしいなと思って手で持って
ぐりっとやったら、「ありゃりゃ」すぽっと抜けてしまった。
「えらいこっちゃ」さっそくメーカーの修理サービスに電話する。
「明日行きますから」と対応がいい。しかし、持って帰らないと修理できるかどうか
わからないと言う。いきなり、浄水器がなくなった。
よく考えたら、この機械、もう何年つかっているのだろう。10年を超えているのは確かだ
実際ここまでよくもったものだ。感慨にふけるのはいいが、浄水器はない。
しかたないので、普通に湯をわかした。お茶の味が悪い。当然のことながらカルキ臭い。
例の鉄瓶で沸かしても同じことだ。蓋をあけたまま沸騰させてカルキ分を抜こうとしても
やはし臭いがする。
折角おいしく茶を飲む環境をつくったのに残念だ。
浄水器が如何に必需品かよくわかった。
何日かすると、修理サービスから電話が入った。
「中も錆びていて、もう部品がないから修理できません」ということだ。使った年数から
考えるといたしかたない。
しかし、これからどうしよう。
よく考えたら、実家にも同じものがあったはずだ。今は使っていない。
さっそく長躯取りに帰った。
「やっとこれでおいしい水が飲める」
もう生活の中にしっかり組み込まれているのでいきなり壊れるとこまってしまうのだ。
鉄瓶で湯を沸かしてお茶を淹れる時は、アルカリイオン浄水器の水を使うと、非常に
うまいということが確認できた。
無くなってやっと価値がわかるんやね。

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2010年06月27日

黒門市場で豆乳を飲んだ

特に何か用があるとか何か買いたいという訳ではない。
本日運動不足につき少し歩いてみようと思っただけだ。退屈しないで長い時間歩き
回ろうと思ったら市場のようなところがいい。
入り口でさっそく面白いものを見つけた。
小鳥屋さんだ。鳥かごが一杯ぶらさげてある。
まるで中国にきたようだ。他ではこんなに小鳥を売ってるところはめったに見ない。
その横にはラーメン屋さんがあって、そのあいだを入って行くと、右手にはうどん屋
さんがある。そのつぎは豆腐やさんだ。左手には魚屋さんだ。
ずっと行って最初の角にある果物屋さんのような漬物屋さんのような大きな店の所を
右に曲がると、メインの通りだ。
さすが大阪の台所だ。人と人がぶつかりあわんばかりの大盛況だ。
自転車も通っている。すんなりとは歩けない。
しかし別に急いでいるわけではない。ゆっくりいけばいいのだ。
と思っていても哀しい性格でつい急ぎ足になって、人と人の隙間をくぐりながら
気ぜわしく歩いてしまう。歩きながら目は次の隙間を探している。
それで端までいったら戻るしかないのだ。
横を見ると、おいしそうな食べ物が沢山並んでいる。
アジアの市場はどこでも同じで活気があるので大好きだ。
ちょっと横に曲がると美味しい食べ物やさんがある。一本ウラの筋にも食べ物やさんが
ある。
市場の近くにはおいしい食べ物やさんが多いのだ。
それほど広くもないところだからくまなく廻ってもしれている。疲れはないが喉が
乾いてきた。元のあたりに戻ってきたら、豆腐やさんの店先で豆乳を売っていた。
コップに入れて飲ませるのだ。
「これはええな」と早速飲んでみた。
当然ながら本物の味だ。ちょっと前までは牛乳が体に合わない体質なので豆乳も
避けていた。何の根拠も無いけど、色が似てるのでなんとなくいっしょくたにしていたのだ。
今はちゃんと理解できているので平気だ。
「うまい」豆乳であった。中国では飲みやすくするためか、薄くして砂糖を入れたり
しているのも多いが、これは本物だった。
中国的な経験をした日であったなあと意味も無く思った。

