2008年12月29日

鍋島焼きの花瓶

ここ近年の楽しみは、ゴールデンウィークの頃、九州有田を訪ねて、陶器市を見ることだ。
なにしろ街中が陶磁器を展示して、それを見る人、買う人達がひしめいて、それだけでも
心楽しくなる。しかし、お祭り気分の中でいろいろなものを見る楽しみもあるが、気に入った
ものがあれば、というよりは、「必ず何かを見つけて買って帰るぞ」という楽しみも
又、大きいのだ。
以前は、ヨーロッパの有名なマイセンとかヘレンドとかの磁器を見たり買ったりするのが
好きで、その地まで旅をしたことすらあるが、やっぱり原点は中国であり、日本なのだから
と中国の陶磁器や日本の陶磁器をみているうちに、気持ちがこちらに移ってしまった次第だ。
それで、一昨年、有田の陶器市に行った時、柴田岳山の鍋島焼き花瓶を買うことができた。
これがすごく気に入ってのだが、その時一緒に見ていた花瓶もずっと気になっていた。
それで、今年行った時、早速訪ねると、まだあると言う。
急いで買ってしまった。
その後、展覧会や陶磁器店でいろいろ見て愉しんでいたが、来年も有田の陶器市に行くのは
いいけれど、「あの岳山を買った店に聞いたらまだいいのがあるかも知れないね」という
事で家人がメールをだしてみると、「ちょうどいいのがある」と写真が送られてきた。
「うん、これもいい!」、色が綺麗だし、画も実にうまい。
形も実用的とはいえないが、なんとも艶かしい形をしていて鑑賞にはいいではないか。
それで早速買うことにした。
いろんなチャンスがあって、いいものが身の回りに集まるのは、福がある証拠かもしれない。
それなら、これからもこの福を大事にしよう。

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2008年12月22日

北京で買った、便利な茶海

中国茶を入れるのに、急須(紫沙壷)と茶海は欠かせない。
まあ、急須がなくてもコップにそのまま茶葉を入れて喫んでもいいと言えばいいのだが、
それでは余りにも味気ない。
やはりいちいち急須に入れて、十分蒸らし、味も香りもきちんと出たところで茶を愉しみたいものだ。
その時、急須に入れたままにすると、時間とともに茶の味が濃くなってしまうので、
一定の時間で茶が蒸れると茶海に移し変えるのだ。
今は、北京で買ったガラスの茶海を重宝して使っている。
これの便利なのは一つには、茶漉しがついていて、急須や他の入れ物で淹れた茶に茶葉が混じって
いても気にしなくてもいいという事だ。
又一つには、ガラスなので色の具合で茶がうまく入ったかどうか分かり易いし、夫々の色の
違いも楽しめるという事だ。
この茶海には、注ぎ口がついているが、面白い事に気がついた。
茶碗などにこの注ぎ口をぴったりつけて注ぐと、ぼたぼたの茶碗の外側に茶が洩れてしまうのだ。
それで、茶碗からある程度離して注ぐと、うまく注げるのだ。
工夫茶を見ていても、茶海から茶碗に注ぐのはぐっと離して高いところから注いでいるので、
茶海ってそういう風にできているんだと納得した次第だ。
ところでよくみたら日本語が書いてある。
日本製?そんな事はない。日本向け?かもしれない。
てづくり?どんな意味が?

