2010年03月15日

ホーチミン、フエの旅ー43

さよならホーチミン
中国の旅が多いが、時には他のアジアの旅もいいものだ。特に今回は20時間もの列車の
旅を体験することができた。事前の情報があまりないのと、言葉ができないので不安で
一杯だったがそれはそれで良い経験だった。それにホーチミンに何度も来ているのに
メコンを見た事がなかったのでそちらの気も晴れた。
とかなんとか感慨じみたことを考えていたら、目の前に荷物の山があった。
それほど買い物をしたわけではないがちょこちょことしたモノがたまっている。寒い
時に日本を出ているからセーターやらがそこそこある。それはそれでフエに行った時
助かったが、ダウンジャケットまで持って帰らなくてはならないという現実がある。
スーツケースはパンパンだ。それにフエで買った刺繍の額もある。これが又大きくて
思い。しかし空港まではタクシーだから大きな問題ではない。
空港に着いた。
前はチェックインは出発2時間前までできなかったので中であまりゆっくりできなかったが
今は、早々とチェックインできたし、出国審査も簡単に早くすんだ。
ゆっくりと出発を待っていて気がついた。
「いつもとちょっと違う」
ホーチミンから関空便は深夜出発だ。以前は深夜12時前、今は12時過ぎだ。これで1日違う
から気をつけないと帰る日を間違ってしまう。又、最低2泊3日のチケットでも、1泊1機中泊
でこれてしまうことでもあるのだ。
深夜発なので、飛行機に乗ったら寝ておきたい。
現役時代は仕事で来た時、朝大阪についたら、又、仕事に行っていた。それで必死に寝て
おかないといけない。だから耳栓をしてアイマスクをして、酒を飲んで酔っ払っておいて
準備完了。食事も断ってひたすら寝るのだ。
そのために、耳栓とアイマスクは必需品だった。それが今回全く忘れてきている。
思い出しもしなかった。
まあそういうものだろう。
それで、結局あまり寝ないで日本についた。
日本は寒い。

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ホーチミン、フエの旅はこれで終わりです。
あしたからは又別の旅の話をやります。お楽しみに!
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2010年03月14日

ホーチミン、フエの旅ー42

Vietbam Houseで昼ご飯
席についたら窓際だった。街角の景色が見える。
男がバイクに腰掛けて暇そうにしていて時々通る人で客になりそうな人に手を挙げて
声をかけているがなかなか客はつかまらない。それでも気にしないでバイクの上に
あぐらをかいている。そこに欧米人のがっしりした体の若者がきた。
ちょっと嫌な感じだ。男は声をかける。若者は馬鹿にした感じで何か言う。
男は一生懸命喋り始めた。
「○○まで行くの、なんぼやねん?」、「▽△でどや」、「何でそんな高いんや、
すぐそこやないか?」、「○○まではそんなに近ないで、▽△は高ないで」
「ちょっとだけやから唯でいけや」、「そんなんできるかいな」
音が聞こえるはずがないが、明らかに若者は乗る気はなくてからかっているだけだ。
「そんなんせんと早よ向こうへいきゃええのに」と思うが、若者はとうとうバイクの
椅子に座って本格的にからかいはじめた。男はまだ一生懸命しゃべっている。
特別めくじらたてるような状況と違うのかもしれないけど、余り感じはよくなかった。
見下して馬鹿にしているというような態度が露骨だったからだ。
余計な事を考えている間に長くかかった料理が運ばれてきた。
もう2本目の「333(バーバーバー)」ビールだ。ワインを飲むのが普通といった
気取った店だったらしく、ベトナムビールだったらこれしか置いてないという。
ホーチミンのお土産屋街、ドンコイ通りの真ん中にあって有名な店らしく時々観光バス
が店の前に止まって、降りた客が店に入ってくる。
「しまったなあ」と思ったが、メニューをみてもそれほど高くはないからまあええと
しよう。それに絵メニューがあるから分かり易い。
料理はさつま揚げセット、ハマグリの蒸したの、野菜炒め卵焼き包の3点だ。
さつま揚げはあつあつでおいしい。殆ど日本と同じ様な味だ。
ハマグリは随分小さくなったなあ。ホーチミンの大ぶりのハマグリ蒸しが好きだったん
で頼んだけど、形が小さいと味も寂しい。卵焼きはこんなもんやけどちょっと油濃い。
向かいの席は、ベトナム人の娘さんと母親らしい二人連れだ。
仲良くワインを飲んでいる。
料理も私と似たようなものだ。二人で分けて食べている。
のどかな風景だ。
外を見たらもう若者はいなくなっていて、男が又、バイクの上であぐらをかいていた。
今日も30度を越えている。