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2010年06月26日

鶴橋でやっとおいしいキムチを見つけた

先日、森の宮と玉造の間、大阪城外の細川忠興屋敷のあった「越中井」のあたりを
散歩した話をした。
暑い日だった。荷物も沢山あって重かった。
それでもその後、又、元気をだして鶴橋に向かった。キムチを買うためだ。
かなり前だが、鶴橋に「仲良し商会」という変わった名前の店があって、そこの
キムチが美味しかった。誰の紹介だったかは忘れたが、その店だけが韓国直輸入の
キムチを売っているという事だった。一時は友人に頼まれたりしたこともあって
一回行ったら10kgほども買うこともあった。
「店やってるんですか」と聞かれたほどだ。
確かにそのキムチは旨かった。鮮烈な辛さがあるし、程良い酸味がある。
ちょうどいいくらいに醗酵すると、とても美味しくなるのだ。
何年もそこだけで買っていたが、ある日、店を閉じるという。
「○○というところで他の人達と一緒に売るけど、品物は同じだよ」といった話だった。
それで、その店を探して買いにいったが、全く違う味だった。
「おいしい店をさがさなあかん」ということで、何軒か、勘をたよりにまわって、少し
ずつ買って帰った。もちろん殆どどの店でも試食させてくれるが、試食のひとかけでは
本当の味はわからない。家に帰ってしっかり食べないと比較できないのだ。
それぞれの店で買ったら袋に印をつけて忘れないようにしないといけない。
しかし、どれも美味しくない。
水っぽかったり、食べた後にえぐみのような後味がのこったり、化学薬品のような後味
が残るものさえある。
「困ったなあ」と思っていたが、やっと見つけた。
「うちのばあちゃんのキムチは選手権で優勝したんですよ」と言っていた店の
隣の店のキムチがうまかった。
韓国直輸入ではなくて、自家製のようだが納得のできる味だ。
当分この店で行こう。

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2010年06月25日

やっぱりピータンには白酒が良く似合う

「こういうのは賞味期限はどうなんのやろ」
「冷蔵庫に入れやんと熟成さしたほうがええ」
「一月は持つそうや」
友人に台湾で買ってきたピータンを頂いた。有名なところのモノらしい。
ちょっと見いは普通の卵だ。ちょっと殻が薄青く見えるのは中の卵が透けて見えているの
だろう。
大きさは鶏の卵よりちょっとだけ大きめだ。アヒルの卵やからあたりまえか。
「さて味はどやろ」
「コンコン」と殻を割って、普通の茹で卵と同じように少しずつ殻を剥いて行く。
丁寧に剥くと、中の白身の部分が濃い緑になっているのがよくわかる。そのうえに薄皮を
一枚のこして殻が剥けてしまうはずだ。薄皮を残す事は大事でもなんでもないので
それも取ってしまう。
「ころん」と濃い緑の茹で卵ができたはずだ。
これをスライスして食うだけのことだ。
ちょっと味をみてみよう。この濃い緑になった部分の透明ではあるが、濃厚そうな熟成色
が素晴らしい。見ただけでうまそうだとわかる。
「確かにうまい」、「濃厚だ」
かすかにアンモニア臭がするがそれは常識だから問題ない。
「さて酒は何にしよう」これだけ濃厚な味だと強い酒があう。
中国の味だから、中国の酒にしよう。
「やっぱり二鍋頭(アルグオトウ)やな」56度のバイヂュウだ。
このバイヂュウは鮮烈といえるほどすっきりしていて、しかも強いからこういうモノに
よくあうのだ。
北京に行った時もよくピータンでちびちびやっていた。
ピータンだけでも十分うまいが、ピータン豆腐なんかもええなあ。
切った冷たい豆腐に載せるだけだ。大蒜のタレをかけたり、香菜を刻んで入れるとおいしい。
中国の味だ。
「やっぱりピータンは台湾なんかなあ」
今まで食べた中でも極上のピータンであった。
それでやっぱりバイヂュウはええなあ。二鍋頭はおいしいなあ。安い安い庶民の酒。
中国に行きたいなあ。
という結論になる。

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毎週金曜は酒や茶に関する話です。
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2010年06月24日

映画、「しかし、それだけではない」

副題、「加藤周一 幽霊と語る」
今迄、能というものに関心はないではなかったが、実際に見た事はなかった。
謡曲の本を読んだりすることはあるが、能という舞台にどういうたくらみがあるのかと
いうことには全く無知であった。
この映画に夢幻能という言葉がでてきた。
かなり気になって本を読んで見た。
諸国一見の旅の僧がいるとしよう。
朝に出発し、夜にはその日の目的地に着こうと旅を続けているときに、ふと有る場所を
とおりかかる。
「なにやらゆかしげだ」と思っていると、タイミング良く土地の人があらわれる。
そしていつのまにか日がくれてしまった。
もう既にこの場は霊に支配されてしまっているのだ。
この世に思いを残した霊が現れて、このゆかりの地で果たされぬ思いのことどもを或いは
土地の人となって、或いは幽霊の姿となってかたりつづけるのだ。
霊が時空を支配して夢幻の世界を創ってしまうのだ。
それで霊に支配された諸国一見の僧は語り部となって諸国をめぐるのだ。
生きている加藤さんが、幽霊の思いを語る語り部となるのなら、
その加藤さんが死んでしまった今は、この映画をみたものが、こんどは語り部と
ならなければならないだろう。

