2010年12月31日

最近飲んでる、陽羨茶

「あじあんじゃんくしょん」は今年一杯で閉じてしまう予定です。
来年からは、「あじあんじゃんくしょん2」をご愛読いただけますようお願い致します。
「あじあんじゃんくしょん2」は現在すでに運用していますのでいつでもご覧いただけます。

格別の意味はないがやりだしたら何となく癖になってしまっている。
ただし、その度に何を飲むか茶を吟味して淹れるのも面倒くさい。
「普段飲みの茶を決めとかんといかんなあ」
あんまり高級なのばっかり飲んでるわけにもいかんし、おいしくない
のももちろんいかん。
それで時々思い出して飲んでいる、陽羨茶にしてみた。
ずっと前に太湖の向こう側の宜興というところに紫沙壺という有名な
急須を買いに行った時に偶然教えてもらって買った茶だ。
この時は飲んで見て緑茶が気に入った。しかし、地元の人は紅茶を
好んで飲んでるよという話だった。
それで、今回は緑茶と紅茶を半々にブレンドして飲んで見ることにした。
これはなかなかいける。
ふだんがぶがぶと飲む茶にちょうどいい。
紅茶の味わいがあるし、緑茶の香りもある。おだやかな味だ。
中国でも昔は有名だったそうだ。
日本でも知る人ぞ知るという茶だそうだ。
買った時の名刺を探して見て見た。
無公害緑色食品と書いてある。
「ほう、こんなええもんやったんや」改めて感心した。
村のお茶屋さんで量り売りで買ったからえらい安かった。
又、機会があったら新鮮なやつでもっと上等なやつを買いにいかないと
いけない。
いろいろ旅行して偶然見つけて買ったものが、後で気がついてみたら
えらいええもんやったという事がよくある。
「後の祭」とはこのことだ。
しばらくはこれでいこう。

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毎週金曜は酒や茶に関する話です。
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2010年12月30日

オールマンブラザーズ、フィルモア・イースト・ライブ

「あじあんじゃんくしょん」は今年一杯で閉じてしまう予定です。
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「あじあんじゃんくしょん2」は現在すでに運用していますのでいつでもご覧いただけます。

車に乗る機会が減った。殆ど運転しないからだ。それとともに車で
ラジオを聞く事も殆どない。たまに車に乗っても面倒だからラジオを
つけないのだ。
久しぶりに聞くともなくラジオを聞いていたら、なかなか良い音楽を
やっていた。こてこてのブルースだ。
「誰やろ?」と思っていたら、ディスクジョッキーが
「オールマンブラザーズの伝説のフィルモア・イースト・ライブです」と
ささやいていた。
懐かしい。やっぱりええ曲や。家でじっくり聞き直したくなった。
しかし、あいにくレコードもCDも持っていない。
が、今は便利な世の中だ。夜中にネットでアマゾンに注文したら翌々日
にはもう届いた。
絶頂で光輝いたあとはおきまりの麻薬づけで壊れて行った人たちだが、
全世界を熱狂させたこの輝きはすばらしい。
ロックといえどもまるでジャムセッションだ。
緊張が漲っている。
先日、紹介したオン・ザ・ロードを読んでからあまり日がたっていない。
これはビートニクの時代の話だが、底に流れるものは同じだ。
やっぱりブルースはええなあ。
寒い日は、家でブルースに浸っていよう。
オーディオが直ってよかった。

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毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。
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2010年12月29日

天神橋、坦々の坦々麺

「あじあんじゃんくしょん」は今年一杯で閉じてしまう予定です。
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久しぶりに坦々麺が食べたくなった。
あの汁のない本格坦々麺が恋しくなったのだ。
「いらっしゃい」上品なおじさんが出迎えてくれる。
どうもあのおじさん、どっかで見たことがある。前にこの近くで同じ経営の
「好吃」という店があった。イタリア料理店の2階でウエィティングバーまで
ある、とても中国料理店とは思えない店があったが、そこに行った時に
出迎えてくれたおじさんと同じだと思うのだ。
「好吃」は安くはなかったが、感じのいい店だったし、本格四川料理が
食べられたので好きだったのだが、もう今はない。残念だ。
多分料理は似たような傾向だと思うが、やっぱり雰囲気が一番大事なのだ。
「坦々麺下さい」
「辛さはどうします?」
「特別辛いのを」
前にも紹介したことがあるが、東京にある四川料理店風のシステムで、
定食だと、ご飯がおかわりできる。それに付け合わせのおかずもお代わり
できるのだ。東京だと、定食でなくてもいいし、おかずも水餃子や
野菜炒め、分厚く切ったザー菜なんかも食べ放題なのでこっちはちょっと
けちってるかな。
今は沢山食べる人ではないので、それは関係ないのだ。
さて、坦々麺が来た。
「足りなかったらどうぞ」唐辛子と山椒の粉をつけてくれた。
勿論全部入れてしまった。
ここの麺は独特でもちっ、ねばっとして歯ごたえがある。
四川風の辛いタレによくからんでおいしい。辛さの中にゴマの甘さと
風味がからみ、中国山椒のびりり感も加わって相当おいしいのだ。
隣のテーブルでは麻婆豆腐を食べている。
「こっちも旨いのだ」
同行者がいれば両方食べれたのに残念だ。