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2010年03月13日

ホーチミン、フエの旅ー41

ホーチミン最後の朝の散歩
さて、今日はもう最終日だ。買い物も殆どしてないし、街もぶらついてない。
ゆっくり歩いてみよう。
まず行ったのは、前にもこのブログで紹介した「Minh Long」という磁器の店だ。
ルロイ通りをベンタン市場に行く手前にあるちょっと高級そうなショッピングセンター
の中にあった。
「えらい高いなあ」値段をみて驚いた。たしかにちょっと素朴なベトナムテイストの
磁器人形がならんでいるが、どれも驚くほど高価だ。
「これだったらLIADROの方が安いやんか」やはり、富裕層向けの高級品は驚くほど
高価になりつつあるのかもしれない。「あかん、やめた」
そこから出て、ついでに「ベトナムキルト」の店によってみた。ずっと前に、友人
から大きなベッドカバーを頂いた事があったので気になっていたのだ。
なかなか面白いモノが並んでいる。それほど高いわけでもないが、モノによっては
かなりのものだ。あのベッドカバーは高かったんやろなあ。それからグエンフエ通り
を渡るとドンコイ通りの外れにマジェスティックホテルがある。開高健や沢木耕太郎
の本にも出て来る有名なホテルだ。コロニアル時代の様式を残した良いホテルだ。
その前はサイゴン川に面した産業道路のような大通りで、大型トラックがひっきりなし
に走っている。信号はないし危なくて大変だが強引にわたるとサイゴン川にそって
公園がある。向こうに船着き場が見える。行ってみよう。
どうやら対岸に渡るフェリー乗り場のようだ。
「こんな風景は好きやなあ」と思いながら見ていた。
「ちょっと乗って向こうまで渡ってみようか」と思い、乗り場を探した。
「わからない」
バイクの群れが、ガーっと入って行く所と出て来るところがあるだけだ。
後で考えるとあのバイクの群れの中を歩いていくと人も乗せてくれたんだと思う。
しかし、歩いて行っている人はみかけなかったし、バイクの中は歩きにくい。
フエの鉄橋もそうだったけど、基本的にはバイクが前提なんやなあと思った。
あきらめてドンコイ通りのお土産屋を見て回る。
前に気に行っていた漆工芸品の店はなくなっていた。その代わり、バッチャン焼き
の陶器の店があった。バッチャン焼きは素朴な味わいがあって絵付けの絵柄も
トンボとか南方の草花のモノが多くあって楽しい。
値段も安いから幾つか買って帰ろう。

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2010年03月12日

ホーチミン、フエの旅ー40

ホーチミンについた
フエは大体平均12、3度だったようだ。肌寒いくらいだった。ホーチミンは来た時と同じ
30度を越えている。
暑い。建物の中はエアコンが効いているがあるいているうちにじわじわと独特の蒸し暑さが
やってくる。いじいじする。
「ちゃんと待ってるかなあ?」タクシーのトラブルは嫌やから、ホテルのピックアップ
サービスを頼んでおいたのだ。最初の到着の時に外されたから、こんかいは何度もしつこく
確認した。しかし、到着の便名は言ったが、「国内線」って言うの忘れたなあ。でもまあ
常識やろ。ちょっと心配だったが、大丈夫。いつもロビーで見るお兄さんがちゃんと待って
いてくれた。
旅先であっても、「帰ってきた」という気がするから不思議なものだ。
さて、一息ついたら晩飯でも食べに行くか。
夜も遅いし、あまり腹が減っているわけではない。
帰る途中の車から、覗いていると、ホテルのちかくに私のお気に入りの「Pho2000」の支店
らしきものが見えた。確かフォー以外にもなんかあったはずや。
しかし、来た時にベトナム人の友人と食事しながら話をしていると、「Pho2000」の店は
ベンタン市場の隣にある「Pho2000」の店以外は全部偽物だという話だ。外国人に人気だから
偽物が多いと言う事だ。フォーでは「Pho24」というのが有名で、この店は24時間営業という
わけではなくてスープが24種の味でできているとかいう話だったが私の好みでは2000の方が良い。
「でもまあどこでも大差ないやろ」とたかをくくって入って行った。
フォーのメニューは似たようなものだ。
「海鮮のフォー下さい」
「ないです」、「ないんかいなあ」困った顔をしていると、
「ベジタブルフォーはどうですか?」という。要するに「素うどん」みたいなものだ。
「しゃあないなあ、それとビール」他に何かないかとメニューを見るが、何もない。
味はどうか。
「これはあかんわ」、「やっぱり偽物は偽物や」
店のデザインとか店員の服装は似ているけど中味は全く違うものだった。
今回は晩飯の食い方が下手やったなあと反省だ。
以前来た時は夜の10時を過ぎると街はひっそりしたものだったが、今は、日本食の
居酒屋とか欧米人の好きそうなバーとか日本人の大好きなカラオケとかが軒を並べて
客を待っている。大都会の夜だ。
私は疲れたから、マッサージに行って寝ることにする。

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2010年03月11日

ホーチミン、フエの旅ー39

そんなにフランスパンどうするの?
チェックインをすませたからにはもう中に入っていいのだろう。しかし、中は狭いそうだし
待合室なんかあるんやろか、立って待つくらいやったらここで座っていた方がましやけど
と躊躇っていたら、もう何人かが入り始めた。係員は上に行けと指さしている。
「上に待合室があるんやな」と続いて入っていった。
2階の待合室は結構広い。ガラス越しに外を見ると、来た時は明るかったのにもう日が暮れ
かけている。帰りの飛行機が到着したところだ。
「これだと定時に帰れそうや」なんとなくベトナムの飛行機は時間に正確なんやろなあと
思っている。中国の事を悪く思っているわけではないが、遅れないのがめずらしいくらいだ。
30分、1時間はあたりまえで何時間も待つ事も良くある話だ。大陸的な性格は関係ないとは
言えないだろうがそれより、本数が多い。あの広い国でありとあらゆるところへ、ひっきり
なしに飛行機が飛んでいるのだ。あれだけの本数を飛ばしていればちょっとしたことで
遅れがでてもしかたないだろう。
待合室の真ん中くらいに座っているとどんどん人が増えてくる。トイレに行って戻って
きたら、空いている席は後ろの方だ。
「こりゃあ満員になるなあ」客は圧倒的にベトナム人が多い。
お菓子を食べたり、おしゃべりしたり賑やかだ。
「がしゃん」と音がしたのでそちらを見ると、土産物のカウンターで工芸品のネックレスを
見ていた子供が何かの拍子で床におちてばらばらと飛び散ったのだ。とくに何か騒ぎ立てる
ようなこともなく誰かが拾い集めているだけだ。前方をみると、大きな荷物を持った
若い夫婦連れが話をしている。ちょっと荷物がばらけそうになって収め直している。
その荷物って?
フランスパンだ。それもひとつやふたつではない。5つや6つどころでもない。
30個、40個ほどの大荷物だ。
「あんなにフランスパンを持ってどうするんやろ?」
「よっぽどおいしい店があるんやろか?」、「フエでしか買われへん特別なモンなんやろか?」
「家族の為に買って帰るんかなあ」
「もうすぐ旧正月やから親戚がいっぱい来るんかなあ?(行った時点で旧正月前)」
「仕入れて帰って売るんかなあ?」
「無理に飛行機で持って帰らんでもホーチミンでもいっぱいフランスパンは売ってるけどなあ」
謎は深まるばかり。
やっぱり定刻に案内があって、定刻に出発した。