映画の中で面白い事を言っていた。
「・・・・人の人生の中で、世の中の様々な形のムラ社会の縛りが比較的緩くなる時期がある。
それは、学生時代とリタイアした後だ。・・・
だから、老人と若者が結託したら面白い事ができるかもしれない。・・・・」
この逼塞した時代にこそ、老人パワーと若者パワーが結託しないといけないのだ。
若者よがんばろう。
それにしても、あの年で眼光炯炬、論理明晰、存在感抜群。すばらしい。

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2010年06月23日

鰻の店、「志津可」

前に東洋陶磁美術館に行った話をした。その時、写生会だった話もした。
ついでに野菜を買った話もした。ついでに鰻屋の話もちょとだけしておいた。
その鰻屋の話だ。
東洋陶磁美術館にはよく来るし、車で行ったらいつも同じ所に止めるので、その近くにある
鰻屋には前から気が付いていた。店も古くからやっているような渋い感じやし、
「ええやん」と思っていたが、いつも開店前か、休業日というめぐりあわせでなかなか
入れない。
それはやっぱり、「美術館に行ったついでに、たまたまおいしいものを食ってやろう」と
いう根性がいかんかったんやと反省した。
それで今度は、「鰻を食いに行って、ついでに美術館に寄ろう」という事にした。
やってる事は同じだが意気込みが違う。
行きがてに予約はしたものの、鰻がメインと思ってしまったら、美術館でも気になって
しょうがない。せっかく良い展示があって、
「今回は来てよかったなあ」と思っていても、すぐに頭の中が鰻になる。
「いらっしゃい」鰻を焼くいい臭いがする。
三代目江戸流鰻料理と書いてあるから、一旦蒸してから焼くのだろう。
北大路魯山人の「料理王国」にはいかに関西といえども鰻は江戸前が良いと書いてあった。
うのみにするのはいやだが、どっちでも美味しかったらいいのだ。
「蒲焼き定食の上と特上はどうちがうん?」と聞くと、「鰻の大きさの違いだけです」
「特上は一匹つかってます」
「この値段差やったら特上の方がええなあ」
堂島川を見ながら店内も見ていると、骨董のコレクションが店の雰囲気作りをしている。
古い時計がええ感じだ。
蒸した分柔らかくて、脂っ濃さが抜けておいしい。
タレもしつこくない。量もちょうどええくらいだ。
「これはおいしいね」
次はう巻も食ってみなあかんなあ。

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店名 「志津可」
ジャンル 鰻屋
住所 大阪市北区西天満1-13-7
電話 06-6364-9129、3528
営業時間 10:00am〜ラストオーダー、8:00pm
定休日 日、祭日
メニュー 日本語
言語 日本語

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2010年06月22日

最近夢中で読んだ本、吉田修一、伊坂幸太郎

吉田修一、「横道世之介」
空手の有段者がおって、またそいつが酒癖が悪い。その上に極度の近眼だった。
「○○が酔うてあばれとるぞ」というと誰かれなく逃げ回ったものだ。
たとえ親しい友達でも、さきに「わしや△△や」と声をかけないと見えへんからどつかれる
危険がある。それでも愛すべきやつだった。
「わしは10分あったらどんな女でも口説きおとして見せるで」と言うてるやつもおった。
「なるほど」と思える時もあったが友達にすると後悔することになった。
酒で身を持ち崩したやつもおった。文字通りだがしょうがない。
何でかわけもわからずどうにもならんようになってたやつもおった。これも難儀やがしょうがない。
どうしてあんなに毎日毎日同じ連れがつるんで同じことばっかりやってこれたんやろ。
青春時代を語ればきりがない。
だれもが、輝かしい思い出も持っているものだ。
でも結局は多かれ少なかれ似たようなものであるのかもしれない。
この本のように横道世之介には出会えなかったけど、
ちょっと苦くもあるけど、楽しい日々だった。
この本を読んで、そんなことなどを少々想い出した。
爽やかな後味の良い本です。

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伊坂幸太郎、「陽気なギャングが地球を回す」
前に、同じ作者の「陽気なギャングの日常と襲撃」という本を読んだ話をした。これはその
前篇にあたるのだろう。図書館で同時に予約したら、こちらの方が人気があって、順番待ちが
長かったのだ。
内容は殆ど同じ。
誰でも一度は、「かっこいい強盗をやってみたい」、「それも完全犯罪の」なんて思う事は
あると思う。実際にやったらあかんので本に書く事になるのだろうか。
そうなると「やった」だけではおもろくないので、「コケてもみせる」ことが必要になるので
あろう。そして話はだんだんと楽しくなっていく。
伏線が一杯、たくらみが一杯の痛快で楽しめる本です。