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2008年12月15日

中国の携帯電話

中国の携帯電話といっても、電話が出来る、メールができるという意味では
日本の携帯電話と同じだ。しかし、テレビが見れるとかネットに繋いで
いろんな事ができるというところまでは行っていない。
但し、メールにしてもショートメールという事なので、Eメールとかネットに
繋いでの世界は、電話付PDAというのがあって、今のところそれは又別の世界だ。
携帯電話の値段も、日本では通話代に組み入れられているのか、よくわからない
世界で0円とかが普通だが、中国ではそんな事はなくて結構高い。
2万円くらいは常識で、3万、5万円もするのが人気だったりする。
食べ物や衣料品などの物価感覚に比べたら異常に高いのだが、どんな田舎にいっても
良い電話を持っている人が多い。特に若い女性に多くて、様々な無理をして買っている
のだろうと思う。
電話代は高いが、通話料は安いので一旦手にいれたらバンバン電話してメールしている。
特にプリペイドカードの方式が普及していて、手軽に充填しながら使えるから、外国人
でも安心だ。
中国の携帯電話で感心するのはメールの文章の入力メソッドだ。
日本語でも同じだがabcとかdefとか複数の英字が一つのキーに割り当てられている。
そして、入力の時は中国語のピンインを英字で、どんどん打っていく、
例えば、jiangだったら、5(jkl)、4(ghi)、2(abc)、6(mno)、4(ghi)だ。
その時、一々夫々数字の時に幾つか同じところを打ってシフトさせる必要は無くて、
打った文字の組合わせで候補がどんどん出てくるし、その組み合わせが可能な言葉は
限られているので、その中から選ぶのは簡単なのだ。
もちろんシフトして作っていってもいいが、その必要はない。
こういうのは、モノを考えて手を動かす行為と自然につながるので実にやりやすい。
それと手書き認識も発達している。
日本の携帯電話ももっと発想を変えてヒューマンインタフェースを発展させて欲しいものだ。

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2008年12月08日

景徳鎮、粉彩の花瓶

この店に来るのは前の週も含めると3度目だ。
毎回同じ花瓶を眺めている。それほど気に入ったわけだが、問題は
買うかどうかだ。値段の問題とどうやって持って帰るかという事だ。
今日は決断しよう。持って帰るのは何とかするとして、値段が、
1800元くらいになったら買おうかなと思い交渉を始めた。値札は
2800元だ。「安くしてよ」というと、電卓に2500元と入れて
見せる。手を振り首振りして、「1800元」と言う。2200元と
入れて来た。黙って首を振ると、しばらく相談して、「1800でいいよ」
という。「しまった」と思った。こんなに簡単に下がるのならもっと
安く言っておけばよかったのだ。一緒にいた中国人の友人が、耳元で
こっそり、「1500元までいくよ」とささやく。普通はこちらの言い値に
合わせてきたら、それで終わりなんだけど、言葉がわからなくて通じない
振りをして、ぐずぐずし、結局、「1500元」と言った。向こうは、
首をふりながら、その中国人に、「貴方、何言ったの」と言い。私に
1700元と入れて見せる。それで私は、手を振って、店を出て行きかけると
「1500元でいいよ」という事になった。
この磁器は、景徳鎮製でよくある明、清代の写し作品ではなくて、絵柄が
新作のものだ。新作ではあるが、絵は伝統的な山水画風でなかなか丁寧に
書き込んでいるし、画も上手なので気に入ってずっと見ていたのだ。
値段が思い通りになったので、箱に入れて貰い、結局、手で提げて帰る事にした。
荷物は重いが、気持ちは軽い。
いい旅行になったものだ。

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2008年12月01日

杭州西湖の刺繍

最近の旅はと言えば、上海への仕事の旅と、1週間おいて又、上海、杭州への
旅を続いてしたので、ここ暫くの記事はこの間の出来事などを綴る事になる。
それで、杭州へは、西湖の辺の杭州美術学院で現在、再度の勉強をしている
我らの画の老師を訪ねる旅であった。
宿題の画を日本から持参して見てもらった後、西湖の画どころを案内してもらった。
場所は、西湖の西側に一時は埋もれたい地帯を又掘り起こして、木や石だけを
使って復元した「茅家埠」という湖だ。そこの話は又別途することになるが
その中に「上香古道」という明代の家を復元した家並みがあって、そこが土産物屋
になっている。
街自体が風情があって、いいところだったが、その土産物屋にシルクの刺繍が
並んでいた。
良く見ると、よくあるようないかにも土産物といった花鳥風月風の絵柄ではなくて、
しっかりした水墨画風の絵柄であった。
いつもの水墨画の練習で出てくる画題風のパーツが沢山あしらわれている。
「これは面白い」と思い購入した。
「いくら?」、「120元」
「沢山買うのにまけてよ」、「だめっ」
大体、100cm*100cmくらいの大きさだ。
日本で買う感覚からすると安いからまあいいか。
アイロンして折り目を伸ばさないといけないな。