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店名、「坦坦」
ジャンル 四川料理
住所 大阪市北区天神橋1−20−3
電話 06-6351-0453
営業時間 11:30-14:00 17:30-22:00
定休日 火曜日
言語 日本語
メニュー 日本語

毎週水曜は食べ物に関する話です。
タグ:B級グルメ
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2010年12月28日

最近夢中で読んだ本の話、ジャック・ケルアック、佐々木丞平他

早いもので今年もあっという間に年末になってしまいました。
さて、皆さまにご愛読いただいています、「あじあんじゃんくしょん」は
今年一杯で閉じてしまう予定です。
来年からは、「あじあんじゃんくしょん2」をご愛読いただけますようお願い致します。
実はかなりの期間、両ブログを並行運用しながら、「あじあんじゃんくしょん」の
過去データを「あじあんじゃんくしょん2」に移行する作業を続けていました。
全部ではないですが、或る程度はできたしいつまでも並行運用は面倒なので、年末を
機会に移行してしまうことにしました。過去データは引き続き移行作業をつづけますが
それまでは過去データをお読みになる場合は面倒ですが、「あじあんじゃんくしょん」
でご覧いただきますようお願いします。
これからも、「あじあんじゃんくしょん2」を宜しくお願い致します。

ジャック・ケルアック、「オン・ザ・ロード スクロール版」
実に痛快、わくわくする本だ。とても私が生まれる前に書かれた本とは思えない。
この手にわずかな金があったら、それをつかんでロードに出よう。
バスに乗ったらどこまでも行ける。
バス代がなくなったらヒッチハイクすればいいじゃないか。
どっかに行ったら、誰か友達がいるし、それで少し金を借りたら良いじゃないか。
金を借りられなきゃ、ちょっと働いたいいじゃないか。
それで又、ロードにでよう。
話は、緊迫感に満ちている。道が前へ前へと進むように、この書かれた紙も
前にすすむ。小説ではない、物語りですらない。ひたすら前に進むのだ。
その気分のままに果てしなくロール状に書き下ろされていくのだ。
ニューヨークからデンバーまで、更にカリフォルニアまで、
行ったり帰ったり、気持ちは常に、「ロードへ!」なのだ。
こんな人は、このあとどんな暮らしをするのだろう。
そっちの方が気になる。

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佐々木丞平、佐々木正子、小林恭二、野中昭夫、「蕪村、放浪する「文人」」
表紙に与謝蕪村の「夜色楼台図」がある。
これだけでこの本を読んでしまった。
こんな画を描ける人はすばらしい。京の町屋にしんしんと雪が降る。
夜が更けてきた。遠くの山の稜線が月明かりにきりりとしている。
家々はしずかだ。ほんのりと灯りがともっていて人の暮らしのぬくもりが
心を打つ。
蕪村は私の大好きな画家だ。文人としての生き様も大好きだ。
飄々洒脱な感覚が感じられる。
この本を読むと、少ししか知らなかった蕪村の句の世界が大きく広がって、
まるで画を見ているようだ。
みじか夜や枕にちかき銀屏風
狩衣の袖の裏這う蛍かな
山暮れて紅葉の朱を奮ひけり
宿かさぬ燈影や雪の家つづき
牡丹散て打ちかさなりぬ二三片
メモしてたらノートが一杯になってしまった。

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毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。
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2010年12月27日

白檀のミニ鳥籠

早いもので今年もあっという間に年末になってしまいました。
さて、皆さまにご愛読いただいています、「あじあんじゃんくしょん」は
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実はかなりの期間、両ブログを並行運用しながら、「あじあんじゃんくしょん」の
過去データを「あじあんじゃんくしょん2」に移行する作業を続けていました。
全部ではないですが、或る程度はできたしいつまでも並行運用は面倒なので、年末を
機会に移行してしまうことにしました。過去データは引き続き移行作業をつづけますが
それまでは過去データをお読みになる場合は面倒ですが、「あじあんじゃんくしょん」
でご覧いただきますようお願いします。
これからも、「あじあんじゃんくしょん2」を宜しくお願い致します。