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2010年06月21日

茶釜の方はどうなった

先週は金刀比羅さんの門前街で買った鉄瓶の仕上がり具合の話をした。
同じ時に買った鉄瓶というより茶釜のようなモノの方はどうなったであろうか。
何の興味も持たない人が殆どだろうが無理やり報告することにする。
こちらも同じように茶で何日も煮詰めた。
最初はどろっとした鉄色の汁が残っていたが、だんだん綺麗になってきた。
水に切り替えてぐらぐら沸かしても色は濁らない。
それで外も椿油で拭いた。
鉄瓶ほど劇的?ではないがこれも結構良い感じになった。
なんとなく風流な茶道具のようではないか。
しかし、どうやって使おう。これは注ぎ口がないので、
「柄杓みたいなのがいるなあ」と思い探しにいった。
京都の三条、前に調味料用の小さなしゃもじを買った店に行って見たが頃あいのものが
ない。それでもう少し東に行くと、「籠新」というおなじような竹細工の店があった。
覗くと、奥のほうで、おっちゃんが、一生懸命竹を細工している。
「こんなんええなあ」と思いながら見ていたら、茶道で使うような綺麗な竹の柄杓が
あった。細工も綺麗だ。
「ええけど、ちょっと形がきれいすぎるなあ」
「あの無骨なやつにちょっと合えへんわ」
と思い、更に探す。といってもすぐ隣にならんでいたから最初からわかっていたのだが、
ごくふつうの竹杓子が見えた。よく山のお寺やなんかで手を清めるために貯め水を
すくったりする時に使うやつだ。
「適度に雑くてええやんか」と思いそれを買う事にした。
勿論値段は段違いに安い。
それで、この茶釜で湯を沸かして、茶を淹れて飲むと、格段に旨い。
まあ勝手にそう思うだけだが、気分の問題だ。

こんな事をしてしばらく遊んでみよう。

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店名、「籠新」
ジャンル 美術京花籠、茶道・華道竹製品
住所 京都市東山区三条大橋東1丁目
電話 075-771-0209

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2010年06月20日

大阪城玉造口の跡

地下鉄1日乗り放題で600円という日がある。たまたまそういう日にぶつかった。
「ほんなら、今日はちょっと普段行かへんとこへ行ってみよう」と思いチケットを買った。
「さてどこへ行こう」
「玉造教会のあたり」が前から気になっていた。その後は鶴橋にいってキムチを買うのだ。
きょうは京都に画を習いに行く日だから、帰りは京橋で降りよう。
京橋から地下鉄だと鶴見緑地線に乗って「森の宮」降りたらよさそうだ。
ちょうど「森の宮」と「玉造」の間くらいなので歩いてそこそこありそうだ。
「大阪城が見える」公園にそって西に歩いてから途中で南にまがる。
今日は天気がいいし、暑い日なので汗がでる。公園に沿った道は大通りなので車が多くて
せわしない。左に曲がってからは人通りが殆どなくなった。
「そろそろかな」と思う頃、路の真ん中に森と言う程ではないが木立が固まっている所が
あった。祠と碑があるではないか。
「越中井」とある。細川忠興の屋敷跡らしい。細川ガラシャが壮絶な死に方をした場所だ。
「こういう史跡があったんか」
その少し先に玉造教会がある。ここもガラシャ夫人ゆかりの教会だと聞いている。
正面にはガラシャ夫人の像と高山右近像がある。
「なるほど」とそれなりに納得して、「森の宮」に戻るか、「玉造」まで歩くか。
どっちがちかいか微妙そうなので一旦戻る事にした。
「鶴橋」にはどういこう。「森の宮」でも中央線の入り口が一番近そうだ。
中央線で「谷町4丁目」まで乗る。それから谷町線に乗り換えて、「谷町9丁目」まで行く。
そこから千日前線にのると次が「鶴橋」だ。
もたもたしそうだが、結構ちゃっちゃと行ける。
鶴橋でいつもの店でキムチを買う。帰りの電車は気をつかう。
「やっぱり匂うやろなあ」
「すんません」と思いながら座って帰る。
帰りも千日前線で「難波」に行って、そこから御堂筋線だ。
とことん得したわけではないが、まあ楽しい一日だった。