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2008年11月24日

景徳鎮の新作の皿

相変わらず陶磁器が好きだ。見るのも好きだし、買う事もある。
最近は、美術館や博物館に行ったり、骨董品屋さんに行ったりと古い良いものを
見る機会が多いが、骨董品を買い集める趣味にまでは至っていない。
先日、家の棚をさわっていたら、以前、北京で買った景徳鎮の皿が出てきた。
景徳鎮モノは、新作でも、伝統の絵柄を伝承するために骨董品そっくりの、どこかの
美術館に展示されているモノそのものそっくりなモノを作って売っている事も多く、
これが出回って、骨董品とだまされて買ってくる人も多いようだ。
こういうモノを割り切って買ってくるのも楽しいし、全くの新作絵付けを買ってみる
のも又楽しい。
新作と言っても、やはり中国の伝統的な花鳥画の手本集から題材をとったものが多く、
この皿も、その類だ。
しかし、この鳥、どこなくユーモラスだ。
水墨画風にさっと描いたタッチは、画を見ているようで気持ちが好い。
豊かな気分になれる作品だと思う。

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こういうモノを日本で陶磁器を買う時とは違って、かなり安価に買えるというのも
嬉しい事だ。
景徳鎮に初めて行ってから随分月日が経ってしまった。
又、是非行って見たいところだ。

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2008年11月17日

中国の墨、日本の墨

恥ずかしながら墨の事がほんの少しだけ分かってきた。
といっても画を描く場合の話だけど。
墨には基本的には松煙墨と油煙墨の2種類があって、松煙墨は青色系で
油煙墨は茶色系だ。
水墨画では茶系を使う事が多いので最近は茶色の出方に関心がある。
しかし、以前から中国に行った時、わけも分からず、値段だけで、勝手に
「いいものだろう」と決めて買って帰っていたが、結果的に好いものに
あたらなかった。
それで、日本で文房四宝の老舗に行って相談してみた。
すると、最近は筆と墨は日本の方が良い墨を作っているという事だ。
「むしろ中国人がやってきて、筆と墨を買って帰るよ」と聞いた。
やはり、文革時代に職人が生活できなくなって、いなくなったようだ。
それで、日本の墨を買ってみたが、やはり好い!好い色が出ている。
茶色もいいし、青色も又好い。
聞いてみると作ってから40年以上はたっているようだ。
しかし、その老舗の主人によると、繊細なものを描く用途には日本の墨が良いが、
大きなもので存在感を出すにはやはり中国の墨が良いという。
その違いはまだ分からない。
それで、中国の墨もそんな目で見直して、又、買ってみようと思っている。
しかし、墨は買って使ってみないと分からないので、当たり外れも多くなる。
これは、今、使っている、墨だ。
左上が中国の古い(という)墨で松煙墨。
左下が日本の松煙墨。
右上が中国の油煙墨。
右下が日本の油煙墨。

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いろいろと奥が深いなあ。

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2008年11月10日

李朝時代の眼鏡とケース

先日、「老松町骨董祭」というのに行った。
大阪の中の島、東洋陶磁美術館の近くの老松町というところに、いつのまにか
骨董屋さんが集まっていて、時々、骨董祭りをやっているそうなのだ。
たまたま、いつもの通勤の地下鉄の駅で看板を見て知った次第だ。
それで、その界隈をぶらぶらした訳だけど、こういうイベントになっていて
いいのは、普通は骨董屋さんて中々入りにくいものだけど、どの店も
オープンに開け放っていて、沢山の人が出入りしているので入り易いのだ。
だから買うとか買わないとか気にしないで、展覧会気分で見ることができる。
日本のモノもあるし、中国のモノ、朝鮮のモノ、西洋アンティークと
何でもある。殆どが陶磁器だけど、たまには面白いものもある。

そうして、ある李朝の陶磁器を売っている店でなんとなく眺めていたら、
眼鏡が置いてあった。
まず、ケースが目に付いた。紙縒りでケースを編んで、漆を塗ったものだという。
中に小さな眼鏡が入っている。これが、面白い形だ。
李朝のものだというが本当かどうかは分からない。
まあ、どちらでもいいけどこういうのが欲しかったので、つい買ってしまった。
老眼鏡に使うのだ。

家に帰って、眼鏡屋に行き。これのレンズを作り変えたいと頼んだ。
ぎりぎりの小ささだと言いながら、私の目に合わせて作ってくれることになった。
つるのネジも壊れているので、既製のネジを探してくれた。