前に江南の旅の話をしたときに、最後の上海でミニ鳥籠を買った話をしかけて
途中でやめてしまったのは、単にブログのネタ数をキープしただけの事だった。
それでやっと本日登場するのだ。
といっても何の事はない。ただの細工物だ。
私は最初これをてっきり虫籠だと思った。
中国では昔から貴人やお金持ちは蟋蟀などを小さな容れ物に入れて飼うのがお洒落
だったのだそうだ。
北京の骨董屋や上海の骨董屋でそういう蟋蟀の入れ物を見た話もしたことがある。
掌に載るようなものが何十万円もしていた。そいう話は「紫禁城の黄昏」にも
出て来るし、中国を舞台にしたロバート・ファン・ヒューリックのディー判事
シリーズの推理小説にも出て来る。水上勉の北京の柿というエッセイにも出て来た。
よくある話なのだ。
しかし、今回は蟋蟀入れではなくて鳥籠だった。
中国人は鳥を買うのが好きだ。それが嵩じて鳥籠にもこるようだ。
映画や本の中でもよくでてくるが、お互いに飼っている鳥を見せ合うと共に
鳥籠も見せ合って自慢しているのだ。鳥よりもむしろ鳥籠に莫大なお金がかかって
いるようでもあるのだ。その細工の精緻さ、材料のすばらしさ、形の良さ、など
など自慢したらきりがない。
そういう事でこういうミニチュアを楽しむという趣味もあるのかもしれない。
そうだとしたら鳥も欲しいところだ。中に精巧な鳥が入っていて、ピヨピヨとか
ホーホケキョと鳴いたら楽しいではないか。
まあ、それはええとして、小さいけどよくできている。本物そっくりだ。
それに白檀の良い匂いがする。
「これいくら?」と聞くと、「500元」と言う。
「ちょっとだけ負けてよ」というとよっぽど考えたふうをして、「450元という」
「300元でどや」というと、えらい剣幕で怒りだした。
これを造るのにどんだけたいへんやったかというようなことをわあわあ言うとる。
「お願いや、友達やんか」というても収まらへん。
しょうがない「380元でどや」というと、にやっとわらって、
「あんたものわかりええな」という顔に急変して、それでok。
おもろいおっちゃんや。
という話でした。

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毎週月曜はこだわりのモノの話です。
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2010年12月26日

京都、西田屋の柴漬け

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確か、南座の前から207番のバスに乗るんやったなあ。
東大路をずっと南に下って、清水寺もすぎて、国立博物館もすぎて、今熊で降りるん
やった。
降りたらバス停のすぐ先にある信号を左に曲がると目の前に見えるのが西田屋だ。
ずっと前から知りたかった、柴漬けの西田屋を友達にやっと教えてもらったのだ。
それで又買いにきた。
例の柴漬けとすぐきとちりめん山椒を買おう並ぶ。小さな店なのにレジの前だけ
並んでいるのだ。それも、皆さん、手に一束送り状を持っている。地方の知り合いに
送る人がおおいのだ。ここの柴漬けはそれほどの人気なのだ。
ちゃっちゃと買って、バス停に戻る。帰りのバス停は当然ながら道の向こう側だ。
赤信号がなかなか変わらない。
帰りは三条まで行くから202番のバスや。
「こんな時、まんが悪くバスが来て、乗れんまま行ってまうんやで」とひとりで
ふざけて考えてたら、「ほんまにバスがきよった」
「信号変われ」と焦るが変わらない。バスに手を振ってみるが役に立つはずもない。
そのまま行ってしまった。
さて、柴漬けだが、ここのは胡瓜の柴漬けだ。綺麗な赤紫色をしている。
これが実にうまい。適度な酸味と胡瓜のはざわりが絶妙なのだ。
それに、一袋に一個だけ入っているみょうがも楽しみで、柴漬けを食べながらこの
貴重なみょうがをいつ食べるかも大問題なのだ。
今回は、千枚漬けも試してみた。
甘酸っぱくてしゃりしゃりして、酒のあてにちょうどいいのだ。
日本酒がすすむ。
京都は漬物もおもしろい。
場所を教えて貰ったからこれからも自由に行ける。バスの乗り方も大分わかってきた。
500円で1日乗り放題ってあるんやね。3回以上乗ったら元とれる。

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2010年12月25日

京都、深草、石峰寺

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前から行きたくてなかなか行けなかったところがある。
京都、深草にある石峰寺だ。
遠いわけでもないし、分かりにくいわけでもない。行きたいと思いつつ
忘れていただけのことだ。それで突然想い出して、無性に行きたくなった。
何故かと言うと、若冲がアレンジした石仏があるというのだ。
若冲が直接、石を彫ったわけではないが下画は全て描いたと思う。
ちょっと小雨模様であったが、京阪深草の駅を左手、山手の方に出ると
すぐに案内の看板があってありがたい。
左に曲がってから細い路地をまっすぐ行くと、山をちょっと登ったあたりに
寺の山門が見えてきた。
近くまでくると長い石段がある。なんのこれしきと上って行くと、
中国風の赤い塗り壁の山門がある。
「珍しく派手な山門やなあ」
中に入ると、「石仏五百羅漢」とあるから、「ここや、ここや」間違いない。
「撮影禁止って書いたあるで」、「何で?」何が痛むんやろ。
「著作権かなあ?」ようわからん。
とにかく行こう。その路地を入る前に、「若冲の墓って書いたあるで」
「ほんまや、是非参っていこ」、「天才にあやからなあかんもんなあ」
山道の戻って、少し登ると石仏群が現れた。
五百羅漢というだけあって、えらい沢山ある。
「これはええなあ」道の右下の方、殆どくずれかけた石仏が数体身を寄せ合っている。
布袋腹をだしたおじいさんのよう、気の良いとなりのおじさんのよう、赤子を抱いた
おかみさんのよう、年月にゆるゆると磨滅されて土に還りそうな今になって天から命を
もらったかのようだ。
托鉢の僧たちもいい。顔のようなかたちの中に、すこしのくぼみがちょんちょんと
あるだけで目とわかり、鼻もあり、口を閉じて祈っている僧もいれば笑っている僧も
いる。ずらずらずらとどこまでも並んでいて楽しい。
時の経つのを忘れそうな空間がここにはあった。

