2010年12月27日

白檀のミニ鳥籠

早いもので今年もあっという間に年末になってしまいました。
さて、皆さまにご愛読いただいています、「あじあんじゃんくしょん」は
今年一杯で閉じてしまう予定です。
来年からは、「あじあんじゃんくしょん2」をご愛読いただけますようお願い致します。
実はかなりの期間、両ブログを並行運用しながら、「あじあんじゃんくしょん」の
過去データを「あじあんじゃんくしょん2」に移行する作業を続けていました。
全部ではないですが、或る程度はできたしいつまでも並行運用は面倒なので、年末を
機会に移行してしまうことにしました。過去データは引き続き移行作業をつづけますが
それまでは過去データをお読みになる場合は面倒ですが、「あじあんじゃんくしょん」
でご覧いただきますようお願いします。
これからも、「あじあんじゃんくしょん2」を宜しくお願い致します。

前に江南の旅の話をしたときに、最後の上海でミニ鳥籠を買った話をしかけて
途中でやめてしまったのは、単にブログのネタ数をキープしただけの事だった。
それでやっと本日登場するのだ。
といっても何の事はない。ただの細工物だ。
私は最初これをてっきり虫籠だと思った。
中国では昔から貴人やお金持ちは蟋蟀などを小さな容れ物に入れて飼うのがお洒落
だったのだそうだ。
北京の骨董屋や上海の骨董屋でそういう蟋蟀の入れ物を見た話もしたことがある。
掌に載るようなものが何十万円もしていた。そいう話は「紫禁城の黄昏」にも
出て来るし、中国を舞台にしたロバート・ファン・ヒューリックのディー判事
シリーズの推理小説にも出て来る。水上勉の北京の柿というエッセイにも出て来た。
よくある話なのだ。
しかし、今回は蟋蟀入れではなくて鳥籠だった。
中国人は鳥を買うのが好きだ。それが嵩じて鳥籠にもこるようだ。
映画や本の中でもよくでてくるが、お互いに飼っている鳥を見せ合うと共に
鳥籠も見せ合って自慢しているのだ。鳥よりもむしろ鳥籠に莫大なお金がかかって
いるようでもあるのだ。その細工の精緻さ、材料のすばらしさ、形の良さ、など
など自慢したらきりがない。
そういう事でこういうミニチュアを楽しむという趣味もあるのかもしれない。
そうだとしたら鳥も欲しいところだ。中に精巧な鳥が入っていて、ピヨピヨとか
ホーホケキョと鳴いたら楽しいではないか。
まあ、それはええとして、小さいけどよくできている。本物そっくりだ。
それに白檀の良い匂いがする。
「これいくら?」と聞くと、「500元」と言う。
「ちょっとだけ負けてよ」というとよっぽど考えたふうをして、「450元という」
「300元でどや」というと、えらい剣幕で怒りだした。
これを造るのにどんだけたいへんやったかというようなことをわあわあ言うとる。
「お願いや、友達やんか」というても収まらへん。
しょうがない「380元でどや」というと、にやっとわらって、
「あんたものわかりええな」という顔に急変して、それでok。
おもろいおっちゃんや。
という話でした。

kago101227.JPG

毎週月曜はこだわりのモノの話です。
posted by さかな at 00:00| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | マイフェバリットシングス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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