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2010年03月10日

ホーチミン、フエの旅ー38

寂しいフエ空港?
「ここはほんまに空港?」スーツケースと大きな額を持って降りたのはいいけれど、
誰もいない。チェックインカウンターはまだ時間が早いから誰もいないのは当たり前
やけど、職員も客もだれもいない。ひっそりしている。
あわてて建物の外まで見に行ったが確かに空港だ。
「まあ、待ってたらええんやろ」とベンチに腰掛けてた。しばらく待っても殆ど人の
気配がない。職員の姿が見えないのが一番不安だ。
「もしかしたら今日の便はキャンセルに?」
「旅行会社に騙されて実際はフライトが無い?」
「大幅に遅れるから、こんな時間にだれも来ない?」
eチケットのプリントアウトを何度も確認する。館内の表示盤には電気すら入っていない。
心配したらきりがない。すると、トイレの横の通路の中から誰かでてきた。
職員風だ。あわてて近寄って行ってeチケットを見せながら、
「これでええんか?」と身振りをする。
「OK、OK」と言ってくれる。一安心だ。
「いつごろチェックイン?」
「○△▼・・・」通じへん。
もう少しすると、サラリーマン風の人が一人到着した。仲間ができた。
もう少しすると、マイクロバスがついて、旅行者が数人おりた。これで安心。
「今日はほんの少しの客でフライトやろなあ」
そんな事を考えていると、エンジニア風の職員が出てきてチェックインの機械をさわり
始めた。それで又聞きにいった。「チェックインは何時からですか?」
「5時半からです」今度は英語が通じる。
1時間半前にやっとチェックインだという。すこしずつ客が増えてきた。
5時10分頃になった。どこかで「ヒューン」という音がする。電源が入った音だ。
「パチパチパチ」といろんな表示板に明かりがついていく。カウンターのあたりにも
電源が入っているようだ。
「やっと普通の空港らしくなった」このころには乗客も20人くらいになっている。
今日はホーチミンに行く便があと2便だけだ。
今着ている乗客は大きなスーツケースを持った欧米人の観光客らしい人が多い。
かたまって喫茶コーナーにたむろしている。
「あそこはビジネスクラスのラウンジとちやうんか?」と思っていたがそうでも
ないみたいだ。「行ってコーヒーでも飲もう」と動きかけてカウンターをみたら、
チェックインが始まっているようだ。「さっさとやってしまおう」
チケットを貰ったら、やっと安心だ。

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2010年03月09日

ホーチミン、フエの旅ー37

ホテルに戻り、空港へ
帰りは荷物が重い。
「タクシー呼びますか?」と刺繍店のお姐さんが気をきかせてくれた。
「いや、いいです」と見栄をはったが、何の意味も無い。しんどいだけだ。
外にでてもタクシーやバイクタクシーから声をかけてくるから乗ればいいのにと
我ながら思うが、まあ時間もあるしゆっくり帰ろう。川に沿ってある公園の中を
来た時よりもさらにゆっくり歩く。昨日と違って天気は良いが、暑いわけではない。
木陰が多いのでひんやして気持ちがよい。どこの公園もおなじように恋人達の語らいの
場所でもある。じゃまをしないように歩こう。川原にでると、画のネタになるお誂え
向きの舟が魚をとっている。
「喫茶店でもあれば」ゆっくり景色をみながら休みたいところだが、それらしき店が
あっても近寄ってみたらそうでもない。椅子を並べて自分達で座っているが営業して
るのかどうかさっぱりわからん。
休むところをさがしているうちにホテルについてしまった。
「ホテルでコーヒーでも飲もう」としたら、レストランは閉まっているし、ロビーも
営業していない。
「しゃないなあ」ロビーで一幅してから、ちょっと早いけど、預けてあった荷物を
貰って空港に行く事にした。
「空港までどれくらい?」と聞くと、「20分くらい」だそうだ。
新市街を南に抜けて西の方に走っていくようだ。
今までとは違った、ごく普通の町並みがある。「今までは何やったんやろ」
観光遺跡にくっついた小さな町という感じであったが、大きな市街地だ。カラオケも
あればマッサージもある。レストランも多い。ショッピングセンターらしきものもある。
「何でもあるやん」しかしもう終わってしまったことだ。
タクシーのメータを見ると、びゅんびゅん回っている。超高速回転だ。
「何で?」殆ど1秒2秒で上がっていく。
前にホーチミンでも出会った事があるが、
「外国人向けのスイッチかなんかがあるんやろか?」
「ベトナム人同士こんなことやったらえらいことになるで」
「最終的にいったいいくらになるんやろ?」えらい心配になってきた。
「最後はけんかせんなんのかなあ?」メータをにらみながら、長い長い20分だった。
それでもついたら、ざっと1000円くらいのものだ。
「つりはええよ」と急に余裕のおじさんになってしまった。