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2010年12月24日

天王寺、「和源」で生ビール

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先日、昔の仕事仲間と久しぶりに酒を飲んだ。
天王寺の、「和源」というところだ。
「予約いいですか?」、「いいですよ、カウンター席用意しときます」
やさしそうなおじさんの声だった。
ちょっと遅れたが、カウンター席に予約席と書いて待ってくれていた。
なかなか良い感じだ。
話は飛ぶが、その後「和源」に又予約を入れたら、
「すみません、予約席は満席です。カウンターは予約できないので
来た順番に入ってもらってます」と今度はしっかりした女性の声だ。
話が違う。人によって対応が違う?
ようわからん。
それはおいといて、その時の話。
「とりあえず、生ビール」
「このビールうまいなあ」店の名入りのグラスだ。
中身はなんやろ?エビスかな?
ビールでこういう風に凝っていると後が楽しみだ。
久しぶりの友人と話がはずむ。
「おっちゃん怖い顔してんなあ」別に不機嫌なことはないとおもうけど
地顔が怖いと損やね。
ちょっとはらはらしながら料理を待つ。
鰹のたたきだ。
これはうまい。切り方も丁度好いし、さっと炙りぐあいもいい。カリカリの
ニンニクを添えて旨さを引きたてている。
「おいしいわ」と思わず声をかけたら、怖い顔でにっこりしてくれた。
刺身の盛り合わせも値段以上のものがある。
「何か魚の煮いたんないの?」
「太刀魚がええなあ」
「今日は寒いから湯豆腐してくれる?」酒はビールから熱燗になっている。
銘柄は何かわからんけど、店置きの酒がうまい。
話はすすむし、酒もすすむ。
料理がええ味やから卵焼きもうまいはずだ。
「出汁巻き卵してくれる?」
ふわふわでおいしい。やっぱりええ味だしている。
「おいしいわ」怖い顔みてんのもいややから笑顔を期待して又言った。
また、にっこり。
ええ雰囲気やんか。
久しぶりの友との語らいも、飲み過ぎに終わってしまった。
料理の写真もろくにとってないしまつだ。
次行く時は予約の時におっちゃんやったら行く事にしよう。

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店名、「和源」
ジャンル 日本料理
住所 大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目2番5号
電話 06-4399-5550
営業時間 12:00PM〜11:00PM
定休日 日曜日
言語 日本語
メニュー 日本語

毎週金曜は酒や茶に関する話です。
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2010年12月23日

映画、「死刑台のエレベータ」

首尾よくいった、さあ逃げよう。
車にのってビルを見上げると、大変だ、カギのついたロープを忘れて来た。
さっと行ってとって来よう。警察に見つかったら犯行がばれてしまう。
エレベータに乗っても気があせる。と、突然エレベータが停まって電気が
消える。みんな退社したから保安係が電源を切ってしまったのだ。
男は出られない。残してきた車に、花売り娘のチンピラ恋人が興味を示して
いる。金持ちの良い暮らしがあこがれなのだ。
と言う間に、二人とも車にのって出発してしまった。あてもなく。
夜が更けてくる。男は出られない。あせっていろいろ試みるが徒労だ。
女が待っている。男が来ない。
「殺せなかったんだわ、いくじなし。でも、どこへ行ったんだろう」
若い恋人たちはつぎつぎと何かを引き起こしていく。
もう夜があける雨が降って来た。女は男を探す。
このジャンヌ・モローの存在感。
やっぱりすごい映画だ。
バックには、マイルス・ディビスのトランペットだけ。
ピアノとベースとドラムスだけが静かにそっと音を添える。
このレコードどっかにあったはずだ。
わずかの所蔵レコードをくまなく探しても見当たらない。
「あった」
一枚のレコードというのではなくて、オムニバス盤のような
レコードに収録されてたやつを持っていたのだ。
レスター・ヤング、コールマン・ホーキンス、チャリーパーカー、
セロニアス・モンクなどあまりにも盛りだくさんだ。
でも、もいっかいゆっくり聞こう。
そして、この映画、いまだにカッコいいし、
サスペンスとしてなかなかのものだ。
さあ、エレベータに閉じ込められた男はどうなる。
夜の街を彷徨う女はどうなる。
若い二人はとうとう人殺しか。

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毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。
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2010年12月22日