1週間後に貰いに行くと、眼鏡屋さんも、「おしゃれな眼鏡ですね」
「どこで見つけたんですか?」とほめてくれた。
今はちょっと自慢のモノである。

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旅をしているときや、近場でもぶらぶらしている時に、いろいろ骨董品を見てまわるのは
大きな楽しみの一つだけど、本物の骨董品はなかなか買えない。
お金もないし、目利きにも自信がないからだ。
でも、時にはこういう小物で遊んでみるのはいいのかもしれない。

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2008年10月13日

画を描く筆の話

「弘法筆を選ばず」という言葉があるが、画の老師は将にその通りだ。
さして高級とは思えない筆を手に持って、太い線でも細い線でも、松の葉でも、滝の糸でも
大木の幹でも笹の枝でも、豪快な岩山でも、繊細な遠山のシルエットでもなんでも
かんでも一本の筆で描いてしまう。それもごく自然に描き分けている。
実に凄い。
私はこんな真似はできないから、筆を選ぶことになるが、こんな風に多用途に使い分けられて、
使い心地の好い筆なんて存在しないように思える。

それで今のところ十分納得できてないながらもこの3種をいろいろ試しているところだ。

これは、黄山に行った時に麓の文房四宝の店で買ったものだ。安徽省は文房四宝で
有名なところだから期待していた。それで、その店のお勧めをだしてもらい
「水墨画を習っているから」と色々実際に試させてもらいながら筆選びをした。
「日本から来た有名な画の先生だ」とか歯の浮くようなお世辞にも負けないで、
200元を100元ほどに値切って買ったものだが、結構多用途に使えて使い心地が好い。
しかし、大分ちびてきた。

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これは日本で買った、馬と羊の毛を混ぜたもの。
「やっぱり筆も今は日本の方が技術が上なんかなあ」とも思い、買ってみたものだ。
たしかに硬さもあるし、しなりも滑らかさもあって感じは悪くはないが、ちょっと
柔らかすぎる。堅い線が引けない感じだ。造りはいいけど残念だ。

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これも日本で買ったもの。「山馬の毛」ということだ。
「硬い、細い線を描きたい」といったら出してくれたもので、「山馬」というのは
山にいる野生馬みたいなものなんだろうか、「もう手に入らないよ」、「貴重な筆だ」
という話だったし、「滝の糸や柳の枝を書くのにはこれを使ったら好い」という話
だったので買い求めたものだ。
たしかに手ごたえは好い、硬い鋭い線が描ける。気持ちは好いが、これで全部描くという
わけには行かないのが残念だ。

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次に北京に行った時に、筆の老舗を尋ねて、もう一度中国筆を試してみたいと思っている。

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2008年10月06日

携帯電話を腰につけたら肩こりが減った

前にこのブログで上海で買った中国藍印花布の話をしたが、今回の上海、鎮江、楊州
の旅の最後に再びこの店を訪れた。
前に行った時にこの店の老板がとても感じが好かったからだ。上海人には、
「そんなの今時の中国人で好きな人はいないよ」、「そんなのを好きなのは日本人と
欧米人だけだ」とか言われながらも、「ほっといてくれ!私は好きなんだ!」という
事で新しいブツを物色に行った。
しかし、今回はえらく無愛想な人が居た。こんな急に老板が変わるはずはないので、
前の人も多分雇い人だったのだろう。交代で店番をやっているのに違いない。
前の人だと、いろいろ雑談しながら買うのは楽しかったが、今回は一気に買う気が失せた。
それでも、シルクの藍染があったので、「マイ箸」を包む布にしてみようかと買ってみた。
手触りが柔らかくて感じが好い。

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それで、これは前回、買った携帯電話用のポーチだ。
これを腰につけるようにして、今まで首から下げていた携帯電話を腰につけることにしたのだ。
すると、こうして何日か経ったら、肩こりが段々少なくなってきたのだ。
携帯電話のような小さくて軽いものでも、ずーと首から下げていると肩こりの原因に
なるんだなと改めて思った。
これ以来、ちょっと肩が軽くなって、気分が良好だ。