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2010年06月19日

天王寺駅界隈

昨日は天王寺の明治屋の話をした。
ということは天王寺に行ったという事だ。その時はJR天王寺駅の待ち合わせだった。
「中央改札でたとこの緑の窓口の前あたり」
ちょっと早く着いたのであっちをむいたり、こっちをむいたりしていた。
普通は右を見たり、左を見たり、前を向いたり後ろを向いたりするが、あんまり
上は見ない。下は良く見るがあまり何も落ちていない。
この時は何気なく上をみたら、奇怪なものがある。良く見ると奇怪ではなくて、ちゃんと
した金の吉祥天女だ。ちゃんとしていても駅の天井にあるのはやはりおかしい。
「なんで?」と思ってみていたが理由はよくわからない。待ち合わせの目印として
目立っていいだろうという話であった。
私もこれからは待ち合わせの目印に使ってみよう。
「中央改札でたとこの天女の下あたりやで」
普段上を見ない人には難しいかもしれないが、天女の下に行こうと思えば、上を見て天女を
探さないといけない。上には何も障害物はないから見たらすぐ見つかる。
「これはええかも知れんな」
駅から近鉄デパートの方に出て右にまがって歩道橋を歩いていると、途中に下りるところが
ある。
「なんやろ?」と思っておりていくと、阪堺線の天王寺の駅だった。
「ちんちん電車の駅やんか」と思って見に行った。
ちょうど電車が入ってくるところだった。
何人かおりてくるが、人は少ない。乗るために待っている人も少ない。
「こんなんも、そのうち無くなってまうかも知れんなあ」
この回りも殆どが工事中だ。再開発で様子が変わってしまうのだろう。
日が暮れて来た。さあ飲みに行こう。

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2010年06月18日

明治屋の御酒

友人と久しぶりに飲みに行く事になった。
「どこいこ?」
「天王寺の明治屋というのはどや」
ここは前から気になっていたところだ。
昔からある居酒屋で昔の雰囲気がたっぷりと残った良い酒屋という話だ。
しかし、常連さんが中心で一見さんがとうりすがりに寄ったくらいではあまり相手に
してもらえないという話もあった。
ネットを見るといろいろ書かれている。良い話、悪い話どちらもだ。
でも興味はある。もしかしたら天王寺の再開発でなくなってしまうかもしれない。
「満員で席がなかったら、他所いこ」と言っていたが、運よくテーブルの端が空いている。
「相席でいいですか?」、「勿論いいよ」
「飲み物はなにがいいですか?」
「まずビールやなあ」、「生ですか?」、「生あるの?」瓶しか置かないなんて気取った
事は言わないようだ。なかなか印象はいい。
カウンターの客もテーブルの客もリラックスして飲んでいる。
居心地がよい店だ。
料理も「きずし」とか「ぬた」とか酒のみに優しい品揃えだ。
こういう満員の店のつねで、いちいち酔客にかまっておれないが、何か用がある時は
手をあげると愛想よく答えてくれる。
「そろそろ酒飲もか?」
「やっぱり御酒というのを飲んでみよ」
こういう店にきたからには、ハウス酒を試してみないといけない。
「常温でお願いします」
来た。この瓶がいいではないか。何の変哲もないようではあるが、この瓶の厚みと
微妙な透明さ加減に味がある。酒より瓶が面白いくらいだ。
と思ったがやはり酒も旨い。
今はやりのわざとらしいすっきり感ではない。
高級酒の極上の繊細さやさわやかさとも違って、普段酒のちゃんとした味わいと
主張がある。
切れがいいし、後口もよい。雑味もない。
「おいしい酒やなあ」とつい言ってしまう。こういう酒は常温で飲むにかぎる。

大正、昭和の時代の居酒屋にまぎれこんだと思わせるような懐かしい感じの居酒屋
であった。又来よう。

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店名 明治屋
ジャンル 居酒屋
住所 大阪市阿倍野区阿倍野筋2-5-4
電話 06-6641-5280
営業時間 13:00〜22:00
定休日 日曜・祝日
メニュー 日本語
言語 日本語

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2010年06月17日

映画、「オーケストラ」

これは面白い!抱腹絶倒の大活劇だ。
ロシアのボリショイ交響楽団。ユダヤ系の演奏家たちが排斥された時期があった。
高名な指揮者も劇場の掃除夫をやらなけらばいけないしまつだ。
そんなある日、事務局長の部屋を掃除していると突然FAXが入ってきた。
パリからの出演依頼だ。
何気なくそれを見た彼は、奇想天外な事を思いつく。
「この出演を横取りするのだ」
追い出された仲間を集めれば楽団が一つ作れる。
ボリショイを名乗ってもなんの不思議もない。
電話で連絡をとりあえばばれることはない。
こんなアホなような話が、「もしかしたらあり得るかもしれない」と思わせる
ところがロシアだからなのだろうか。
ありえない話がどんどん進んで行く。
楽器はどうやって整える?
チケットは大丈夫か?
どこに泊まる?
食事は想い出の場所で。
それぞれの思惑がふくれあがる。
そして、フランスの共演者が登場。若くて美しいバイオリン奏者だ。
そしてまた意外な事件が。
・・・・
でもねえ、この話、ちょっと無理がありすぎやで・・
いろいろあり得ない話が満載のおもしろくてたまらない話だ。
しかし、ひとたび演奏が始まると、話の上のことはどうでもいいとして、
やっぱり素晴らしい音楽の世界だ。映像とともにぐんぐんと引き込まれる。
「チャイコフスキーのバイオリン協奏曲、長いこと聞いてへんかったなあ」
「やっぱりええわ」
帰ってすぐにじっくり聞いた。