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2010年03月08日

ホーチミン、フエの旅ー36

再び刺繍屋へ
ゆっくり食べていると、日本人グループの席がざわつき始めた。食事が終わったら
空港に行くようだ。あんまり余裕はないようで、現地ガイドがちょっと焦っている。
「えらい日本語うまいなあ」おばちゃん、おじちゃん達は焦ってない。
ゆっくりトイレにいってから出発だ。私もトイレに行っておこう。
しかし、ビールも入れて1000円位、えらい安いなあ。
さて、昨日からずっと気にかかっている事がある。昨日の昼に行った刺繍屋だ。
散歩の続きと、川にそって下流の方に行ったが、特に何かがあるわけでもない。
「やっぱりも一回行ってみよう」
ベトナム刺繍の画は既に買った事がある。ベトナムの友人から頂いたものもある。
結構高価なものだ。それに中国刺繍の画も家にはある。
これも中国人の友人から頂いたものだ。これは相当手の込んだものできっと高かった
ろうと思う。しかし、気になっているのは両面刺繍だ。
同じ布地の両面から同じ絵柄を全く同じように刺繍してあるのだ。それを透明な
ガラスに挟んで見ると、絵柄が透けて見えてとても美しいのだ。
昨日来た時には、ありきたりの花鳥画やベトナム風景、アオザイ姿など典型的な
ものが多いので、「まあええか」と思っていたが、奥までいくとかなり良いのがあった。
花鳥画でもちょっと違う。風景にも味がある。
しかし、値段を聞くと相当高い。それでもちょっと迷うが買えそう、しかし持ち帰るには
大きすぎるかな?というのがあって気持ちが残っていたのだ。
昨日と同じように他に客はいない。ゆっくり見れてありがたいがちょっと不安でもある。
入り口の門で記念写真を撮る人はいるが中に入る人は殆どいないようなのだ。
見た感じでは値段もホーチミンよりは安そうだし。品質も悪いとは思えない。
目当ての画のところに行ってもう一度値段を聞く。昨日聞いたと思った値段よりかなり高い。
昨日はまだはっきり買う気ではなかったのできちんと聞かなかったから聞き違いだったかも
しれない。こういう店はあまりええ加減なことはしないはずだ。
「それやったら買われへんなあ」
「○○ドルくらいのないの?」、
「これはどうですか、この人は新人だからまだ値段は安いです」
「ふん、なかなかええやん」普通の風景画だがちょっと味がある。
「でも日本まで飛行機で持って帰れるかなあ?」
「私どもではきちんと包装しますから、絶対大丈夫です」
確かにえらいがっしりと包装してくれた。おかげで結構大きい荷物になってしまった。
ガラスの額付きやからかなり重い。
まあしかし、日本に帰る楽しみができた。

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2010年03月07日

ホーチミン、フエの旅ー35

「クラブガーデン」で昼ごはん
路上の骨董屋通りすぎるあたりには、鳥かごが気にぶら下げてあって、綺麗な鳥が
入っていた。ベトナム人も中国人のように鳥が大好きなのだ。
「おや、もう又次の橋や」さっきの橋の奥の方に昨日行った故宮の跡がある。
ここまで来ると、昨日の市場に近い。しかし、今はこの橋を渡って、新市街まで
戻って昼飯を食べるとしよう。朝からゆっくりと歩きながら新市街と旧市街を
ぶらぶらしていたからそれなりに時間が経っている。学校は午前で終わるところ
もあるのか白いアオザイ服の女生徒風のバイク姿も多い。しかし、女生徒の年齢で
バイクの免許とれんのかなあ?間違いかもしれん。
橋の上から川下を眺めると、遥か河口の方が見える。メコン河や長江のような迫力
はないが、静かで悠々と流れている。
「今日の昼はちょっとええもん食べたいなあ」昨日の夜はちょっと不満だった。
「少々高てもええとこ行こう」不本意ではあるが、ガイドブックに載っている店
に行く事にした。
「何や昨夜の店の向かいやんか」昨夜ビールを飲みながら、「向かいは立派な
レストランやなあ」と思いつつ見ていた。
「クラブガーデン」という店だ。
門を入ると、玄関までの小道の周りには南洋植物の植え込みがあって、ちょっと
トロピカルな仕立てになっている。室内からは既にざわめきが聞こえている。
室外にも少し席があって、庭の緑に太陽があたって気持ちよさそうだ。
「ここでいいですか?」と室外の席に座ったら、奥の方で日本語が聞こえた。
「やっぱり日本人旅行者御用達なんやなあ」
「さあええもん食うぞ」と意気込んでメニューを見たら、ランチタイムは
セットメニューだけだ。
しかたないのでエビと魚があるセットを選んだ。どっちみちあんまり沢山食べられ
へんから丁度ええのかもしれない。
まずはビールとFUDAビールを頼む。ウエイターが時々片言の日本語で話しかけて来る。
接客態度も気持ちいいし、緑に囲まれた雰囲気も中々居心地がいいので
ビールは日本目だ。こんどは銘柄を変えてみよう。「Festival」これもコクがあって
しかもすっきりしてなかなかいける。
料理はスープにエビと肉と魚。エビは大ぶりで塩味がきいておいしい。
肉も魚も味付けは良い。けど、まあ普通やね。本当は野菜料理が欲しかった。
と、向こうを見ると、地元の人が楽しそうにテーブルを囲んでいる。
おいしそうな野菜料理が!、アラカルトも出来るんや!しかし、ベトナム語で
注文できへんからしかたない。やっぱり言葉やね。