住吉、「やろく」のオムライス

ある日、また、鰻が食べたくなった。もうシーズンは終わっているが
今年はかなり食べた。それで癖になってしまったのだ。
「面倒やから近場の川勝へ行こう」かなりマイナーやけど美味しかったし、
何より値段が安い。もちろん前にも紹介したことがある。
「確か、この信号をまがって、細い道をくねくれと路なりにいって、
葬儀社があったら左に曲がる・・・やったな」
それでしばらくいくと住吉大社の塀がでてきて、それからすぐだ。
「げっ、閉まってる」
「土曜日休みなんか」
「しやーないなあ、どっかこのへんで食べるとこ探そ」
一旦車を駐車場に止めて、住吉大社の近く、チンチン電車の駅のあたりを
うろうろ探してみる。
「やろく」があるやんか。確か随分昔にも食べに来た事がある。
「コロッケ」で人気の店だ。
だが、コロッケは時々デパートで買って食べているので他のものにしよう。
それにしても並んでるなあ。
さて、何を食べるか。
ここは下町の洋食屋さんだ。定食はどれもボリュームがあってうまそう。
しかし、私はあまり量は必要ないのでオムライスにしよう。
オムライスが旨いかどうかは洋食屋さんのバロメータだ。
なかなかおいしい。絶妙というわけではないが、下町食堂にはちょうどいい
卵もふんわりしてるしご飯もちょうどいい。
家人はビフカツカレーだ。
これは中々おいしい。カレーの味も食欲をそそる。
量が多いがこちらの方がよかったかもしれない。
摂津名所図会では、住吉大社は今よりもはるかに大きくて、殷賑を極めた時代
があったようだが、今はそれに比べると面影もないただのローカルな神社では
あるが、その界隈には大きな商店街もあるし、昔のなごりのおいしい所も
沢山あるのだ。

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店名、「やろく」
ジャンル 洋食
住所 大阪市住吉区東粉浜3-30-16
電話 06-6671-5080
営業時間 11:30〜13:30 16:30〜20:30
定休日 水曜日
言語 日本語
メニュー 日本語

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2010年12月21日

江南の旅、上海、天山茶城

さて今回の旅の最終日だ。
「どこへいこ」
「天山茶城へ行こか」
友人は茶を買いに行く用があるという。私は、前にも紹介したことのある
「豊子凱」という画家のギャラリーに寄ってみて、小型の画集を買いたい
と思っているからちょうどいい。それにあそこにいけば、骨董店なども
いろいろあるからちょうどいだろう。
茶を買うなら1階だ。
友人はいつもの店に行っていつもの茶を買うから、何を買うか悩む必要
もないし、値段交渉の必要もない。
しかし、こういう茶屋さん、座ったら茶をふるまってくれる。
きちんと急須に入れて、小さな茶わんはお湯で洗って、急須の中で
茶がほどよく蒸れたら盃ほどの小さな茶わんに淹れてくれるのだ。
それでまずは香りを嗅いで少し味わって、すこしずつ飲んでしまう。
するとすかさず又淹れてくれる。わんこそばではないが、盃があいたら
いくらでもいれてくれるので、少しのつもりでもいつのまにかお腹が
だっぽだっぽになっている。
「もうええよ」とストップをかけると又別のを入れてくれる。
さっさと勘定をすまさないといくらでも飲まないといけない。
お茶を堪能したから上に行こう。
「豊子凱」のギャラリーで買い物をしたら、前には気がつかなかった
いろんな店があるのだ。
右隣に景徳鎮の白磁の店もあった。景徳鎮で現代白磁を作っているとは
知らなかった。ぬめっと白くて透明感があって美しい白磁だったが
デザインがもうひとつ気に入らない。
左に回って右に曲がると、前に見た怪しい骨董屋があるはずと思って
行くと、綺麗な店舗になって怪しくなくなっていた。
骨董品製作作業はもう終わってしまったのだろう。それで又右に曲がって
もういちど右にまがると、元に戻ってしまう、
その角のところにちょっと変わった工芸品屋さんがあった。
実に小さいが精巧な鳥籠を作って売っているのだ。
しかも白檀だから香りがすごくいい。
この話はいずれまた日を改めてしよう。
江南の旅の話はとりあえずおしまい。

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2010年12月20日

江南の旅、上海に帰って晩飯

蘇州の駅はやっぱり混んでいる。どんなに混んでいても指定席のチケットが
あるから心配はいらない。
それでも早く着きすぎたのでレストランでお茶でも飲んで待っていよう。
もうぼちぼちと待合室に行くと今度は座るところがない。広ーい待合室だが
乗る人の方が多いのだ。
15分前になってやっと案内がでた。帰りも順調、約30分の旅だ。
さて晩飯はどこに行こう。
あんまり考えてない。面倒やからいつもの滴水洞へ行こう。
面倒といいながらも少しでも辛いほうに意識が行ってしまうのだ。
いつでもokと高をくくっていたら、案外と混んでいた。
「少々お待ち下さい」
待っている間に暇だから顔だけ左右、前後ろ、上下と動かしていた。
丁度後ろ下に動かした時に、とろ箱に入った蟹が見えた。
「上海蟹あるやん」
「これ食べんの」
実は、昨晩は上海蟹を食べるつもりで出て行ったがあまり高いのでやめた
のだった。一個あたり数千円もする。上海バブルだ。
「これいくら?」
これならなんとかいける値段だ。
「人数分ちょうだい」
やっと席があいた。
どうせ蟹を食べるのが忙しいだろうといつもよりは少ない目のオーダーだ。
あんのじょう、皆さん無口でひたすら食べている。
値段が安かった分、少し味噌に濃厚さが足りなかったかもしれない。
しかし、蟹はやっぱり日本の方が断然おいしい。上海蟹を食べるとつくづく
そう思う。
それにこの魚頭、抜群においしい。