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2008年09月29日

蝦蟇の蚊取り線香焚き

上海に来て、老上海の香りが残る瑞金二路のあたりをさまよっていた。
ちょっと買い物に出たついでに時間があまったので、瑞金二路まで出て、前から
気になっていた藍印花布の店を探そうと思ったのだ。
いろいろ迷って、目印の中山記念館を見つけてからやっと、その店がなくなっている
という事がわかったのだが、その間に面白いところを見つけた。
「田子坊」というところだ。最近できた街角かも知れない。
老上海の裏通りを改装して、バーやレストラン、小物屋とかができているのだ。
それ自体はよくある話だが、普通の暮らしの中に混在しているところが面白い。
洗濯物を乾した2階の下におしゃれな店があったりする。
しかし、観光客が沢山きて成功してるのかもしれないが、いかにもという雰囲気作りは
ちょっと鼻につくところがある。
そのあたりをそれとなく回っていて、陶磁器屋さんを見つけた。
ちょっと面白げな青磁とかがあったのだが、「高いな」と思って買わずに見ていた。
帰ろうと玄関先を見ていると、香炉みたいなのが並んだところに蝦蟇がいた。
銭を銜えて面白い形だ。
「これはお金が入ってくるというゲンのいいデザインなんです」という話。
まあ、それはないよりあるほうがいいけどあまり関係ないとして、
「蚊取り線香焚きに面白いかな」と思い、買うことにした。ちょっと小さいけど
工夫したら使えるだろう。
「これいくら?」、「40元」です。
「ちょっとまけてよ、お願いだから」、「しょうがないですね、35元では?」
「日本から来たのにもっとまからんの?、30元にしてよ」、
「いや、これ以上は無理ですよ」、「じゃあそれでいいよ」
と値段交渉も愉しんで手に入れたもの。

ちょっと怪しげな顔がおもしろいでしょう。

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田子坊ってこんなとこです。

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2008年09月22日

唐津焼のお茶碗

2個目の唐津焼だ。去年有田の陶器市でたまたま買った唐津の茶碗が
毎日使っているうちに、だんだんと味がでてきて良い感じになってきたので
「私も欲しい」ということで、今年も有田の陶器市に行った時に、今度は
家人の分を買ったのだ。
紫砂壷の茶器は中国茶で使い込んで、味わいを出すべく仕込み中だが、抹茶
茶碗も使えば使うほど味がでるので楽しみだ。
この茶碗は、見た目も抹茶の緑が映える色合いだし、
持った具合が丁度良い。大きすぎない、小さすぎない、重さも丁度良い。
飲むときも陶器の優しい口当たりが段々良くなっていく。
こういう感じが使い込む気持ちにさせるのだ。
食事の時や合間合間に普通にお茶は飲むけれど、一日一回くらい、特別な気分で
抹茶を飲むと何故か気持ちが充実して、一日の元気が充電できるような気がする。

日日の生活の中で、使って、使い込んで味わいを出していくようなモノを
これからも手に入れて大事に育てたいものだと思っている。

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これは、前のモノ。

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2008年09月15日

北京の古墨と接着剤

手元に北京で買った古墨がある。墨は古いほど好いというのを聞いて買ったものだ。
でも、本物か、古く見せて作っただけの贋物かは定かではない。
しかし、買って帰ったら割れていた。一緒に買った友人のはバラバラに割れていたそうだ。
古いほどつなぎの膠が無くなっていくので割れ易くなるのは確かだが、それが本物の
証拠かどうかは分からない。
しかし、使うと割れそうなので、そのまま置いていた。
ある時、大阪心斎橋の文房四宝の老舗で話をしていたら、ご主人から、「墨が割れたら
接着剤があるよ」と教えて頂いた。これを使うと、「大事な墨も磨り減って持てなくなったら
別の墨に繋いで使えばいいんだ」という事だ。
「これはいい」と思い、早速買って帰って、この古墨を繋いでみた。
なるほどぴったりだ。
それで、すって使っている。普通の墨とは確かに違う。
画を描いても、字を書いてもたいした腕前ではないので、古墨の深い味わいが出ている
かどうかは分からない。
これから、いろいろ使っているうちに味がでればよしとしよう。