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2010年03月06日

ホーチミン、フエの旅ー34

路上の骨董店
「この子ずっとついてくるなあ、どしたんやろ。ちょっとめんどくさいなあ」
やりすごそうと、立ち止まって、ゆっくり写真を撮っていたら、その子も立ち止まって
じっと待っている。私が歩いたら歩き始めた。そのうち並んで歩き始めた。
「○△・・・」とうとう何か喋ってきた。日本ではいろいろ事件があるので、知らない
子供に道端で話しかけるのは、こちらも抵抗があるのだ。
「わるいけどなあ、ベトナム語喋られへんのや」と英語で行ったが、あいまいに頷いて
いる。ちょっとくらいは習っているようだ。
「学校の帰りかい?」と身振りを交えて聞く。
「うん」
「いくつ」数を指で見せると、11と指で示した。
小学生か。かわいいなあ。
「そのカメラええなあ」とか片言の英語で喋ってくる。少しは習っているのだ。
とうとう一緒にフォン川にかかる西から2番目の橋を渡ってしまった。
交差点のところで、「あっちに行くから」と右側に行く身振りをすると、その子は、
左を指さした。
「さよなら」と手を振ると、笑顔を一杯にして、彼も大きく手を振った。
髪の毛がどんどん白くなるので、どんどん安心されるおじさんになっているのだ。
川のこちらは旧市街だ。川に沿って、3番目の橋まで下ってみよう。
こちら側も人の動きは変わらない。むしろ交通量が多い位だ。大きな道をバイクが
ガンガン走っている。川岸は向こう側と同じように緑が多いが公園にはなっていない。
ふと見ると、歩道の橋のフェンスに皿が一杯並んでいるのが見えた。
どうやら骨董屋さんが、品物を並べているのだ。
並んでいるのは皿やお椀など小物が多い。多分想像するにこれは私設骨董屋だろう。
適当に骨董品らしきものを集めて店舗なしで安直に売っているのだろうと思う。
「でも、もし掘り出し物があるとしたら、こんなとこにあるんやろうなあ」
プロがしっかり目利きして並べたものは、それ相応の値段がするはずや。
それで、しっかり見て歩いた。結構何人かがやっていて、長きにわたっておいてある。
しかし、同じようなものが多いし、目を引くものはなかった。
こういうものは見るだけでもいいものだ。変な土産物屋を覗くよりはずっといい。
今日は良いものに行きあたったものだ。

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2010年03月05日

ホーチミン、フエの旅ー33

フエ、朝の散歩
晩飯を食ったら、マッサージでも行こうと又新市街をうろついた。実は昼ごはんの時、
一軒だけ目をつけていたのだ。しかし、どうも美容マッサージのようだ。うろうろしても
他は見つからない。
「こらあかんわ」と思い、しょうがないからとぼとぼとホテルに帰った。
外は、真っ暗やし、酒を飲んでの帰りは少々つらい。「それでも何かないかな?」と
目で探しつつ、ホテル近くまで来た。念のためにホテルの裏の方に回って見る。
「何のこっちゃ」、結構食べるとこがあるではないか。こんな事なら最初からこの辺を
探せばよかった。勘が働かない時はしかたがない。
「あしたええもん食べよ」
翌日は全くの自由行動だ。ゆっくりフエの市内を探索しよう。
まず、フエ駅に向かう。ホテルを出たらもう見えている。表通りを左に曲がるとすぐ
橋がある。フォン川から市内に流れ込み支流だ。橋を渡って川沿いの道を越すと
駅前広場に出た。殆ど人はいない。タクシーもバイクタクシーも少しだけだ。
「昨日の朝着いた時間よりすこし遅いかなあ」しばらく列車はどちらからも来ないの
かもしれない。駅舎はちょっとおしゃれな洋館だ。待合室がない。
と思ったら、別棟に大きな待合室があった。しかしまだ人は集まっていない。

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川沿いの道に戻る。フォン側と出会うところあたりに大きな橋が見えている。
フォン川に架かる橋のうち一番上流側にある橋だ。駅から出て川にそって左に曲がる。
ちいさな道だと思っていたが、人通りが多い。勿論歩く人は殆どいない。家の外を
うろうろしている人だけだ。殆どがバイクか自転車だ。
「坊さんが多いなあ」昨日も感じたけど、今日も多い。
川を見下ろすと、川辺に水上生活者の舟が幾つも見える。
ちょっと厳しい風景だ。

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線路が見える。昨日乗ってきた列車が走る線路だ。
橋の上をその線路が通っている。昔日本人が造った線路だと昨日ガイドが言っていた。
列車だけではなく、人用の通路もある。
「行けるなら渡ってみよう」と思って、側橋のところに行った。
「渡れない」
バイクがすれ違うのも厳しいくらいの狭い橋を切れ目なくバイクが通っている。
とても人は入れない。通る人がいないからそんな配慮は必要ないのだろう。
残念だが、別のコースを歩いて行こう。

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2010年03月04日

ホーチミン、フエの旅ー32

晩飯を食べるとこ探そ
「次はどうすんの?」、「これで終わりです」
なるほど、時間は若干早いが、案内書に書いてあったコースは全部回った。
さっさと済ませた私がわるいのだ。しょうがない。
「悪いけどホテルまで送ってね」
「今晩の食事とか、明日の予定はどうされるんですか?」
「まだ考えてない」、「何かおすすめはあるの?」
「・・・・・」、「ご要望があったら電話下さい」
どうも何となく噛み合わない。日本語で面倒見てくれる事を期待するのでなかったら
あんまり相手してもらえそうじゃない。
簡単に言えば高くつきそうという事だ。
折角来たんやから、やっぱり一人で歩いて見たい。
ホテルは、地図で見ると、川のこちら側、新市街の大体西の橋だ。フエ駅から歩いて
10分くらいの所だった。
「さてどうしよう」フエについてはあまり情報を持っていない。一応調べてみたが
一般的に旅行者が良く行くレストランくらいしか情報がない。
「まあ、新市街の真ん中くらいまで歩いてみよう」
川沿いの公園に沿って、東に向かう。30分もあるけば着くだろう。
ホーチミンでも経験したが、ベトナムの人はあまり歩かない。歩いているのは
旅行者だけみたいだ。すぐに街角のあちこちから声がかかる。バイクタクシーの
おっちゃんがどこでもたむろして居て手を揚げてくるのだ。
「いらん、いらん」と口でつぶやきながら、知らん顔をするのも感じ悪いので
手を横に振ってにやにやしながら通り過ぎる。
ホーチミンとは違って、どこまでもついてくるという人は殆どいない。
目では、B級レストランを探している。高級ではないが、屋台というほどではなくて
おいしいからはやっていて賑やかそうな店だ。
割と勘がいいほうなので中国ではよく行きあたるが、ベトナムでは確率が悪い。
とうとう新市街についてしまった。市民は少なくて、旅行者が多いみたいだ。
「普通の人は別のとこで食べてるんや」とわかってきたが、どこに行ったらいいか
分からない。高級そうなレストラン以外は、欧米人が好きなオープンカフェみたな所
ばかりだ。
「しゃーないなあ。まあビールが飲めたらええとするか」と手時かなオープンカフェに
入った。すでに欧米人の客がいたからええかなと思ったのだ。しかし、メニューを見ると
ろくなものがない。
「魚は?」、「ないよ」、「野菜は」、「生春巻きだけ」
「ありゃあ」、「まあとにかく一人で乾杯や」