荒唐無稽なところもあるが、音楽は楽しめる。
劇場で笑って感動してリラックスしてこよう。

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毎週木曜は映画、音楽に関する話です。
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2010年06月16日

「揚子江」のラーメン

梅田で友達と会っていた。ちょうど昼飯じぶんだったので、
「飯でも食おか」と言いだした。
「何がええ?」
「簡単に麺でも食おか」ということになった。
「どこがええかな?」と考えて、
「この近くやったら昔時々行ったことがある揚子江ラーメン行こか」
それはええけど、店の場所がうろ覚えだ。「確か映画館のあるあたりやったで」
「あのへん曲がったとこかなあ?」ちょっとうろうろしてしまった。
「あっあそこや。看板見えた」
その向かい側がえらい行列だ。某有名ラーメン店に並んで待っているのだ。
「えらい列やなあ」
「こんなん絶対いややなあ」
まあ私も食べたことない店は、どんな味か興味があるときは並んだりすることがある。
しかし、「ふだん飯」を食べるのに並んだりするのはいやだ。「ふだん飯」はふつうに
ぶらりと入って普通に食べれるのがいい。
企業秘密の秘伝のたれを三日間煮込んでできたこだわりの味。
麺はどこそこの何とか麺、このちぢれが美味しい味をからませる。
ゆでかたと湯切りに名人芸がある。焼き豚がまた特別のモノ。
こんな店がよくある。
それを並んで並んで食べる。
こんなん絶対違うと思う。
見た目に普通。食べても普通。なんの変哲もない。でも美味しい。
いつもおいしい。
じつはひそかなこだわりが。でも人には云わない。
こんなんがええではないか。
こんなに並ぶほどの事はない。
「きっとこっちの方がうまいと思うけどなあ」と勝手にいいながら入った。
ここの麺はあっさりした塩味で菊菜が入っているのが特徴だ。
スープのあっさりあじに菊菜のほろ苦さがよくあう。
「昔は、わんたん麺を食べてたんやけどなあ」今は軽食志向だ。
「普通のラーメンと餃子」
ここの餃子もおいしい。
皮がほどよい厚さで焼き加減がいい。熱々はジューシーでおいしい。
麺も細身でいいぐらいの腰かげんだ。汁はあっさりといいながらも薄いわけではない。
味はしっかりとあるので食べ飽きない。
「ふだん飯」にちょうどええ具合だ。

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店名 「揚子江」
ジャンル ラーメン、餃子
住所 大阪府大阪市北区角田町7-17 東宝OSMビル 1F
電話 06-6312-6700
営業時間 10:30〜22:45
定休日 第2、第4木曜日
メニュー 日本語
言語 日本語
次回から使えるサービス券くれます。

毎週水曜は食べ物に関する話です。
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2010年06月15日

最近夢中で読んだ本、エリオット・へスター、オルファン・パムク

エリオット・へスター、「地獄の世界一周ツアー」
フライトアテンダント爆笑告白記とある。前のフライトアテンダントものの続編みたいな
ものだ。
確かに面白い。本が成功したからか、いろんな事情があったのか、フライトアテンダントを
やめた著者が世界一周旅行に出る話だ。
この人の旺盛な好奇心でおのずといろいろな事件に巻き込まれていくのは読んでいて楽しい。
本当はシリアスになってしまうような事でも明るくとらえてしまうと楽しい笑い話になって
しまうこともある。そういう姿勢はいいかもしれない。
「こんな旅ができたら楽しいやろな」と思わせる話が満載だ。
行った事がない国も多いのでおおいに参考になる。
ちょっとうけを狙った描き方が気にならないでもないが、文庫本なので旅のおともに持ち歩いて
楽しむのにいいものだ。
軽くて楽しい。

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オルファン・パムク、「イスタンブール」
表紙の写真と副題「思い出とこの町」でいっぺんに惹きつけられた。
イスタンブールと言えば、行ったことがないし、今までは中東の陽気で賑やかな街という
イメージを持っていた。東西の交通の要所であるとか、その要になる港町であるとか、
過去のトルコ繁栄の中心になったところであるとかの教科書的な知識が引き起こすものだ。
表紙の写真を見て、中をパラパラと見ていたら、まるでノスタルジックな石版画の世界だ。
霧の中のボスポラス海峡、ブルー・モスク、アヤ・ソフィア、トプカピ宮殿、
雨に煙る街。路面電車。
そして、想い出の中にある景色と共に、過ぎてきた過去の事、家族の暮らし、父や母の事、
淡々とそして実に詳細に語っていく。
イスタンブールの暮らし、人々の暮らし、それらがどんなふうに語られてきたのか、
どんなふうに描かれてきたのか。
こんな風景に出合えるのなら、是非一度行ってみたいものだ。
しかし、心のうちにある風景は、ちょっと通りすがっただけで簡単に覗けるもの
ではないだろう。
でもやっぱりええとこやろうなあ。
この本分厚くて読むのはちょっと大変です。

