2010年10月28日

映画、「氷雪の門」

昨今の尖閣諸島についての中国の動きをテレビなどで見ている限りでは
駆け引き好きで立ち回りがしたたかな反面、全体的には未成熟な印象を
受けてしまうが、むしろ、北方領土をめぐるロシアの方がもっと底知れない
恐ろしさとしたたかさを持っているのではないかと個人的には思っている。
例えばこの映画だ。
もう戦争は終わっていた。
ポツダム宣言を受諾して、敗戦状態になっていた日本を更に攻撃してきた
のだ。樺太の残り半分を一気に奪い、あわよくば北海道まで割譲させよう
というのだろう。
沖縄の悲劇も忘れてはならないが、此の時の樺太の悲劇も忘れてはならない。
最近は暗い映画をよく見ていたので、もうしんどいなあと思っていたが、
やっぱりこの映画は見ておいて記憶にとどめておかないといけないと
思った。
敗戦という烙印で反撃できない日本人を、一方的に砲撃し、銃撃し、
殺戮するなんてあんまりではないか。
しかもこの映画は、製作された時、ソ連の圧力で封印されてしまったのだ
そうだ。
この悲劇の電話交換手の仕事も今はすっかり電子化されてしまった。
どんどん電子化されていって、仕事の使命感や責任感までがどこかに消えて
いってしまうのでは寂しいなあと思った。
見るのはつらいけど、良い映画でした。

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毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。
posted by さかな at 00:00| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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