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2010年03月03日

ホーチミン、フエの旅ー31

阮王宮の昔を偲ぶ
この宮殿も中国に倣って紫禁城と呼ぶそうだ。
当然ながら風水の考えで建築されている。北に山を背負って、南面し、山からの気が
集まるところに宮殿を建てる。東西南北に都を築き、南に川を配する。
そのとおりだ。
しかし、今は昔。フエの近くにはベトナム戦争時に米軍の基地だったダナンがある。
このあたりは激戦地だった。この紫禁城も殆どが空爆で破壊されたのだろう。
ガイドによると空爆もさることながら、その後の台風で壊滅的に壊れたのだと言う。
破壊されたとは言え、土台はしっかり残っている。
そして、既に修復が始まっている。
これは、うまく修復したらなかなか興味深い味ある建物や庭園が復元できそうだと
思わせるものがある。
しかし、中国流に、まるで昔のものがなかったかのように、見事にさらっぴんで造って
しまったら味もそっけもない。できるだけ昔の素材を使って慎重に復元してもらいたい
ものだ。
「あの瓦屋根はは陰陽の考え方で造られてます。凸は陽で、凹は陰。陰からは草が生えて
いるでしょう」
「あの屋根にある動物は皇帝のしるしです。こちらは皇后ですね」
「この建物はフランス植民地時代に諸外国に貴賓を招い建物です」
ガイドは一生懸命解説してくれる。
親切はありがたいけど、しっかり聞かないと気の毒だが、めんどくさい。
こういうところはじっと見ているほうがいい。
しかし、外国に国を売って、民を売って、自分達だけの栄華のあとなんやなあ。
ちょっと寂しい。
宦官まで居たそうだ。
廃墟に緑が良く似合う。
門まで戻ってもまだ時間がたっぷりある。これからどうするんだろう。

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2010年03月02日

ホーチミン、フエの旅ー30

道端の果物屋
両側に並ぶ薄いピンクの壁の建物とその瓦屋根がどことなく童話的だなあと思いながら通り
抜ける。「あれっ、どっかおかしい」と気がついた。
この寺にはご本尊を祭る本堂がないのだ。どんな寺でも、その宗旨にかかわるご本尊が
仏像として安置されている本堂があるものだと思い込んでいた。しかし、ここにはそんな
ものはなくて、僧侶だけがいる。
修行の場に徹しているのだとすれば禅寺よりもっと小気味がよい。
ちょっと嬉しい気分で外にでた。空は曇っているが、雨はもう振る気配がない。風もなくて
気持ちがいい。ここからは、阮王宮址に向かう。旧市街の殆ど全部を占めるということは、
フエの市街地のほぼ半分を占める広大な宮殿址だ。
「車がきますから」
門前に小さな売店がある。
その横に露店があって、おばさんが二人店をだしている。
覗きこんでいると、ガイドが店のおばさんと話をしだした。どうやらおばさんが売っている
お菓子を買おうとしているようだ。よくわからないが、この地でとれる木の実やフルーツを
お菓子にしているようだ。もしかしたらタマリンドかもしれない。
「これおいしいんですよ」と直径15cmくらいの円盤状になったお菓子を何個か包んで貰って
いた。私はそれより、となりの果物屋の方が興味がある。
「スターフルーツがあるやん」
南国にくると、マンゴーやスターフルーツがおいしい。
こういうところでおばさん達と話をしながら自分だけで買い物できたらいいな。
その為には言葉を覚えなくてはいけない。
寺は旧市街の西の外れ、王宮の入り口はほぼ真ん中だ。中国式の王宮らしく、周りに堀が
巡らしていて、長い城壁に囲まれている。西安で見た長安の都址の小型版といった感じだ。
フォン川にかかる3本の橋の、真ん中の橋を渡ったあたりに正面の入口がある。
ここまで来ると観光客が沢山いる。欧米人が多いがたまに日本人のグループもいる。
中に入ると広大な廃墟であった。

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2010年03月01日

ホーチミン、フエの旅ー29

ティエンムー寺、修行の場
舟を降りると丁度川が大きく右に曲がっているところだった。真っ直ぐな川を見ている
より、曲がりながら風景が変わって行くところをみるほうが良い。どんどん歩いて通り
すぎてしまうにはもったいない景色だ。ゆっくり眺めながら歩こう。
しかし、この辺りで夕陽が来てほしかったなあ。
川からずっと見えていた仏塔が正面にある。6層というか一番下の建物を入れると7層
の塔になる。中国でよく見る、屋根の幅も高さも狭い、8角であるが、ほぼ真っ直ぐな
棒状に見える塔だ。
正面からこの塔に向かって一気に階段をあがるとティエンムー寺の入り口だ。
フエの街で気がついた事がある。それは僧が多いなということだ。
あのバイクの群れの中にも、僧が混ざっている。時には自転車に乗って、尼さんが
やってくる。歩いている僧もいる。信仰深い町なのかもしれない。
ここは、その総本山なのかもしれないが、観光というよりは修行の地だ。
門を入ると中央に石畳の道があって、左右に建物があるが、寺院というよりは、学校
か道場という感じを受ける。寄宿舎のようなところがあって多くの僧が寝泊まりしている
ようだ。少年少女も沢山いる。彼らも、一様に頭を剃っているが、昔のわらべのように
頭にひと房髪を残している。男の児と女の児では髪の残し方が違うようだ。
厨房では担当の僧達が食事の準備をしている。
ところどころにある藁ぶきの東屋では、写経する僧がいた。
静謐は生活がここにあるようだ。
しかし、貧しさゆえに幼くしてここに預けられる子供も多いと聞く。
ベトナム戦争当時、政府の仏教弾圧に抗議して、サイゴンまで行き、自らの体にガソリンを
かけて焼身自殺した僧がいるという。
いまでもその時乗っていた車が記念に展示されていた。
そういえばその話は若いころの記憶にある。強烈ともいえる信仰は、時としてこういう静謐の
中から生み出されるのだろうか。
緑がやさしい庭園であった。