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毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。
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2010年06月14日

中国貴州の蝋結染

貴州は蝋結染の発祥の地だというふうに聞いていた。それで先日、貴州に旅行に行った時
には絶対に蝋結染を買ってこようと思っていた。
しかし、事前手配の時にいろいろ手違い思い違い、意思疎通、説明不足、語学力不足
いつものようにいろいろな問題があって、「蝋結染を買いに行きたい」、それも、生産
工場を見て、そこで買いたいなどと言った思惑は全く通じていなかった。
最終的に蝋結染を売っていると店に行く事は行けたが、納得して、満足のいくものを買えた
わけではなかった。
実に残念であった。
しかし、其の時に買った生地は1m半くらいしかなくて不満ではあったが、柄模様としては
かなり気に入っていた。
しかし、そのまま置いておいても何の意味も無い。「どうしよう」と思っていたら、友人の
お母さんが手提げ袋に作ってあげてもいいという。
というよりか、無理やり作ってほしいとお願いした次第だ。
それで出来てきた。
すばらしいではないか。
鞄に入らないちょっとしたものを普段持ち運ぶのに丁度いい。
こういうモノを使い込んで味を出していきたいのだ。
ところで蝋結染と藍染ってどうちがうのだろう。
藍で染めたら藍染だから、大きい意味では藍染でいいのだろうと思う。
それを蝋を使っていろんな柄を描いて染める技法が蝋結染というのだろうか?
藍染も型を使ったり、絞ったりといろんな技法があるから結局ようわからん。
まあ、技法はどうでもいいけど、天然藍を使ったものがいい。
成分的には化学薬品をつかったものと変わるところはないというが、やはり天然にこだわりたい。
昔から体に好い。虫よけになる。毒蛇よけになる。
いろいろ言われているが、使い込んだ藍の色は風合いもいいし、なんとかく気持ちがええのだ。
こういうモノで、オリジナルの柄を作って、オリジナルのモノを作って見たい気がする。
好きな素材で好きな形で、好きな色柄で、使い込んで自分のモノになるという訳だ。
そういう方面も少し研究してみようと思った。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。
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2010年06月13日

中央公会堂で写生大会

先日、東洋陶器美術館に行った。
「またか」というほど良く行っている。陶磁器が好きだということもあるが、今回は
川を挟んだ向かいにある鰻屋に行くのが目的だった。
ついでに鰻屋に行けるように東洋陶磁に行ったというえらいまわりくどいたくらみだ。
鰻屋の話は、又日を改めてすることにしよう。
それで、車を止めて、鰻屋の前を通って、ついでに予約してから、橋を渡った。
そしたら、えらい人が集まっている。
「なんやろ?」と思ったら、皆画の道具を持っている。
「写生大会かな?」
水彩あり、油ありという感じだが、今はまだ下絵のスケッチ段階の人が殆どだ。
「今日は天気がええからなあ」と思いつつ横目でみながらとおる。
暑いといえるくらいの日差しなので皆さん半そでだし、帽子は必須だろう。
橋を渡る段階でびっしり人がいる。
イーゼルを立ててる人がいるし、膝の上に画板やスケッチブックを抱えて描いている
人もいる。地面において座りこんで描いている人もいる。
橋を渡ると更に人が多い。殆どが中高年の人のようだ。中には若い人もいる。
その中を縫うように、女性が回っていて、何か指導をしているようだ。
「絵画教室か文化クラブ」みたいなもんかもしれない。
さすがに水墨で描いている人はいないようだ。
それはどうでもいいのでちゃっちゃと美術館に入ろうとしたら、もう一つ別の人だかり
を見つけた。
こっちは野菜や漬物などなどを売っているようだ。
特にどの地方から持ってきたとか、何かのイベントとか銘打っているようでもないので
何のことかよくわからないが、賑わってはいる。
食いもんのことだから一応確かめておこう。
それでまあいくつか買ってしまった野菜をぶらさげて美術館に入る。
こういう時にロッカー代が唯なのがありがたい。
100円入れるが後で返ってくるのだ。
今回は「水注の企画展」だ。
やはりここは李朝のいいものがある。素朴な味わいがあって奥が深い。
「よかったらボランティアの解説がありますが」
とお誘いがあるが、
「今日はちょっと時間がないので」
(鰻を食いに行かんならんのや)
やっぱり東洋陶磁は目の保養になるし、勉強になる。