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2010年12月19日

江南の旅、蘇州から上海に帰る

さて虎岡の山門を入ると、もうすぐ目の上にあの仏塔が見える。
前に行った霊巌寺に比べると遥かに低いのだ。境内もそれほど大きくない。
それで、所謂中国の庭園式に動線をおおきくして広く高く見せようと
しているようだ。上に行くまでに門や階段や泉水などをいろいろ配置して
長く歩いた感じを出させようとしているのはいぢらしいとも言えなくはないが
それでもちゃっちゃと上に着いてしまった。
あいにく塔は修復作業中ですっかり足場に覆われて本体はわずかに見える
だけだ。
先日の上海の事故を事を話題にしながらこれを見ていた。
塔の裏からは蘇州の街がはるかに見渡せるかなと思っていたが、それほどでは
なくて、やはり修復が終わって塔に登らないと高さが足りないだろう。
見終わったら帰るだけだ。
帰り路もちゃんとある。作為的に。
下りは楽だからひょこひょこ歩いていると、自然に土産物屋街に誘導される
しかけになっている。
しかも、この土産物屋街に入ると、さっきの庭園どころではない。
見事に長い動線がしつらえられている。
延々と店が続いていて、くねくねと曲がっているのだ。
ちょうとええ位の間隔で両側に店がならんでいて、「小腹が空いたな」と
思えば、ちょっとぱくっと食べられるものが具合よく並んでいるし、
「何か子供に土産を」と思えばかわいいお土産がいっぱいある。
「蘇州の記念に」と思えば、それまたそれで刺繍やら布地やらいろいろだ。
虎丘よりこっちの方が見事やなあとおもいつつ、人について流れていく。
出てしまえば簡単にタクシーは見つかった。
駅まで20分ほど。

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2010年12月18日

江南の旅、蘇州虎丘へ

前回はここにたむろしている人力車に乗って、冒険の旅にでたのだが
今回は誰もいない。
いても乗らないからいなくてもいいのだが、いないとなるとちょっと
寂しい。
帰りの列車まで時間はかなりある。余裕を見過ぎたともいえるし、
ルーヂーがあっけなさすぎたとも言える。観前街の雑踏の中で人の
お尻ばかり見ててもしょうがない。人だけで言えば心斎橋より多い
くらいだ。最近は心斎橋も中国人ばかりだからどこにいても同じ
ではある。今回は友人と2人プラスアルファで来ているが、彼が
行ったところは私が行ってない。私が行ったところは彼が行ってない。
両方行ってないところはかなり遠い。
そうなると余った時間の使い道は難しい。こうなったら、行きたい
ところというより、余った時間を程良く消化できるところにしよう。
「虎丘なんかちょうどええで」
「あそこやったら、観光客が多いし、市街地から近いんで帰りの
タクシーも絶対あるで」
「虎丘から新幹線の駅までは近いはずや」
時間に余裕が少なくなってきているから帰りの段取りも考えておかないと
いけない。
虎丘は有名な観光スポットだ。
さすがに人が多い。歩きにくい。
だんだん時間の余裕が少なくなってきてるから、こんどは本気で
あくせく歩こう。
写真でよくみる塔が出た。
「あれかいな」
もっと高いところにあると思っていたが意外と低い。それでもかなり
歩くそうだ。
「枚方パークみたいやな」
参道の両側に所せましと菊の花が飾られている。
テーマを決めてとまではいかないが、いろんなアイデアでデコレーション
されているのだ。

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2010年12月17日

江南の旅 蘇州で昼飯

帰りは更に順調だ。するするすると蘇州の街についた。
そこまではよかった。拙政園も見えて来た。もう10分もすれが観前街
に着くだろう。
「??」どうも似たようなところを回っている。道がわからないようだ。
日本でも同じだが、大きな道がどーんと出来てしまったら、旧の道は
ずたずたになってしまって、あの辺で左に曲がってと思っていても
いつまでたっても左に曲がる道がないといったような事がよくある。
それに嵌ってしまったのだろう。
「車を止めて誰かに聞いたら」と言っても何だかんだ言って、聞こう
とはしない。確かに、地の利がないのに聞いても、わからんようになる
だけだという事もある。
それに大体の方角はわかっているようだ。しばらくぐるぐる回って
やっと着いた。
「ありがとう」本気でお礼を言った。よう来て呉れたもんだ。
さて昼飯の時間は大分すぎている。腹が減ったからなんか食べよう。
今回は蘇州の街でじっくりするつもりはなかったので、殆ど調べてきて
いない。それで、一番分かり易い観前街へ来たのだ。ここに来たら
何とかなるやろ。人込みの中でどこに行こうか一瞬迷ったが、実は
迷ったら、あそこにいこうと最初から決めていた。
前に画の老師と来た麺屋さんだ。それで、記憶をたよりにまっしぐらに
「朱鴻興」に行ったのだ。
何食べよ。同じもん食ってもしゃあないし。
今更何を言う。
わけのわからん自問自答しながら、結局、蟹味噌の麺にした。
ちょっと心配したように、蟹味噌の雑味と塩味が、麺と出しの味を
若干濁らせていた。
蟹味噌はうまかったけどね。
全体としてはそれでも、旨い。麺の茹で具合がいいのだ。
胡瓜と漬物も旨い。
昼飯食って元気がでた。