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2010年02月28日

ホーチミン、フエの旅ー28

フォン川クルーズ
フォン川クルーズは結構楽しみにしていた。1日観光でこのコースを選んだのも、
フォン川のクルーズがついていたからだ。案内書では夕方にクルーズすることになっていて
運がよければ綺麗な夕陽が見れると書いてあった。
「私は運が良いからきっと夕陽が見れるだろう」と実は期待していた。しかし、こんな
真昼間に夕陽が見れるわけがない。適当にコース変更されてしまったようだ。
川岸から舟に乗り移ると、十数人は乗れそうな結構大きな舟だが、勿論客は私とガイド
だけだ。
「どこでもいいから腰かけろ」というので、川を遡るのだから史跡のある旧市街が見れる
右舷側に座った。固定席ではなくて、小さな椅子がいくつかあって、それをどこに置くか
というだけの事だ。
「さあ見るぞ」といっても見えるのは川景色ばかりだ。
それもいい。舟からみる景色は列車や車と又違ったものがある。
視点が低い。川面は道路より下にあるので、どの風景もしたから見上げることになる。
それに家があるわけではないし、道が混んでいるわけでもないので視界が広い。
ゆっくり動くので視界が変化しないようでもあるが、微妙に移り変わっていくのが
実は見厭きない。フエ市街はフォン川の河口になるので、川幅はかなり広い。
100メートルは余裕で越えている。乗ったのは旧市街の一番東側、川下側だから、
新市街と旧市街を結ぶ3本の橋をつぎつぎに通って行く事になる。
水面はあくまでも穏やかで、時々、水上生活者の舟や観光船とすれ違うだけだ。
「近くばっかり見てると酔うてしまうわ」と思い、できるだけ遠くの景色を見ようと
する。運転して居るのはおっちゃんで、おばちゃんがモノを売りに近づいてきた。
「家族でこの舟を動かしてるんです」とガイドが説明する。
「生活しながら観光船をやってるんか?」、子供も後ろの方にいるようだ。
おばちゃんがしきりにモノを勧めてくる。殆どが画だ。
「いかにもベトナム」という感じをだそうとした画。アオザイ、すげ傘、芭蕉の木、
川に舟、お寺の塔、等々。
「こんなん俺が描いた方がましやん」と思いつつも、笑って手を横にふる。
これが駄目なら、こっちはどうだと次のをみせる。又、つぎのを出してくる。
「ちょっと待ってくれ。これやったら景色見られへん」とあわてて景色に目をやり
写真をとる。哀しそうな顔をしてるので、気の毒になって又見る。
又、首を横に振る。他のを持ってくる。その間に必死で景色を見る。
「クルーズでちょっともゆっくりできへん」
ああ、もう着いてしもた。

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2010年02月27日

ホーチミン、フエの旅ー27

舟に乗ろう
ビールも飲んだし、お腹も一杯になってすっかり良い気分だ。外にでると、今日は
日曜日のはずだが、あまり人が歩いていない。観光といっても閑散期なのだろう。
ガイドと二人で新市街のの中をゆっくり歩いていく。雨はもうやんでしまったが、
ホーチミンと違って少し肌寒いのがほろ酔いには心地いい位だ。しかし、昨日の
朝までTシャツと短パンだったのにえらい違いだ。
「これからどうするの?」と聞くと、刺繍工場を見学してから舟に乗ってフォン川
をクルーズすると言う。
5分も歩くと、もう刺繍工場についた。川べりにある立派な建物だ。
どう見ても工場というよりは、店だ。門を入ると綺麗な庭があり、池まで設えてある。
その池を廻って展示館があって、展示即売をしているのだ。
確かに、刺繍作業場の棟もあって、そこでは実際に作業をしている。
しかし?
「これって、普通の店が営業でやっていることやん」
確かに、横で何か説明してくれてるけど、この旅行社がこの店と特別何かの契約を
してるわけではなさそうだ。
「私を連れて立ち寄っただけ」だ。
「こういう観光コースの造り方もあるんやなあ」
「「刺繍店に買い物に連れて行く」って言やええのに」
刺繍の内容や値段を聞くと、店の人が英語で答えてくれる。ガイドは英語を話せない。
「あの人は何ですか?」と店の人が聞いてくる。
「変な観光案内やね!」
変な契約があって、うるさく買い物を勧められないので却ってよかったのは間違いない。
店をでるとすぐ川沿いに舟が一杯ならんでいる。どの舟からも声がかかる。
ある舟を選んで、「これに乗ろう」と言う。
前から契約してあったとは思えない。これもその場で選んだんやろうなあ。
面白い旅行社だ。

