2010年12月23日

映画、「死刑台のエレベータ」

首尾よくいった、さあ逃げよう。
車にのってビルを見上げると、大変だ、カギのついたロープを忘れて来た。
さっと行ってとって来よう。警察に見つかったら犯行がばれてしまう。
エレベータに乗っても気があせる。と、突然エレベータが停まって電気が
消える。みんな退社したから保安係が電源を切ってしまったのだ。
男は出られない。残してきた車に、花売り娘のチンピラ恋人が興味を示して
いる。金持ちの良い暮らしがあこがれなのだ。
と言う間に、二人とも車にのって出発してしまった。あてもなく。
夜が更けてくる。男は出られない。あせっていろいろ試みるが徒労だ。
女が待っている。男が来ない。
「殺せなかったんだわ、いくじなし。でも、どこへ行ったんだろう」
若い恋人たちはつぎつぎと何かを引き起こしていく。
もう夜があける雨が降って来た。女は男を探す。
このジャンヌ・モローの存在感。
やっぱりすごい映画だ。
バックには、マイルス・ディビスのトランペットだけ。
ピアノとベースとドラムスだけが静かにそっと音を添える。
このレコードどっかにあったはずだ。
わずかの所蔵レコードをくまなく探しても見当たらない。
「あった」
一枚のレコードというのではなくて、オムニバス盤のような
レコードに収録されてたやつを持っていたのだ。
レスター・ヤング、コールマン・ホーキンス、チャリーパーカー、
セロニアス・モンクなどあまりにも盛りだくさんだ。
でも、もいっかいゆっくり聞こう。
そして、この映画、いまだにカッコいいし、
サスペンスとしてなかなかのものだ。
さあ、エレベータに閉じ込められた男はどうなる。
夜の街を彷徨う女はどうなる。
若い二人はとうとう人殺しか。

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毎週木曜は映画、音楽、書画に関する話です。
posted by さかな at 00:00| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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