それにしても、「割れたら接着剤で繋げば良い」とは簡単明瞭。
そのとおりです。

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2008年09月08日

藍染めの風呂敷

昨日のブログの「中国藍印花布館」では、藍染めの布製品も売っていた。
ご主人に「あなたの着ている藍染めの服、好いですね。いい味が出ている」
と言うと、「これは、7年も着ているんですよ。型が崩れてないし、いい味に
なっているでしょう。着てると気持ちいいんですよ」と言う。
暑いので、ちょっと汗ばんではいたが気持ちよさそうだ。
それで購入。
前から、風呂敷に使える藍染めの布を探していたので、大きさを確かめると
日本の普通良く使う大きさよりは、小さいのかかなり大きいのしかない。
用途が違うのだから、仕方がないので、両方買ってしまった。
他にも見ているといろいろ沢山あって、欲しくなる。
手提げ袋を見てみた。
もうちょっと底が浅いほうがいいけどね。
紐も長すぎる。
と思ったが、これも想定している用途が違いそうなのでしかたない。
でも、やっぱり欲しくなって、買ってしまった。

多分、使い込むともっと味がでてくるはずなので、使って、洗って味を出していく
事にしよう。

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2008年09月01日

便利な皮むき器

「桃剥こうか?」、「うん、いいね」
「マンゴー、剥こうか?」、「えーっ、そんなんできんの?」
家人がヨーロッパ旅行で買ってきたものだ。
元々はトマト剥き器。
つまり、薄い皮の野菜や果物の皮を剥く道具だ。
誰が考えたのか知らないが、実にうまくできている。
こういう、ちょっとした智恵を使った生活用具って気持ちがいい。
「これはいけるか?」、「こっちはどうだ?」とわざわざ探してまで
使いたくなる。
下のは、グレープフルーツナイフ。
味は良いし、ジュースたっぷりのグレープフルーツだが、食べにくいのが
欠点だ。
それで、こういう専用ナイフが売っているらしい。
本で読んだのは、2枚刃になっていて、それで、グレープフルーツの実の
袋の部分を挟んで切ってしまうみたいで、「面白い」と思って通販で
注文したら、一枚刃のものだった。
細身の曲がった刃で、その曲がりとしなりで、皮の内側部分を切り出して
中身を取り出すようになっている。これはこれで使える。

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こういう道具を見つけて買って帰るのも、旅の楽しみの一つだ。
好い道具、面白い道具があると、食べるのも楽しいものだ。

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2008年08月25日

錫の片口

酒を飲むのに、ウイスキーやブランデー、ワインなどではデキャンタ
というのを使うが、日本酒などでは昔から片口というのが使われている。
考え方はデキャンタと同じで、一々瓶からグラスに注ぐのは面倒だし、
無粋でもあるので、その時に飲む分量を碗状の容器に取り分けておくのだ。
そして、そこから盃に注ぐので、大きさや、扱い易さ、水切れの良さなどが
問題になる。
最近、こういう片口が気になって、いいのがあったら手に入れようと思っていた。
それで、先日、買い物をしていたら、錫の片口が目に付いた。
面白そうなので買って使い始めたら、これがなかなか好い。
まず、冷蔵庫で冷やしておく。熱伝導が良いせいか良く冷える。
酒を飲む時にギンギンに冷えたのを取り出して酒を注ぐ。
やはり日本酒になってしまう。
暫くして酒と片口が馴染んだ頃、おもむろに盃に注ぐ。
何故か分からないが味が好い。
雑味がなくなって味が好く感じると言われているが本当だ。
えぐみが少なくなって、味が深くなったように感じてしまう。
実に不思議だ。焼酎など蒸留酒を入れても効果は同じだ。
この場合、酒に氷をいれたり、水で割ったりしてはいけない。
折角このままで美味しいのにもったいないのだ。
この片口に酒を入れたまま冷やすと好いと書いたものもあるが、私は片口
だけを冷やして、それに常温の酒を注いで、馴染んだ温度が丁度好いのでは
ないかと考える。
問題はある。つい飲みすぎる事だ。

アジアを旅した後は、家でくつろいで片口で酒を飲むというのが至高の
時間かもしれない。
飲みすぎないよう注意しよう。

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2008年08月18日

新しい筆置き台

旅行に行ったり、外に出かけたりした時に何か面白いものがあれば
買っておこうという目で物を見ることが多くなった。
それで、先日、長沙に行った時に古玩街に行ったが、古玩としては
面白いもがなかった。時間をかければあったのかもしれないけど、
モノを置いている目線が画一的すぎて面白くなかったのだ。
ちょうどその横手に文房四宝の店があって、こちらの店の方が面白かった。
というものの特に買いたいというほどのものは無くて、出ようと
思ったら、筆置き台がころがっているのが目についた。
形が可愛い。色が可愛い。
それで、買うことにした。
因みにここも国営なのか値段はまけない。まあ、まけさせるほどの値段
ではないのだが、中国では癖になってしまっている。
特に筆置き台にこっているわけではないが、最近、もう一つ手に入れた。
この白いやつだ。
家人が沖縄の島に旅行したときに持って帰ったものだ。
これも、形や色が面白いので、貰って、筆置き台にすることにした。
この白さ、何かの骨が長い間に海の水にさらされて味がついたのだろう。
早速、墨で汚してしまったが、こういうのもいいものだ。