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2010年02月26日

ホーチミン、フエの旅ー26

昼飯はイタリアン・フエ料理
ドンバ市場をでると雨は又小降りになっていた。
車に乗ると、再び橋を渡って、新市街に向かう。
所謂ダウンタウンだ。ホテルやレストランが沢山あるところだ。
渡って直ぐに車をおりた。少し歩いたところにレストランがあるそうだ。
「どんなんかな?」
「イタリア料理だ」
「フエ料理食べたいな」
まあ、ツアーについてるやつやからしょうがない。
メニューが来た。「メニューが来るって、料理は決まってるんやろ」
「ビールは自腹というのはわかるけど」
ガイドに聞いてももひとつ要領を得ない。
「まあ、足らんかったら何か追加オーダーしたらええや」とビールだけ注文。
ホーチミンで覚えたFUDAビールだ。すっきりして癖がないから昼飲むのに良い。
ガイドさんに、「一緒に食べようよ、私がお金だすから」と言っても遠慮して
向こうで食べている。広いレストランに客は我々だけだ。
中々料理がこない。ビールが2本目になってしまった。
あわてる必要はない。列車の旅をかみしめながらゆっくりビールを飲んでいた。
やっと料理がきた。
スープに烏賊料理と魚料理だ。それにご飯がついている。
確かにイタリアン風だが、ベトナム料理でもある。
「これでいいじゃないか」
トマト風味のスープはイタリアふうだが、烏賊とレモングラスとトマトの炒め
ものなんかはどっちともいえない。魚の料理もどちらかといえばベトナム風だ
とにかく美味しい。
ツアーについているからと期待はしていなかったが、上出来だった。
ビールも沢山飲んだし、ご機嫌だ。

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2010年02月25日

ホーチミン、フエの旅ー25

ドンバ市場
腹が立ったら腹が減ってきたというわけではないが、フォーというのは、消化
がいいのだろう。朝食べると、昼には程良く腹が減ってくるのだ。
車は元来た道を戻って、更に先、新市街の方に向かって川沿いを下っている。
フォン川だ。広い川だ。フエの街は川の街としても有名だ。
川向こうには宮殿跡のある旧市街が広がっている。
東西に流れるフォン川には3本の橋がかかっている。3本目、一番東の橋を渡った。
だんだん雨が強くなってきた。
「次はどこに行くの?」仕方ないから傘を買うかと思って聞いた。
「ドンバ市場というところです」、「旧市街の中にある大きな市場です」
「それなら傘はいらんやろう」車から降りて入口まで小走りに歩く。
市場の前にも沢山の露店が店を開いている。小雨もなんのそのだ。
入り口付近の人だかりを遠巻きに覗いていたら、ガイドさんが、
「あれはしじみのフォーを売っているんです」と言った。
「シジミのフォーなんて珍しいね」というと、「フエでは人気ですよ」と言う。
「おいしそう」食べてみたいもんだ。
中はホーチミンのベンタン市場と殆ど変らない雰囲気だ。生野菜から精肉、乾物
お菓子、衣料品、ありとあらゆるものが隣合い、ひしめき合い、肩をくっつ合って
売られている。規模からすると、ベンタン市場より遥かに大きいかも知れない。
ベンタン市場のように日本語で声をかけてくることはないが、手を触れんばかり
の親しみをこめて、みな愛想よく、元気の声をかけてくる。
ガイドさんは何故か、ここでは好い顔だ。知り合いが多いみたい。
次々と親しそうに話をしている。それでも目当ての店があるみたいだ。
そこまで連れて行って、「この店は安いし、信用できる」という。
そうかも知れんけど、胡椒も岩塩もホーチミンで買ったあとだしなあ。
さすが、信仰の街だ。精進料理の専門店が沢山あった。
食べ物ばかり見ていたらよけい腹が減ったなあ。

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2010年02月24日

ホーチミン、フエの旅ー24

カイディン帝廟
沢山歩いたので疲れて来たというかかなり食傷してきた。
中国趣味ではあるが中国ではない。何か真似の匂いがあって本物ではないのだ。
自国の文化として消化してないのだ。
対聯や扁額も出典や押韻がちゃんとしてるのか心配だ。よけいなお世話やけど。
やっと終わって又車に乗る。
もう少し山が多くなってきた。更に緑が濃くなっている。
畑では牛が働いている。
道も大分狭くなってきたが観光用にきちんと舗装はされている。
ちょっと小雨がパラついてきた。この旅に傘はきちんと持ってきたが、
チェックインしてシャワーを浴びて、あわてて出て来たので、スーツケース
の中に忘れて来た。しかし、ヤッケをきているから少々の雨は大丈夫だろう。
カイディン帝廟についた。
正面に数十メートルはあろうか幅の広い多階段がある。その先もかなり
高い。階段の上には大きな門があって、ちょっとした撮影ポイントだ。
しかし、ベトナム人の役人らしい制服を着たおじさん二人がずっと
お喋りをしていて一番じゃまになるポイントをどこうとしない。
「なんぎやなあ」
まあ、撮影に執着してるわけやないからええけどね。
帝廟の構造は大まかにはきまりがあるようだ。
中央の建物の手前には兵士や文官の像があってあの世の王国をつくっている
のだろう。ずいぶん背が低かったんやなあ。
両側には塔があって廟を守っている。
そして必ず真ん中の通路を塞いで、衝立が設置されている。
帝が眠る廟内に悪霊が入るのを防ぐと説明しているが、実は、死んだ帝が
悪霊になって出て来るのを防いでいるのだろうと思う。
中に入って驚いた。実に豪華絢爛だ。フランス占領時代に建てられたというから、
フランスの後押しがあったのだろう。
建物の装飾から調度品まですべて外国からきた高価な工芸品だ。
自分の像もキンキンだ。
見ていて腹が立ってきた。外国の後ろ盾で人民を支配するだけで、何の文化も
育てていないじゃないか。外から持ってきたお宝で満足してるなんて、
最低の支配者だ。
「こういう皇帝を持ったんがベトナムの不幸やね」と後でベトナム人の友人に
言ったものだ。

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