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2010年12月16日

江南の旅、ルーヂー03

あくせくと小さな古鎮を歩いていたらあっというまに端まで行ってしまった。
そこから先は新市街だ。みもふたもない普通の家がならんでいる。
ゆっくり戻ろう。
折角来たのだから、まだ一杯時間あるし、できるだけぐずぐずしないといけない。
そんならなぜ最初からあくせくするのか。
なんぎな性格だ。
藍染め布屋があった。値段を聞いて見ると烏鎮の約半分だ。
材料といい、模様と言い、染ぐあいといい、どうみても出所は同じだろう。
同じ古鎮でも向こうのほうが都会なんやろなあ。
随分新しい、テーマパークがあった。
古びさせようとすらしていない。しかしまあ、形は江南の古い文化をかたどった
風景になっている。
こういうところはトイレを借りるのにちょうどいいのだ。新しいから気持ちがいい。
さて、ぐずぐずは続くがなんか頭の隅に気になる事がある。
「そや、帰れるかどうかわからんのや」
「心配やから、出口まで戻ってタクシーさがそか」
「なかったら他の方法探さなあかんし」
「バス乗り場見つけなあかんわなあ」
出口は広い。人が一杯集まっている。車もどんどんやってくる。
しかし、タクシーは来ない。
「乗ってくるやつの帰りをつかまえなしゃあないなあ」
それすらなかなか来ない。
「もうバス探そか」とあきらめかけたころ、
「来た、来た」走り寄って、
「蘇州まで行ってくれる?」、
「昆山から来たんやで、蘇州の事、わからんのちゃう」乗って来た人が
余計な事を言う。
「蘇州の観前街まで行きたいんや、頼むわ」有名で分かり易いとこなら
のってくるかもしれない。反対方向やけど。いけるかな?
「ええよ」
やっと帰れる。安心した。

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2010年12月15日

江南の旅、ルーヂー02

すぎていく時間に変わりはないが、ゆっくり使う人と、あくせく使う人がいる。
わたしはあくせくの方だ。
歩きながら、「左の前に二人ならんでるな、右は一人やけど、左に寄ってきそうや
その向こうは三人、一旦、右から二人追い越して、左にすすんでもう一回右前に
急いで、三人の横をぬけて・・・・」
ただ、前向いてあるくだけの事やのに、ラグビーのサイドステップ見たいなことを
考えている。
それで前がずらっと塞がったら、つい、「いらっ」としてしまうのだ。
ここは中国、そんなことで、「いらっ」としていたら発狂してしまうだろう。
ゆったりぞろぞろと歩く通りには、昔の衣装を借りて写真を撮ってもらている人が
いる。あやしげなプロのカメラマンがしきりにポーズを支持している。
「もうちょい顔をこっちむけて」
「手をこうあげて」
いろいろ大変だ。その横をそっと通り抜けていく。
その向こうではこの地の名物なのか絹の掛布団を売る店の呼び子がやかましく叫んでいる。
えっ同行者が入っていった。「買うんかいな」
たしかに手触りは抜群にいい。
店員はいきごんでえらい説明を始めた。
中の綿をつまみだして火を付けて匂いを嗅げという。
「どや、ほんまもんやろ」というわけだ。
更に歩くと店員がいるのかいないのか分からない骨董屋、水牛の角を磨いて造った
細工物屋では値段交渉の真っ最中だ。
お昼が近づいているので、食べ物屋も賑やかだ。
疏水の上で音がした。
観光用の木船がつぎつぎとすべるように走って行く。
「団体客がついたんかな」
古い時代の衣装を着た女性たちが漕いでいる。手漕ぎなのに早い、早い。