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これからも、出来るだけ面白いものを見つけて、手に入れたいと思っている。
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2008年07月21日

景徳鎮の皿

今年の有田の陶器市で「鍋島」の花瓶と皿を買った話をしたが、
その時に気になる皿があった。
景徳鎮の皿だ。勿論、本物のお宝、骨董品ではなくて、現代に
昔の技術を真似るためにつくったものだと思われるものだ。
しかし、この絵柄がとても気に入ったし、この程度のものを
金でついでいるのも気になった。持ってた人も、お宝というほど
ではないが、割れても気に入っているので、わざわざお金をだして
金でつないだんだろう。そういう感じが面白くて欲しくなったのだ。
鍋島の花瓶、皿と込み込みだったので格安で譲ってもらうことになったが
別送で送ってもらう話をしたり、更に値下げをお願いしたりしている
うちにすっかり忘れてしまっていて、伝票にも載っていなかった。
それであわてて電話をしたら、「気に入ってられたみたいなので
一緒に入れておきました」との返事だった。
ありがたい。
こういう関係ができるといいものだ。これからも大事にしていきたいと
思っている。

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2008年07月14日

風呂敷を持って歩こう

「風呂敷ありますか?」、
「はいございます」、「ご贈答ですか」
「いえ、自分で使うんです」
「そうですか」、「最近そういう男性の方が多いんですよ」
「買われてすぐその場で書類をつつんで持って行かれる方もいましたよ」
「ほう、そういう時代なんだ」
殆どの場合、本を買うときは包装なしで、そのまま鞄に入れている。
鞄の中には紙袋も入れてあって、本以外の買い物で鞄に入らない時は
できるだけ紙袋に入れるようにしているが、なかなか難しい場合も多い。
それで思い立って、風呂敷を持っておくことにした。
それで家の中を探したが、今時風呂敷なんか使わないから無いのだ。
それで、買いにいったという話。
ついでに風呂敷の包み方の本もAmazonで購入した。
考えてみたら普通の包み方しかしらない。いろんな形のものを包むのに
どうするか、レジ袋の代わりになるのか不安だ。
本をみていると、何にでも使えそうだ。なかなかおしゃれなものになる。
ちょっとはずかしいけど、使っていこう。

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2008年07月07日

拡大鏡

最近は物忘れがどんどん酷くなってきている。
毎日、外にでると必ず何かを忘れたことに気がつく。
今のところたいしたものではないがそのうち取り返しのつかない忘れ物をするかもしれない。
何かしようと立ち上がって、その瞬間に何をしようか忘れたということもよくある。
典型的なボケ症状なんだろう。
だから、いろんな事を日々の習慣にしょうと努力している。
習慣にすると体が勝手に覚えていて、その通り動くのでまだましなのだ。
いつも同じものは同じ場所におく、大事なものほどそうだ。
やる順番もできるだけ変えない。
違う事をしたときほど何か忘れて、何か抜けている。
しかし、歳のせいで、いちばんこたえるのは目だ。
老眼鏡を離せない。眼鏡がないと本も新聞も読めない。
実に不便だ。
画とか篆刻を習っているが、特に篆刻ではその影響が大きい。
手元がよく見えないのだ。
うまくならないのを目のせいにしてもしょうがないが、ちょっと手元が
狂って刃がすべってしまうと、すべてがだいなしになる世界なので
よく見えないのはつらい。
それでとうとう拡大鏡を買った。
据え付け型と頭につけるのと2種類あったが、頭につける法が使いやすそうなのでそれにした。
なかなか具合がいい。よく見える。
しかし、実は手の動きも拡大されているのだ。
ちょっと触ったつもりが大きく動いている。
このバランスを見につけるのも大変そうだ。
しかし、見えないとどうしようもないので、これでがんばってみようと思う。
結構疲れるけど。

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