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2010年06月12日

田植えの季節がやってきた

毎日ウォーキングをしていると、まわりの景色が変わって行くようすが面白い。
「そろそろ田植えが始まる季節やな」
まずレンゲなんかが植えられている。
そのうち、綺麗に草取りがされたなあと思っていたら、ある日、整地が始まる。
今は機械でやるのだろうが、中の土を起こしてきれいに畝をつくっていっている。
「そろそろ準備が始まったんやなあ」と思う。
それでもなかなか次にいかない。何日も何日も何も起こらない。
ある日のこと、少し水が入る。
何日かあと、一気に水が入る。
それで又、しばらく日がたつ。
そうすると、「あっこの田圃、田植え始まってる」と気がつく。
まさか一本一本手で植えるわけではないだろうから、機械でやるのだと思っていたら
箱状になった苗代みたいなのがあって、それを置いていっているだけみたいだ。
「簡単なんやなあ」と思った。
しかし農家にしてみれば人手がすくないので大変なのだろう。
これから先、刈入れまでは沢山の労働が待っているはずだ。

去年、雲南に旅に行った時は、田植えだらけだった。
田植えの季節に棚田の村に行ったんだから当たり前だ。
ここでは、全て人力だった。いや牛がおった。水牛の力をかりて整地をするのだ。
しかし、植えるのは人だ。沢山の人が集まって端から順番に綺麗に並べている。
日本の苗よりはかなり長い。背中に背負って運んでくるがそれだけでも大変そうだ。
それに田圃の数がすさまじい。山の斜面に何千何万もの田が刻まれているのだ。
「しんどいやろなあ」
疲れたら、畑のわきで大きな筒に煙草を詰めて吸っている。
見た目は長閑で楽しげだが、やるほうは大変だろう。
想い出してちょっと画に描いてみた。
ついでに陸遊の詩も添えてみよう。

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2010年06月11日

茅台(マオタイ)ビール

貴州の旅から帰ってもう随分時間がたった。
今回はいろいろと目論見どおりに行かない事がおおかったし、これといったハプニングも
なくて、ちょっと寂しくはあるが、平凡無事な旅行であった。
旅も平凡であったが、酒も平凡であったかもしれない。
昔、始めて北京に行った時に、宴会に招待された。それも主賓であった。
最初は機嫌よく、「乾杯!」、「乾杯!」とやっていた。しかしだんだん気がついてきた。
「これはやばい」
「いつ終わるんや」
いくらでも、「乾杯、乾杯」がやってくる。敵は多数でこちらは二人だった。
目があうと乾杯。よそ見してても名前を呼ばれて、乾杯。知らん顔をしてても、肩を叩か
れて乾杯。
「つぶれるまでやめられへん」
殆ど記憶をなくしてぼろぼろになってしまった。
確かその時に、記憶の隅にのこっているのが、乾杯の嵐の中で何本か空いてしまった
バイヂュウの内の一本が、「これはええ酒でっせ」と言いながら開けられた、白い小型の
円筒状の陶器の瓶の中に赤い字で「茅台酒」と書かれたやつだ。
確かに旨かった。しかし、あんな状態で飲んだら味わうもくそもない。
あっというまに通過してしまった。
それからは殆ど飲んだ事がない。
何故かというと高いのだ。一本1万円以上はする。なかなか買う気はしないし、我々が
参加する宴会では殆ど出てこない。
それが貴州のさけ「茅台酒」というやつだ。
今回貴州にいくのでもしかしたら安い「茅台酒」があるかなと思ったが、やはりそれは
甘かった。
それでほかのバイヂュウを飲むことになったのだ。
ならばビールはどうかというと、驚いた事にビールも「茅台ビール」であった。
酒があんなに旨いが高価でもあるなら、ビールはどうだろうと聞くと、ビールは普通の
値段だと言う。
「味はどうだ?」と聞くと、「まあ飲んで見ろ」と言う。
そういう言い方は味が美味しい時に言うものだが、この場合は、味も全く普通だった。
かなり薄い。中国は薄いビールが多いが、これも例にもれず同じようなものだ。
しかし、どのレストランに行っても、ビールというと例外なく、「茅台ビール」が
出て来る。他の銘柄は置いてないようなのだ。
それほど、「茅台」という名前に愛着が強いのだろうか?
ただ、この会社がシェアを押さえているだけなのだろうか?
多分後者だろう。

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毎週金曜は酒や茶に関する話です。
posted by さかな at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 酒の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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