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2010年12月14日

江南の旅、ルーヂー01

「ルーヂー」というのは日本語にできない。
ルーは「用」と言う字の上に片仮名のノの字がちょんとつく。
ヂーは真っ直ぐと言う意味の字だが、その「直」と言う字の下部のカギ形
の部分を真っ直ぐにして目とう字とくっつけたような字だ。
要するに土地の名前で特に意味はない。
「ルーヂーへ行ってくれる?」と聞くと、いとも簡単に、「ルーヂーかい」
と言って動きだした。
車は駅から蘇州市内の外れを通って高速道路へ、高速を通って郊外へと順調に
走って行く。高架、高架をすいすいと走ってしばらくすると、湖沼が見えて
来た。さすが太湖の国だ。
湖沼のそばを走ると更に気持ちがいい。
「えらい遠いなあ」
スピードが速いからかなりの距離を走っているだろう。
「もうじきや」道路標識にも「ルーヂー」の文字が見えてきた。
突然渋滞が始まった。道は広くて整備されているから、例の割り込み合戦
のデッドロック状態ではなさそうだ。じりじりじわじわと前には行っている。
「わかった」ジャリトラが横転しているのだ。
あとは順調、結局1時間強でついた事になる。
「ありがとう」とお金を払って、おりたその瞬間に不安がこみ上げて来た。
「どやって帰ろう」
「もしかして帰りのタクシーなんかないかもしれへん」
タクシーなんか殆ど走っていない。沸いているのは観光バスで来た観光客
達だけだ。
「さいごは公共バスがあるはずや」
来た瞬間から心配ばっかりしてもしょうない。
今迄とはかなり雰囲気が違う。
観光地というよりは、となりの田舎町と言う感じだ。
それでも水郷。
なんとなく落ち着く。
何にもなさそうやけど、落ち着きとかやすらぎとかを観光できそうだ。

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2010年12月13日

江南の旅、蘇州へ

列車のチケットを見直して見ると、9時5分出発とある。
「じゃあ、8時頃ホテルを出ようか」今まではかなり安全を見て早く出発してきた。
何があるかわからんからと言っても、待合室で長く待つのもかなわん話だ。
座れない事も多々ある話だ。そろそろ、程良い時間を見につけないといけない。
渋滞もなくすぐ着いた。待合室はやっぱり座れない。
「なんでこんなに人が多いんや」
分刻みに出発列車の案内があるが、どれもこれも人で一杯だ。
万博も終わったし、春節もまだまだやのに、いつでもどこでも人が移動している。
蘇州は上海の隣街だ。今迄のチケットは南京まで行く列車に乗って途中でおりる
ものだった。今回のは蘇州行きだ。
そのうち、大阪ー京都や大阪ー神戸みたいになって、在来線新快速みたいなのが
できてわざわざ指定券を買わなくてもいけるようになるだろう。
なんせ、今は中国で列車のチケットを買うのは面倒くさい。
列車はどんどん速くなるし、路線はどんどん拡張される。新しい駅もどんどん
できていく、これが中国の発展だ。
すごいなあ。確かにそうだけど、ここにいる沢山の人達、
大躍進の真っ只中にいて、活気に満ちていて、顔をあげて、胸をはって、
目が輝いて・・・とは思えないけどなあ。
出発前20分というが、もう少し過ぎると案内があって、一斉にホームに出る。
しばらくすると電車が来て乗り込むだけだ。この15分か20分の間にこの超満員の
乗客を待合室から列車内にさばかないといけないのに、何の混乱もない。
弁当を広げる人も無く、お菓子を食べる人もなく、するするっと蘇州に着いた。
約30分だ。
前には、蘇州ー上海虹橋間で20分というのも経験した。
中国の鉄道網の発達は恐ろしい程だと言われるが、その通りだ。
地方から何日もかかって都会に出てきてたひともそのうち直ぐに行き来できる
ようになるだろう。
便利になっていいなと思える半面、「いつか恐ろしい事が?」と不安にもなる
のは考えすぎだろうか?
さて、蘇州駅から、「ルーヂー」という所に行く。蘇州から南東に何十キロか
のところだ。多分バスくらいしか方法がない。
帰りを考えるとタクシーもいやがるかもしれない。
「バス探そうか?」
「タクシー断られたら、探そうや」
簡単にOKだ。

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2010年12月12日

江南の旅、浙江烏鎮ー05

西柵街は入って歩いているとじわじわ分かってきた。
「ここ新しで」
東柵街に比べるとあまりにも大きい。確かに古そうな建物がないではないが
どこかの村に残るものを持ってきたような匂いがぷんぷんする。
実際に漂っているのは古くて新しい臭豆腐の匂いだ。
看板があった。じっくりよくはわからないが、「北京と杭州を結ぶ有名な大運河の
最終端がここやで、どやねん」と言うてるみたいだ。
大運河テーマパークを狙っているのかもしれない。
それでかどうかは分からないが、テーマパークないで船を造っている。
これは造っているのを見せるためか?
パーク内の観光船を製造中なのか?
どっちでもいいけど、鉋をかけるのを見ていたら、日本とは方向が反対やね。
日本は確か引いて鉋がけすると思う。ここは押して鉋がけしていた。
原点は同じなんやろけど、不思議でおもしろい。
ここにも藍染屋があった。藍染布がたなびいている。
あっちとの違いは客がほとんどおらへんということ。
いかにもの古い町屋に古い藍甕なんぞを並べているが、まだ風景としてこなれる
時間が足りていない。
燐寸屋があった。
毛語録みたいな燐寸が面白そうだったが、残念ながら買って帰れない。
古い街並みがあった。
材料は古いが月日が足りない。空き家も多いなあ、テナント募集中かな?
ポン菓子屋があった。これは現実感がある。
日本でも中国でも同じ簡単明瞭な機械だ。
かなり退屈しながら、帰ろうと言い出す機会と、門まで連れて帰ってくれる
電気自動車を探している。
「もうええわ」

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